【名前】 |
ブレッツ・アレニシカ |
【読み方】 |
ぶれっつ・あれにしか |
【声/俳優】 |
重松隆志 |
【登場作品】 |
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー |
【登場話】 |
#9「もう一度会うために」 #10「まだ終わってない」 |
【所属】 |
異世界犯罪者集団ギャングラー |
【分類】 |
ギャングラー怪人 |
【武装】 |
シッカリバー |
【犯罪歴】 |
宝石強盗 |
【犯罪技】 |
マトリョーシカ脱皮 |
【ルパンコレクション】 |
「電撃の嵐~L’Orage electrique~」 |
【金庫/識別番号】 |
胸部/「388」 |
【化けの皮】 |
清掃業者 |
【人間界での犯罪内容】 |
来日したエマが所有するペンダント(ルパンコレクション)を強奪する |
【生物モチーフ】 |
シカ |
【名(名前)の由来】 |
電撃、落雷(独:blitz) |
【姓(名字)の由来】 |
アンティラ(英:antler)+鹿 |
【暗証番号の由来】 |
不明 |
【詳細】
シカのような姿のギャングラー怪人。
電池型のルパンコレクション「電撃の嵐~L’Orage electrique~」を所持し、それを胸部の金庫に格納して、強力な電撃を繰り出す能力を得た。
コレクションの能力で相手を寄せ付けず、シカの角を模した二刀角剣「シッカリバー」で武装している。
コレクションのことをとても気に入っているようで、「こんな便利な物、渡すわけないだろ」と口にしている。
ブンドルト・ペギーと同じくデストラの配下にいるギャングラーであり、彼の命令でフランスから来日した宝石デザイナーのエマ・ゴルディーニに接近。
ルパンコレクションであると睨んだ彼女が身に着けている戦闘機型のペンダントを強奪しようと目論む(ちなみに犯罪歴だけ見れば、序盤に登場したギャングラー怪人のものと被っているが、あちらは無差別に店舗を襲撃していたのに対し、こちらは宝石と称されるキーアイテム一点を狙う刺客であり、厳密には犯罪内容が異なる)。
エマに接近すると化けの皮を剥いで本性を表し襲いかかるが、彼と同様にエマのペンダントをルパンコレクションと睨んでマークしていたルパンレンジャーが居合わせていたことで交戦。
レッドに連れ出されるエマを執拗に追跡するもレッドに阻まれ、さらに通報を受けたパトレンジャーも登場したことで目的の遂行が困難と判断したのか電撃を放って逃走する。
その後、パトレンジャー側もギャングラーの狙いがエマのペンダントだと理解し、ペンダントの模造品を展示する偽の宝石展を開催。
まんまと騙されて来客し、ショーケースの前で怪人態に変化すると、潜伏していたパトレンジャー3人、そしてルパンのブルーとイエローが変身し、三つ巴の戦闘に突入する。
激闘の中、ルパンレンジャーはブレッツのコレクションを奪おうと奮闘していたが、1号が放った「バイカー撃退砲」を防げず、コレクションともども粉砕されてしまい、彼らに大きな絶望を与えることになった。
しかし、翌話で「大切な人を取り戻す願い」を諦めきれなった初美花が、透真を連れてブレッツが爆死した現場を必死に捜索。
「毎回、ゴーシュが現れてギャングラーを復活させてるんだから、壊れたコレクションを復元させる手段もきっとある筈」を手掛かりを探していたが、そんな彼女の台詞に透真も「そういえば、なんで今回に限ってあの幹部が出てこなかったんだ」という疑問とある可能性を感じ取る。
初美花の依頼(おねだり)を受けた咲也も警察内部でそのことを進言したことで、街中の監視カメラのデータを総動員してブレッツ(の化けの皮)の生存を確認。
が本人はそのことを知らず、知人のザミーゴと待ち合わせをしていた工場に出没するが、パトレンジャーたちに発見されて交戦。
再度、ブルーとイエローも駆けつけ、前回と同様の三つ巴に突入する。
接近したルパンレンジャーに金庫を開けられそうになると咄嗟に脱皮で回避した。
彼には自分の身体からもう1つの肉体を脱皮分離させる能力があり、瞬時に脱皮して作り出した自分のダミーで相手を騙す「マトリョーシカ脱皮」という犯罪技を得意としていた。
昨日倒したのはその犯罪技で作り出した偽物だった事が判明し、生き延びていたカラクリを見破られてしまい、ブルーが放つワイヤーで巻き付かれた事で犯罪技を封じられ、パトレンジャーのダメ絶対斬りを受け倒される(その直前にイエローにコレクションを回収された)。
その直後、
ゴーシュ・ル・メドゥの
コレクションの力で巨大金庫を施され、再生巨大化する。
遅れて参上したレッドとグッディも合流したルパンカイザーと交戦し、能力を応用して一度に100体に分裂して圧倒しようとするが、ルパンカイザーはシザーとブレードを武装したルパンカイザーナイトに変化。
華麗な殺陣で立ち回るカイザーに前線の数体が次々と斬り伏せられると、残りの分身たちが怖気づいて分離元の本体に殺到、本体に穴をこじ開けて無理矢理戻ろうとするが詰まり、身動きができないグロテスクな肉塊に変貌してしまう。
最期は、「グッドストライカーぶった斬っちまえスラッシュ」で繰り出された縦一閃に斬られ、全ての分身を含めて爆散した。
【余談】
犯罪技の「マトリョーシカ脱皮」はその名の通り、ロシアの民芸品「マトリョーシカ人形」のように入れ子式に(ただし、体積が縮小しない点は実際のマトリョーシカと異なる)であり、抜け殻を身代わりにした逃走術に長ける。
一方で、この脱皮能力を短時間で連続することで事実上の増殖が可能だが、その場合は上記と違って抜け殻にも意志があり、むしろ脱皮した分身たちは最初の外皮を「本体」と認識している(脱皮した際のどちら側に主導権があるのか選択できることを含めて、彼の犯罪技なのだろうか?)。
因みに『VSアルティメットコレクション』によれば、劇中にある通り「大量に増殖してルパンカイザーと立ち回る」というオーダーから構想した怪人で、当初は自然に大量発生しやすい「蟹」や「鰯」とモチーフ候補に入れていたがしっくり来ず、スタッフの「マトリョーシカ」というアドバイスで語呂合わせで鹿が採用された(よく見ると、頭部と胴体だけでマトリョーシカの輪郭をしている)。
また花札に肖り、紅葉の意匠を入れているとのこと。
最終更新:2020年07月07日 02:42