【詳細】
クールな性格のタイムジャッカーの紅一点。
オーマジオウを「ジジイ」呼ばわりするなど、口が悪く気が強い性格。
常に不機嫌そうにしている。
EP07では
ウールが生み出した
アナザーウィザードに積極的に干渉していた。
変身者である早瀬という男性の過去を知っているような素振りを示し、彼が憎しみの力でウィザードの能力を使うように示唆している。
何故そこまで入れ込んだのかは不明だが、アナザーライダーとしての力を狭い範囲でしか使ってこなかった早瀬を唆して大規模に力を使わせようと目論んだのかもしれない。
またウォズが連れてきた仮面ライダーディケイドこと門矢士の面倒も見ており、彼の気まぐれにも見える行動に辟易しつつも気に入ったらしく、
士が魔王になるつもりがあるのならサポートするとまで告げていた。
アナザークイズには今までにないレベルで力を入れていたが結局は撃破されてしまい、
アナザーキカイの力を掌握することを目論見、
ウールを傀儡にするという非道な行いにも躊躇いなく手を染めている。
ある意味最もオーマジオウに代わる「新たな王」擁立に力を入れている、タイムジャッカーとしての原則に一番忠実な存在であると言えるが、
スウォルツの数々の行動、様々な要素が入り乱れた結果未来が予測不可能になりつつある現状に疑問を持つウールとは対象的に、彼女は描写自体あまり多くないこともありそういったことにはあまり疑問を持っていない(=深入りしないスタンス?)様子。
EP35では受刑者である女性を
アナザーキバにするも、彼女はオーラに従うつもりなど無くマンホールを投げつけられ頬に傷をつけられてしまった。
その一件がよほど彼女のプライドを傷つけたらしく、ウォズギンガファイナリーの必殺技で撃破された彼女を殺害している。
EP41では時間改変能力を持つ
アナザージオウⅡを他の二人と共に補佐していたが、
スウォルツから時間操作能力を与えられた海東大樹を見てショックを受ける。
彼女の中では「時間操作能力=タイムジャッカーの証」という認識であるらしく、アギト編にてツクヨミがその力を発動させた際にも気にしている描写がされていた。
そしてスウォルツが本当は自分自身が王として君臨するのが目的であると知り、ウールと共に彼の元から逃走。
そして海東から盗み出していたグランドジオウウォッチを渡されると共に周囲を警戒していた
アナザーファイズ、
アナザーWに居場所を知らされたため隠れていた地点から逃走したもののすぐに追いつかれてしまう。
かつて自分が作り出したアナザーファイズに捕まりかかるも駆けつけたジオウとゲイツが撃破したため難を逃れ、持っていたグランドジオウウォッチをソウゴへと返却した。
EP44ではウールと共に逃亡生活を送ることになるが、ウールが一人でいるときに
アナザードライブが出現。
そして同話終盤にてアナザードライブが撃破され、巻き起こる爆炎の中から姿を表したのはオーラだった。
だがそれは
パラドックスロイミュードが擬態したニセオーラ。
スウォルツが自分達を始末するために放ったであろうアナザードライブを前に、痛めつけられ息も絶え絶えになっていたウールに近づいたオーラは光剣を発生させ彼を殺害するというとんでもない行動を取る。
そしてウールを看取ることもなくその場を立ち去ったオーラは、「ウールを始末した」功績からスウォルツから時間干渉能力を戻してもらい、再びタイムジャッカーの元へと戻った…かに思われた。
しかし本心ではやはり自分を謀っていたスウォルツを憎んでおり、不意を打って時間を止め動けない彼を殺そうと試みる。
それもスウォルツには読まれており、自力で時間停止を解除した彼はアナザーディケイドに変身し、動きを封じたオーラの顔面を蹴り飛ばし、「ウールと仲良く暮らすと良い」という言葉を贈り殺害した。
ジオウの最終回、
オーマジオウへと至り
アナザーディケイドを一蹴したソウゴは新たに世界を作り直すことを決意。
時間が巻き戻り、
ウールと共に光ヶ森高校の生徒として、ソウゴ達の後輩の女子高生として人生を送っていた。
どうやらどこかのお嬢様になったようで、ゲイツにラブコールを送るなどごく普通の人間としての人生を全うしている模様。
同じく新たな人生を歩む
ウールとは比較的仲良くやっているようだが、相変わらず「王様になる」と公言しているソウゴへの視線はウールと違って冷ややか。
【余談】
名前の由来はスペイン語で「時間」を意味する「オラ」からと思われる。
なおウールの名前もまたフランス語で「時間」を意味する言葉からと考えられ、スウォルツが唯一スイスの時計メーカーの名前が由来するらしいことを考えると、彼らの名前からもその関係性が見て取れる。
ウールを手に掛けたオーラだが、スウォルツ自身はそれを見越した上で彼女らを泳がせていた可能性が高い。
彼は力を分け与えたものの動向がわかるのか、オーラがウールを殺害した際にはさも「計画通り」と言わんばかりの邪悪な笑みを浮かべていた。
自分のもとに戻ってきたのも復習するのが目的だと見抜いており、オーラ自身は不意をうったつもりになっていたのかもしれないが結局はスウォルツという男の手のひらで泳がされていたに過ぎなかったのである。
最終更新:2020年04月19日 01:13