アナザーオーズ

【名前】 アナザーオーズ
【読み方】 あなざーおーず
【声/俳優】 岩永徹也
【登場作品】 仮面ライダージオウ
【登場話】 EP09「ゲンムマスター2016」
EP10「タカとトラとバッタ2010」
EP25「アナザージオウ2019」
EP28「オレたちのゴール2019」
EP41 「2019:セカイ、リセット」
EP43「2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル」
【分類】 アナザーライダー
【特色/力】 3種類の動物の力を操る。人間を素体に屑ヤミーの生成
【モチーフ】 仮面ライダーオーズ タトバコンボ、グリード(アンク、カザリ、ウヴァ)

【詳細】

ウールに「アナザーオーズウォッチ」を埋め込まれた檀黎斗が変身した「仮面ライダーオーズ」の力を持つアナザーライダー

S.I.Cアレンジが施されたタトバコンボに似た姿となり、タカ、トラ、バッタの生物的な要素を強めた姿をしている。
タトバコンボのような大きな緑色の複眼の奥には通常サイズの瞳が存在する他、クラッシャーがあり、
オーズの象徴とも言える胸部のオーラングサークルは棘付きのベルトで固定したものとなっており、オーズドライバーを模したパーツが腰にあるが、
メダルの装填された箇所は半球状に盛り上がった赤、黄、緑となっている。

完全にグリードになってしまったオーズ、グリードと呼ばれる者達は3種類の生物をかけ合わせたキメラ的外見をしていたことから、タカ、トラ、バッタの要素を持ち合わせた新たなるグリードに落ちたオーズを思わせる。

オーズでは展開式だったトラクローは収納できず両手に装着されたままであり、ヤミーは欲望を掴み取る手をイメージしたパーツが組み込まれた個体も登場しており、それを踏まえるとアナザーオーズの手では掴み取るどころかその欲望を抱いた対象すら手に入らず壊してしまうだけだろう(後述する檀黎斗王の末路を考えると…)

なお、オーラングサークルに似た部位にはタカ、トラ、バッタが描かれているが、中央を横断するように「OOO」の文字があり、背中には「2010」の年代が記されたプレートがある。
プレートがひび割れ、書かれた2010の文字にまでヒビが侵食しているため、「2016」にも見ることが出来るようになっており、ゲイツとツクヨミも初見では2016年だと見間違えていた。

変身者は仮面ライダーエグゼイドの主要キャラとして登場し、仮面ライダーゲンムに変身していた檀黎斗。
既にEP03、04で仮面ライダーエグゼイドの力がジオウに渡り物語が無かったことになっているためガシャットの作成に熱意を傾けてはいない(ただEP08ラストでは起動しないデンジャラスゾンビガシャットのスイッチを何度も押す檀黎斗が登場している)。
だが2016年に父親を殺し、檀ファウンデーションの社長の座に座ると短期間で会社を急成長させ、2018年では日本からの独立を宣言。
気に食わない社員や、記者をセルメダルを挿入することで屑ヤミーに変え支配下とし、「神を越えた王である」として檀黎斗王を自称するようになる。

ジオウ世界の檀黎斗は、幻夢コーポレーションではない、「檀ファウンデーション」という会社のトップ。
前身となる会社は「檀コーポレーション」であったようで、エグゼイド本編のように父親がゲーム制作に命をかけていたというわけではない模様。
ただ自身の才能を父親に認めさせることが出来ず、相当に追い詰められていた様子が見られる。

背中の年号からこのアナザーライダーの誕生が「2016年」であると誤認したゲイツがタイムマジーンでその時代に移動。
檀黎斗王が落としたゲンムライドウォッチを使いゲンムアーマーを装着した仮面ライダーゲイツのクリティカルタイムブレークで撃破されるも、次の瞬間には復活しゲイツを驚かせる。
だがその戦闘の様子を影から観察していたツクヨミが正確な年号を見抜いたことで、ソウゴ達は2010年に移動しようとするも、そこをオーラ自身のタイムマジーンが強襲し邪魔しようとする。
だが火野映司からタジャドルコンボライドウォッチを受け取っていたジオウはそれを起動しタイムマジーンをタジャドルコンボモードへ更新。
そしてオーラが操るタイムマジーンを撃破し、ジオウは2010年に移動する。

そして移動先でアナザーオーズの力を得て父親を殺害した直後の檀黎斗王とジオウが激突。
自分のみが頂点に立つことを渇望するアナザーオーズに対し、「あんたより良い魔王になってみせる!」と決意するジオウはオーズライドウォッチを起動し、ジオウオーズアーマーへと変身。
オーズ由来の高い近接格闘能力を駆使してアナザーオーズを圧倒するジオウは「同じ時代に王は二人もいらない!」と豪語し、

「それを選ぶのはあんたじゃない!オレだ!……って言いたいけど、違う!
ツクヨミやゲイツ、この時代に生きる…全ての民だ!」


と自分だけの望みじゃない、周囲の人間の価値を認め、そして彼らに認めてもらう王になるという想いを抱くジオウのスキャニングタイムブレークを受け撃破される。

変身を解除しながらもなおも自身の歪んだ願望を垂れ流す檀黎斗に対し、ウォズが強烈な皮肉を送ったことでようやく倒れ伏した。

EP25ではかつてアナザービルドだったバスケット選手を襲う個体が登場。
アナザージオウが変身した姿と思われ、この時点で檀黎斗はアナザージオウに襲われ力を奪われていた模様。
そして一般人を無理矢理変身させたと思われる個体がEP28に登場し、オーズアーマーを装着したジオウのスキャニングタイムブレークを受け撃破された。

そしてEP41ではアナザージオウⅡが作り出したであろう個体がレジスタンスの拠点の一つをアナザーキバと共に襲撃。
背中の年号が「2019」に変化しており、仮面ライダーゲイツと戦うもタイムバーストを受け撃破された。
EP43における決戦でも登場。
アナザークウガ等の複数のアナザーライダーと共にウォズギンガファイナリーとゲイツリバイブ疾風を襲うが、
超ギンガエクスプロージョンでまとめて撃破された。

【余談】

『セレブレート ジジオウ コンプレーション』でのデザイナーコメント曰く、当初より年号のミスリードを狙って文字が隠れるよう鷹要素の翼をツインテールのようなヒラヒラにしたが、実際の撮影ではそれがアクションの弊害になってしまったらしい。その他、オリジナルのオーズに動物の要素が含まれていたので独自にアニマル要素を落とし込むのに苦労したとのこと。

本来別の時間軸(別作品)の仮面ライダー変身者がアナザーライダー化した初の事例。
しかも仮面ライダーエグゼイドで強烈なキャラクターを持って人気を博した檀黎斗が、キャラクターとしてさらにパワーアップしてジオウに再登場、しかもアナザーライダーに変身するとなって放送当時は話題となった。

なお本来の仮面ライダー変身者がアナザーライダーの契約者となった事例としてはアナザーシノビアナザーリュウガがある。
「過去作品のキャラが契約者」という例ではアナザーブレイドも含まれるか。

最終更新:2022年01月14日 02:26