【名前】 |
アナザークウガ |
【読み方】 |
あなざーくうが |
【声】 |
大東駿介 |
【登場作品】 |
平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER 仮面ライダージオウ |
【登場話(ジオウ)】 |
EP43「2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル」 |
【分類】 |
アナザーライダー |
【変身者】 |
ティード |
【特色/力】 |
火球、飛行能力 |
【モチーフ】 |
仮面ライダークウガ マイティーフォーム |
【詳細】
タイムジャッカー自らが変身したはじめてのアナザーライダーであり、それが関係したのかは不明だが、
ライダーどころか怪物じみた巨体を誇り、長いリーチを持つ手足を駆使した格闘戦を得意としタイムマジーンを越えるパワーを有する。
クウガのアナザーライダーではあるが、角やベルトを模したパーツ、各部の装甲などマイティフォームの要素をかろうじて残す程度に留まった異質な姿をしている。
その体はどことなく石像か金属のような質感を持ち、生物的な外見を持つものの生物らしさは感じられない。
クウガよりはゴウラムを思わせるデザインであり、無機物的な外見は周囲から金属を吸収して外殻を構成しているゴウラムの要素を併せ持っているのかもしれない。
無機物がそのまま動き出したような、仮面ライダーとも違う、人間とも違う、正真正銘怪物に堕ちてしまったライダーの姿。
ティードが力を奪ったのは原点において人々の笑顔のために戦い抜いた五代雄介…ではなく、
グロンギを自らの肉体を使って超古代かた現代まで封印し続けていた先代のクウガ変身者。
2000年の九郎ヶ岳遺跡に移動したティードは遺跡にいた先代のクウガから力を奪ってアナザークウガウォッチを作り出し、
自らに埋め込むことでアナザークウガへと変身した。
その巨体でゲイツはもとより、ツクヨミが操縦するタイムマジーンさえも圧倒。
アナザーデンライナーを追走していたソウゴのタイムマジーンを撃墜することで意気揚々2018年に帰還するものの、
戻った直後に歴史改変の影響で記憶を失っていたソウゴを心配し様子をうかがっていたゲイツのタイムマジーンと追突事故を起こしアナザーデンライナーは大破してしまう。
大量の戦闘員軍団を繰り出して民衆を襲わせるも、消え去ったはずの平成仮面ライダーは人々の記憶から次々に蘇り、
アナザー電王も本物の仮面ライダー電王に倒され、
アナザーデンライナーは上述の通りゲイツのタイムマジーンとの出会い頭の事故で使用不可能。
アナザーWもダブルライドウォッチを使ってWアーマーを装着したジオウに撃破され手駒をすべて失ったティードは、
すべてが思い通りに進まないことに苛立ち、アナザークウガとなってジオウらを始末しようと動き出す。
現代に来る際にタイムマジーンが損傷して動かせずツクヨミが修理していたが、そこに天才物理学者であるビルドが駆けつけ修理を肩代わりしことで短時間で2機とも修復。
ビルドモードとなったゲイツのタイムマジーンと、ジオウがクウガアーマーを装着したことでクウガモードとなったタイムマジーンと戦うが、両タイムマジーンの連携に圧倒され強烈なキックを受けたことで撃破される。
ジオウ本編にも
アナザージオウⅡが作り出した個体が他のアナザーライダー達と共に登場。
加古川飛流の居城でジオウらを待ち受け戦闘になるも、その巨体のアドバンテージを活かすこと無く、ゲイツリバイブ疾風の百烈タイムバーストを受け撃破された。
【余談】
平成ライダー原点である仮面ライダークウガのアナザーライダー。
仮面ライダーの劇場版においては恒例とも言えるフルCGで描かれる巨大な敵ではあるが、アナザーライダーという括りで見ると異質さが特に際立つ外見をしている。
デザインに関しては本文中に書いたが、尻尾のような部分もあり以上に肥大化した下半身など人間の骨格ではない。
指自体も2本しか無いため物を掴むには十分かもしれないが、仮面ライダークウガのポーズとして有名な「サムズアップ」をすることは不可能。
アナザーキカイのように元のライダーの要素が薄いアナザーライダーはいたものの、アナザークウガは生物的ではあるが人間らしい体躯ではないため異様な雰囲気を醸し出している。
これほどまでにベースライダーとかけ離れた外見となったのはいくつか原因が考えられる。
- 「仮面ライダークウガ」という作品で主人公だった五代雄介から力を奪っていないため。
力を奪われたのは先代の変身者であったため、雄介は遺跡から発掘されたベルトを受け継いだことで変身能力を得たことから主人公が変身能力を得る前の時間軸だったのが影響している可能性。
- タイムジャッカー自らがアナザーライダーとなったため。
上述したアナザーキカイもまたベースライダーとかけ離れた外見だが、タイムジャッカーであるウールが変身者となったことがある(ただ発生した時点からあの外見だったためあまり関係はないか?)
- 誕生が2000年ではあったが、仮面ライダークウガ放映前に誕生したため。
特異点である久永シンゴが平成ライダーの知識を得る前に現代に攫ってくる必要があった上に、ジオウらタイムマジーンを有する仮面ライダー達が迫っていたためタイミングを選んでいる暇がなかったのは事実である。
いくつか上げたが確証はないため、デザイナーのコメント等で明かされることを望みたい。
最終更新:2019年07月21日 01:58