「時代を駆け抜けた平成仮面ライダー達。全ての力を受け継ぎ、新たなレジェンドが始まる。
祝え! 真の王者の誕生を!」
【あらすじ】
2018年も残すところあと僅か。
王様になることを夢見る少年、常磐ソウゴ。そんな彼を突然
赤い巨大ロボが襲い始める。
そのロボを操るのは明光院ゲイツ、そしてツクヨミ。
彼らは2068年の未来からやってきたと言い、その時代に君臨する「最低最悪の魔王」
オーマジオウの誕生を阻止するために過去へとやってきたのだと言う。
「最低最悪の魔王」になんかならない。「最高最善の魔王」になる。
そう決意したソウゴは、時間改変を目論む
タイムジャッカーが生み出す「
偽りの仮面ライダー」達との戦いを繰り広げていく。
果たして、その先に待つ未来は……
平成仮面ライダーシリーズ第20作目。「平成ライダー」と呼ばれる仮面ライダー作品の集大成にして最後の作品。
2019年5月1日より年号が変更され「令和」になるため、次作のゼロワンからは「令和ライダー」と称されることが決定している。
いわゆる「レジェンド」要素を全面に押し出した作品であり、
仮面ライダークウガから
仮面ライダービルドに至るまでの平成ライダー作品から様々な俳優、女優が出演している。
敵怪人は「アナザーライダー」と呼ばれる偽りの仮面ライダーであり、それに対してジオウが歴代レジェンドライダーの力を受け継ぎ、それによって敵を倒していく。
ちょうど10年前に
仮面ライダーディケイドというレジェンドライダーとのコラボストーリーを中心とした作品があったが、
ジオウはそれとの差別化をするために「レジェンドから逃げない」として桐生戦兎、宝生永夢等過去作品の主役ライダーの変身者等、
「本人」を登場させることにこだわっている。
ディケイドでは本人出演が限られていたため、別シリーズだがゴーカイジャー路線という形となった。
冬の劇場版ではまず不可能だと思われていた
仮面ライダー電王、野上良太郎役の佐藤健氏が出演したことが話題となった。
なお佐藤健氏はもとより、他のレジェンド出演者達もギリギリまで出演情報がふせられており、誰がどのタイミングで参戦するのかを予想するのもまた作品を楽しむ要素となっている。
終盤では仮面ライダーアクア/湊ミハル、仮面ライダーエターナル/大道克己等劇場版ライダー達のまさかの参戦もあった。
メインライターとして参加するのは
手裏剣戦隊ニンニンジャーでもメインを努めた下山健人氏。
仮面ライダー作品でメインライターとして参加するのは初となる。
サブライターには毛利亘宏氏の他、キバ編ではオリジナルのメインライターであった井上敏樹氏が参戦した。
敵怪人であるアナザーライダーのデザインは出渕裕氏と、篠原保氏。
両者とも平成ライダー作品で様々な怪人デザインを手掛けてきたこともあり、まさに適任であると言える。
小説版も2021年に発売された。
最終更新:2021年10月22日 03:04