トライセラトップス・ドーパント

「しぶとい男…今度こそ消し去ってやる！」

【名前】	トライセラトップス・ドーパント
【読み方】	とらいせらとっぷす・どーぱんと
【声/俳優】	木下あゆ美
【スーツアクター】	渡辺淳
【登場作品】	仮面ライダーW オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
【登場話】	第21話「還ってきたT/女には向かないメロディ」 第22話「還ってきたT/死なない男」
【分類】	ドーパント
【変身者】	九条綾
【メモリ】	トライセラトップスメモリ
【綴り】	TRICERATOPS
【頭文字デザイン】	トリケラトプスの横顔（T）
【生体コネクタ位置】	左太股
【特色/力】	自らの体細胞を変化させて生成したダイノソアクラブによる攻撃、 ガイアメモリのエネルギーを凝縮発射するエネルギー光弾、巨大化
【モチーフ】	トリケラトプス

【詳細】

市販されている「トライセラトップス（トリケラトプス）」のガイアメモリで九条綾が変身したドーパント。

紫色の体表を持つ人型のトリケラトプスという外見だが、腰回りがドレスのように見える膨らんだ形状だったり、頭部もフリルのように広がるデザインであり、正体を考えるとどことなく女性的な体躯をしている。
しかしその実優れた防御力と攻撃力を併せ持つ強敵であり、体組織からダイノソアクラブと呼ばれる棍棒を作り出し相手を叩きのめす他、ガイアメモリから紫色のエネルギー弾を放つ能力を備える。

変身者である九条綾は警察官であり、第21話にて風都署超常犯罪捜査課に配属された。
照井竜を始めとする捜査課の面々ともすぐに打ち解ける人当たりの良さと、ロサンゼルス市警でも活躍する高い能力を持ち、かつては風都署の所属であり、同僚でもある溝口正輝という恋人が居た。
しかし同僚である阿久津刑事達に汚職の冤罪を着せて殺害されてしまい、それを知った彼女はその復讐のためにガイアメモリを手にとることとなった。

阿久津達への復讐は死んだはずの溝口になりすまし、彼が吹いていた口笛を吹きつつ、声を溝口に似せる事で殺したはずの溝口が蘇ったとターゲットに錯覚させ彼らを次々に始末していくが、最後の内通者を亡き者にした直後、
フィリップと照井に正体を見破られ変身を解除して正体を表した。

風都署に出所する約束をして見逃してもらうも、約束した猶予時間の間に園咲冴子と接触し、自分をミュージアムの幹部にするよう要求。
本来溝口を死に追いやった同僚の刑事達だけに復讐すればそれでよかったのだが、メモリの毒素が彼女の精神を蝕んだ影響でその矛先が「溝口を殺した内通者」ではなく、
「溝口を守ろうとしなかった風都そのもの」にねじ曲げられてしまい、さらに出所する素振りを見せて風都署を強襲する。

邪魔者を始末するため照井の家族の仇を装って彼を工事現場に呼び出し、資材の転落事故に見せかけて彼を殺したつもりになっていたが、
事故に巻き込まれてもなお照井は生きており、アクセルに変身。
怪我が原因で弱っているアクセルを圧倒した後、暴走した復讐心に呼応するようにビッグ・トライセラトップスへと変貌。
風都のシンボルたる風都タワーの破壊を宣言し実行しようとするが、シュラウドがアクセルに新たに与えたガンナーAの登場と、バイクモードのアクセルが合体したアクセルガンナーに機動力で追いつかれ、
最後はアクセルガンナーの放つガイアキャノンの最大出力を受けメモリブレイクされた。

その後暴走した自分を止めてくれた竜に感謝していたのか、満足そうな笑みを浮かべて失神した。

【オーズ・電王・オールライダー　レッツゴー仮面ライダー】

ショッカーの同盟怪人として登場。団地で「風麺」を襲うが、ダブルに迎撃される。

【余談】

九条綾を演じる木下氏は『特捜戦隊デカレンジャー』で礼紋茉莉花/デカイエローを演じており、後の『海賊戦隊ゴーカイジャー』でも同役で出演している。
また『仮面ライダーフォーゼ』劇場版にてスカイダインの人間態として出演した。

恐竜型、もしくは古生物型のドーパントとしてはティーレックス・ドーパント、アノマロカリス・ドーパントに続き3体目となる。
後にケツァルコアトルス・ドーパントも登場するが、これら古生物型ドーパントは巨大化形態がある点で共通している。
ケツァルコアトルスに関しては元から最大級の翼竜として考えられており、メモリ自体も上級のものであることからむしろ等身大のドーパントとしての姿があるかどうかも微妙なところ。
最初は等身大だったが登場したエピソード後半で巨大化した、という点であれば、ティラノ＆アノマロカリス＆トライセラトップスはそれぞれ当てはまると言える。
後に風都探偵にて恐竜系メモリであるブラキオサウルス・ドーパントが登場したが、そちらは最初から超巨大なケツァルコアトルスと同様のパターンだった。

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