レオ > 仮面ライダーサイガ

「After all,you're only human(しょせん、君はただの人間だ)」

【名前】 レオ/仮面ライダーサイガ
【読み方】 れお/かめんらいだーさいが
【声/俳優】 ピーター・ホー(555)
【登場作品】 劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト
【分類】 オルフェノク/ダークライダー
【変身】 仮面ライダーサイガ
【変身アイテム】 サイガギア(サイガフォン+サイガドライバー)
【モチーフ】 ギリシャ文字の「Ψ(プサイ)」
ホタル

【詳細】

スマートブレインに所属するオルフェノクの男性。
劇場版の世界ではとある理由から首だけになってしまった村上の用心棒的な役割を持つ。
帝王のベルトの一つ、「天のベルト」ことサイガギアを使って仮面ライダーサイガに変身する。

日本語が喋れないらしく、常に口にするのは英語。ただし、サイガフォンをベルトにセットする際のみ「ヘンシン」と片言の日本語を喋る。
変身ポーズは、変身コードを入力し終えたサイガフォンを軽く空に放り投げた後キャッチし、ベルトにセットする独特のスタイル。
真似して落っことした人…いない?おかげでガラケーが傷だらけ
上級オルフェノクしか変身できない天のベルトに適合しただけあってその戦闘力は非常に高く、高出力のサイガドライバーも完璧に使いこなしていた。

ベルトを装着し変身を可能にしただけあってオルフェノクであることは間違いないのだが、劇中ではオルフェノクの姿を見せることはなかった。
使徒再生も人間の姿で指を伸ばして行っている。
本来はライオンオルフェノクの人間態として設定されていたようだが見送られたという経緯があり、「レオ」という名前にその名残が見られる。
なおライオンオルフェノク自体はライオトルーパー部隊の隊長の変身した姿として登場した。

初登場時は村上の意に反したスマートブレインの社員達(ペリカンスラッグワイルドボア)の粛清のため登場。
数の不利も意に介さず鮮やかな格闘戦で圧倒し、三体共に慈悲の欠片も見せずに粛清した。

その後、解放軍のアジトの襲撃に参加し、武装バスを攻撃して足止めした後、応援に駆けつけた雅人が変身したカイザと交戦し、雅人を挑発して挑みかかってきた彼を軽く一蹴。
バトルモードに変形させたサイドバッシャーの攻撃に対してもフライングアタッカーの機動性で完璧に回避した上で反撃、脚部を集中的に攻撃して小破させた後、操縦席のカイザを羽交い締めにして武装バスに叩き落として勝利する。

変身が解けた雅人を上記のセリフと共に使徒再生の触手で貫き灰化させた(雅人は厳密には「ただの人間」ではないのだが、劇場公開時はまだ「オルフェノクの記号」の設定が出ていなかった為と思われる)。
その後、木場勇治長田結花海堂直也の3名と交戦。
激情態2体+αを相手にしてなお互角の戦いを見せるも、海堂が操作したサイドバッシャーのエグザップバスターを受け撤退。

物語終盤、スマートブレインのドームで囚われた真理を救うべくエラスモテリウムオルフェノクと戦うファイズを空中から銃撃、フライングアタッカーで空中へと連れ去る。
カイザと同様に羽交い締めにして高空からたたき落とそうとしたが、落下中巧がとっさにフォンブラスターをサイガの顔面に撃ち込んだことで目論見が失敗。
仕切り直しとなり、アクセルフォームを起動したファイズに一騎討ちを挑むものの追いつかれてアタッカーを破壊されてしまい、破損したアタッカーをパージしてトンファーエッジで挑みかかるが、反撃に繰り出されたファイズのキックでドーム内部に吹き飛ばされてしまう。
最期はトンファーエッジにフォトンブラッドをチャージして斬りかかったが、カウンターでファイズのスパークルカットを受けスーツごと灰化した。

設定上は「スカイインパクト」というパンチ技、「コバルトスマッシュ」というキック技を持っているとされるが、劇中では使用しなかった。

HERO SAGAで語られた外伝によると、ローズオルフェノクがライオトルーパーver.2に変身しファイズブラスターフォームに敗れ首を切断されたのを拾って救出したのは彼で、村上からその報酬として天のベルトを受け取ったらしい。
また、同作では初期設定同様、オルフェノクとしての正体はライオンオルフェノクであるとされている。

仮面ライダーディケイドではディエンドがカメンライドのカードでサイガを呼び出している他、第1話の仮面ライダー大戦にも姿が確認できる。
カメンライドで呼び出されたライダーとしては珍しく言葉を喋っており、レオが変身したものとして登録されているのか英語を喋っていた。

【余談】

本編ではほとんど負けなしだったカイザをかませ犬のように扱い、平成ライダーでも珍しく空中戦を行うなど、デザインも相まって多くの視聴者に強い印象を植えつけた。
平成、昭和通じて数少ない「単眼のライダー」「白スーツのライダー」である他、初の外国人ライダーでもある(ほかは仮面ライダーゼロワン外伝に登場した仮面ライダーザイア仮面ライダーリバイスに登場した仮面ライダーダイモン)。

彼とファイズが行った終盤における一騎打ちは素晴らしい演出となっており一見の価値有り。
劇場版のディレクターズカット版ではドームでの戦闘に際し、ファイズがアクセルフォームに変身する付近のシーンが追加されており、スピード勝負に挑もうとした直後接近してきたファイズに顔面をぶん殴られたことに驚き、アクセルフォームを振り切ろうとした流れとなっている。
結局速度勝負には勝てずにフライングアタッカーを失ったことが敗因となった。
アクセルフォームの速度であれば壁走り、天井ですら疾走が可能であり、建物の中に逃げ込んでしまった判断ミスもあるだろう。


最終更新:2023年12月17日 02:11