ワーム

【名前】 ワーム
【読み方】 わーむ
【登場作品】 仮面ライダーカブト
仮面ライダーディケイド
仮面ライダーG
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
仮面ライダージオウ
【モチーフ】 節足動物や無脊椎動物など+髑髏
【一覧】 こちらを参照

【詳細】

仮面ライダーカブトに登場する隕石に内包され地球に飛来した地球外生命体。

サナギ体」、「成虫態」と呼ばれる2つの姿を持つ。
サナギ体は基本的に皆一様同じ姿をしているが白い体色を持ち若干姿の異なる亜種も存在。そこから脱皮した成虫態は地球上に棲息する虫や甲殻類(蟹など)に似た外観や特性を持つ。
成虫態は派手かつカラフルなカラーリングをした個体が多いのも特徴。モチーフとなった虫とは異なる色をしている個体も少なくない。

高度な知性と記憶までもにコピーする非常に高度な擬態能力を持ち、成虫態だけが使用可能なクロックアップと呼ばれる超高速移動を駆使し、密かに人間の命を奪い、擬態し成り代わりながら繁殖し続けている。
また劇中には度々「ワームの卵」が登場してるあたり、ワームは卵生であるらしい。

渋谷隕石に内包され地球に侵入したワームはネイティブと呼ばれる別種とは敵対関係にあり、基本的には組織ではなく各々が人間社会に潜り込む為に人間を殺戮している。
ただし、ワーム全体の繁栄のためにグループを形成し活動する者も存在し、ウカワームカッシスワームがワーム軍団を率いていた。

また、場合によってはスコルピオワームなどのように擬態元の人間の意識に乗っ取られ、自身がワームだった事を忘れてしまったケースも存在している。
乗っ取られるまではいかなくとも、意志はワームのままだが擬態した人間の記憶や意志に行動を左右される例は比較的多く見受けられる。
それらとは真逆に、姿こそ人間に擬態したものの言動は人間離れし、あまり擬態する気がないように見える個体も存在。
妊娠している女性に擬態すると胎内の赤ん坊まで正確にコピーする事が判明している(正確にはネイティブ側だが)。

【仮面ライダーディケイド】

「カブトの世界」にて登場。原典通り、密かに人間の命を奪い擬態し成り代わりながら繁殖し続けている。
ライダーシステムに組み込まれたクロックアップシステムを無力化する「クロックダウンシステム」を開発し、自分達の脅威である仮面ライダーの加速能力を封じ込めるため暗躍していた。

後半から何体かが「大ショッカーの怪人」として登場する。

【仮面ライダーG】

仮面ライダーG』ではシェードの作り出した改造人間(シェード怪人)として流用されている(一部カラー変更有)。
『カブト』のワームとは設定が異なる事もあり、クロックアップなどを使用する描写などはない。

【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】

歴史が変わった世界において、スコルピオワームを始めとする5体が、ショッカーの同盟怪人として登場。
2011年の世界会議に「ワーム代表」が参加していなかった事から、2010年以前に組み込まれたと思われる。

【仮面ライダージオウ】

EP37&38における「カブト編」にて登場。

時空の乱れによるものか、原典同様隕石に紛れて地球に侵入しており、人間に擬態して潜伏していた。
レジェンド出演として加賀美新が登場するものの、彼の記憶では渋谷隕石によって渋谷は壊滅したはずであるが、ソウゴにはその記憶がない等意識や事実の食い違いが起きている。

グリラスワームが通常のサナギ体から脱皮して登場するという、終盤を除けば数少ない原典の怪人がアナザーライダーと同じ話で出演となった(しかもグリラスワームと言えばカブトのラスボスである。瞬殺されたが)。

またアナザーカブトに選ばれた矢車奏を利用するためか、影山瞬に擬態したワームも存在し、彼の手引でカブト劇場版のように超巨大な隕石を地球に呼び込み、一気に仲間を増やそうと画策。
その前哨とも言える隕石はフォーゼアーマーを装着したジオウの必殺技で砕かれたものの、その背後に来ていた超巨大隕石はさしものジオウでも破壊を諦めるしかなく、
内部に入り込んだウォズギンガタイヨウフォームの必殺技によって隕石にヒビを入れた後、ジオウトリニティのライダーキックとツクヨミの時間操作能力のあわせ技によって超巨大隕石は粉砕され、
ワーム達の野望は潰えることとなった。

【余談】

爆発する際、ほとんどが一番多い面積の体色と同じ色の炎で爆発する(ワーム自体ほぼ1色で構成されている者が多い)。

モチーフのほとんどが虫や甲殻類に限定されている為か、名前の由来はモチーフのラテン名や学名が使用される事が多い。
そのため聞き慣れない語句が名前となっているワームがほとんどでなかなか覚えられない人も多かったのでは?

「擬態した人間の遺伝子情報がエラーとなって表面に現れる」という形で、体の各所に髑髏の形状や模様をした個体が多く、特にスーツ改造で使い回される部分が際立って見える(グリラスワームなど)。デザイナー自身もそのような系統の美術を好んでいる。

最終更新:2024年03月07日 20:42