スコルピオワーム

「俺は全てのワームの頂点に立つ男だ…」

【名前】 スコルピオワーム
【読み方】 すこるぴおわーむ
【声/俳優】 山本裕典
【登場作品】 仮面ライダーカブト
オーズ電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
【登場話】 第20話「ねぇじいや」~第46話「さらば剣!!」
【分類】 ワーム成虫態
【特色/力】 クロックアップ、擬態能力、相手を支配する毒針
【モチーフ】 サソリ
【個体名】 なし

【詳細】

地球に棲むサソリに似た能力を持つワーム成虫態。

全身のあらゆる棘先から「ティティウストキシン」という猛毒を相手に注入し筋肉の痙攣、呼吸麻痺を引き起こして死に至らしめる能力を持つ。
銀色の強靭な外骨格に覆われ高い防御力を持ち、右腕には鉤爪を、左腕にはサソリのハサミのような盾を備えている。
弁髪状の鞭は30mも伸びて敵を絡め捕り、両肩の棘を伸ばし毒を注入する事で相手の意志を奪い意のままに操る力を持つ。

カブト本編に登場する仮面ライダーサソードこと神代剣の正体。
本編より1年前、神代姉弟を殺害し弟の神代剣に擬態したのだが、剣が死ぬ間際にスコルピオワームに抱いた強烈な憎しみと怒りをコピーした事で自身がワームだと忘れてしまい、そのまま剣本人として暮らしていた。
しかし、ごくまれに元の姿となり人間を襲っていた。
剣が暴走する際には必ずライダースラッシュを使用した直後だったため、サソードのシステムが作り出す毒が何らかの影響を与えている可能性が考えられる。

サソードの資格者となり、ワームを倒し続けるが、本編終盤にカッシスワーム クリペウスによって自身の正体が憎んでいるスコルピオワームそのものだと知る。
だが、彼は逆にその事を利用し、カッシスワームを操ってサナギ体のほとんどを一箇所に集めてワーム軍団を作り、ライダーとの最終決戦を行う事を宣言。
その言葉の通り、ハイパーフォームとなったカブトと一騎打ちを行い、マキシマムハイパータイフーンを受けた彼は最期に「全てのワームを倒す」という夢を叶える事ができ、じいやに見守られながら満足気に息を引き取った。

ライダーフォームとなったカブトを上回る戦闘力の持ち主で、カッシスワームをたやすく操る力はまさに「ワームの頂点」に立つ者。
彼の行動によってワームは大方を殲滅させられ、残りはほんの僅かとなるが、それは同時に天敵にして邪魔者がいなくなったネイティブの最終計画の始動を意味していた。

【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】

ショッカーの同盟怪人として登場。処刑広場の決戦ではカブトを迎え撃った。

【余談】

このワームが扱うというティティウストキシンとはキョクトウサソリと呼ばれるサソリなどが持つ猛毒のこと。

放送当時発売された格闘ゲームでは使用可能キャラの1体として出演。最初から成体の姿。
戦闘前後のセリフは複数用意されているが、対戦相手に関係なくランダムで喋るという特殊な仕様となっている。

サソードと戦わせて、サソードが勝つと、姉に関する意味深なセリフを放つ。
これは自分自身を自分自身が倒すという意味不明な解釈になるが、生き残った本物の剣がサソードに変身して、偽剣(スコルピオ)を倒せたかもしれないという、一種のパラレルワールドイベントととも解釈できる。

最終更新:2022年09月28日 23:50