ゴ・ベミウ・ギ

「ギンボン・ザブダダ・ゴ・ベミウ・ギ・レ」(死のコンダクター、ゴ・ベミウ・ギよ)

【名前】 ゴ・ベミウ・ギ
【読み方】 ご・べみう・ぎ
【声/俳優】 伊藤聖子
【登場作品】 仮面ライダークウガ
仮面ライダーディケイド
【登場話(クウガ)】 EPISODE27「波紋」
EPISODE28「解明」
【登場話(ディケイド)】 第2話「クウガの世界」
第3話「超絶」
【分類】 グロンギ
【モチーフ】 ウミヘビ
【通し番号】 第38号
【所属集団】 ゴ集団

【仮面ライダークウガ】

グロンギの中でも最高位に位置する「ゴ集団」に所属するウミヘビ種怪人。
人間体は長い黒髪を持ち、妖艶な雰囲気を漂わせる女性。

両足の装飾品をモーフィングパワーで鞭に変化させて操るが、この鞭は触れた部分の熱を急速に奪う能力を持つ。
これによって標的の心臓付近に鞭を触れさせ、局部的に超低温にさせる事で心臓麻痺を引き起こさせる。

彼女が行ったゲゲルのルールは「ショパン作曲のピアノ練習曲(エチュード)『革命』の音程に合わせ、遊泳施設などの水のある場所を選び、楽譜の音符の種類に合わせた人数を殺害する」というもの。
当初はその法則性がわかっていなかったが、彼女の残した楽譜を一条刑事が発見した事でルールが判明する(それに伴い、前回のゴ・ブウロ・グのゲゲルのルールが明らかになった)。

該当する遊泳施設を封鎖された為、今度は外浦海岸に出現し、海水浴に来ていた学生達を襲い掛かる。
犠牲者が出る前に駆け付けたクウガとの戦闘に移り、ドラゴンフォームで応戦するクウガのドラゴンロッドを鞭で凍結させ、左肩の装甲も凍結化させるなどの攻撃で苦戦させる。

しかし、ライジングパワーによってライジングドラゴンフォームとなったクウガの敏捷性を捉えられず、鞭の動きを見切られて懐に入られライジングスプラッシュドラゴンを喰らい、最期はそのまま海の方に放り投げられた後に海中に落下して爆散した。

クウガと彼女の戦いはゴ・ガメゴ・レラ・ドルド・グと共に遠くから見ており、ガメゴは次のゲゲルのプレイヤーとして自ら動き出す。

【仮面ライダーディケイド】

ン・ガミオ・ゼダを復活させる為の特殊なゲゲルを行っていたが、最期はディケイドのライドブッカー・ソードモードの斬撃を受け爆散した。

【余談】

人間態のみであればEPISODE25にも登場している。

モチーフとなったのはウミヘビ。
当初は青木哲也氏がデザインを担当するはずだったが、最終的にはチームを組んでいた竹内一恵女史が仕上げたという(完全超悪インタビューより)。

デザインでは視覚的にウミヘビとヘビの違いをどう見せるかで悩んだ模様。
髪の毛や顔面にヘビの長い牙、体の各所にヘビの鱗の意匠が見られる。

なお完全超悪では放送当時の関連書籍で決定稿として紹介されたデザイン画とは異なるものが掲載されているが、編集者によればそちらは造形発注時の決定稿であり、色を変更するに辺り色指定の画稿が別途で起こされたのではと分析されている。
そちらの画稿も完全超悪では掲載されており、そちらのカラーリングは劇中のように紫色がメインではなく、爬虫類をイメージさせる黄緑色がメインとなっていた。

人間態を演じた伊藤聖子女史は本作品が特撮初参加。
後にシリーズは異なるがウルトラQ dark fantasyにも出演している。

最終更新:2021年07月29日 20:58