スパイダーオルフェノク

「嘘じゃない!」

【名前】 スパイダーオルフェノク
【読み方】 すぱいだーおるふぇのく
【声/俳優】 綾野剛
【登場作品】 仮面ライダー555
【初登場話】 第26話「デルタ登場」
【所属】 流星塾スマートブレイン
【分類】 オルフェノク/ラッキークローバー
【特色/力】 巨大な八方手裏剣、伸縮自在な手足
【モチーフ】 クモ、忍者

【詳細】

流星塾生の澤田亜希が変化したクモの特質を備えたオルフェノク。

肩と膝関節に蛇腹を持ち、伸縮自在な長い手足で巨大な八方手裏剣を振るって戦う。
この手裏剣は投擲による遠距離攻撃、刺突による接近戦とあらゆる距離で強力な武器となる
顔の中央にある単眼は動きに敏感なセンサーとなっており、狙った獲物は逃さない。
また蜘蛛のように垂直の壁に張り付いて移動することも可能。

澤田は同窓会のあった日、ドラゴンオルフェノクスロースオルフェノクの襲撃にあいその際の実験により埋め込まれたオルフェノクの記号に適合。
これによってオルフェノクへの変化に成功した。
オルフェノクとして人間を襲う際にはマッチを擦って自分が折った折り紙に火をつけ、それが燃え尽きるまでに相手を始末するというルールを取っている。
人間の心を捨てることを目的に人間を襲い、その行為が目に止まりラッキークローバーにスカウトされるが、真理への想いがオルフェノク化を阻害していた。
その為、彼女の命を自分の手で奪う事を目的とし、執拗に彼女を襲って最終的に彼女の命を奪う。

作中の描写から冷酷な人物に見えるが、オルフェノクになる前の同窓会のビデオ映像では他の塾生と談笑しながら騒いでいた為、本来は明るく仲間思いの人物であった事が伺える。
デルタギアを奪う事に成功した為、ラッキークローバーの一員となったが、そのデルタギアを雅人に返してしまったためスマートブレインから裏切り者として追われる身となってしまう。
川原でラッキークローバーの面々と戦ったが敵わず、直後にやってきたカイザのゴルドスマッシュを受け致命傷を負った。
その後、河原に倒れているところを発見され、真理の手の中でかつての人間としての心を取り戻し、灰化した。

【小説 仮面ライダーファイズ】

『異形の花々』より再録にあたって加筆された5年後に登場。
TV版とは異なり、沙耶の死後に衰弱死した草加雅人がオルフェノクとして生まれ変わった姿で、真理に対する歪んだ感情の暴走の末、激情態とも取れる姿に変貌して彼女を殺害しようと企んだが、突如現れた巧/ファイズに倒される。

【余談】

流星塾の同窓会で彼が書いた寄せ書きの文面は非常に丸みを帯びた女性の様な書体だったが、これは当初「女性キャラクター」として構想されていた為である(実際に変更されたのは性別と性格設定のみで、ファーストネームが女性的な名前なのもその名残である)。
なお、この時点ではまだデルタの最終変身者である三原はキャラクターが構想されていなかった為、寄せ書きには彼の名前は書き込まれていない。

スパイダーオルフェノクの外見はあまり蜘蛛の要素が強くはない。
しかし仮面ライダー図鑑で確認できるスチール写真などで、腹部から脇腹にかけて左右に蜘蛛が張り付いたような意匠があり、頭部も巨大な蜘蛛が覆いかぶさっているようになっている。

最終更新:2024年03月07日 01:11