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*ブリンカムビクローン事件
**概要
***総説
基準時から2970年後、[[ハドケウリ銀河系]]の[[惑星ブリンカムビ]]で発生した事件。
[[ディガス>http://homepage2.nifty.com/GmaGDW/gdw/gdtt/gdt-cd1.htm]]が色めき立って関与するも、捜査は完全な空振りに終わった、ある意味ではとても小さな事件である。
だが、この事件が関係者の心に微妙な影を落としたことも、また一つの事実であった。
また、後にこの事件に便乗しようとした魔族がいたことも明らかとなっている。
***[[ビオライネル・シュリビア]]のクローン
ブリンカムビは、同盟惑星を持たない孤立気味の惑星であり、ハドケウリ銀河系の不安定な情勢からそのため国民に兵役を施すなど軍事に力を入れる傾向があった。
その中で、高位体であるビオライネル・シュリビアの、同族1万を相手にするほどの高い実力に注目したブリンカムビの上層部はか彼女のクローンを量産し、戦闘部隊に配置を目論見た。ビオライネルの戦闘能力は確かに努力して身につけた才能も多いが、先天的才能がなければ彼女ほどの戦士個体を育成するのは無理なのである。
これをたまたま知り、&bold(){自身のクローンが軍用目的で作られていることに激怒したビオライネルは、喧嘩友達でもあったティアーム・カムジェインの協力なども得て養成学校を脱走。ディガスに駆け込むとブリンカムビで行われていることを知る限りばらした。}
本来なら、ディガスはクローン生成自体に干渉することはない。
しかし、ハドケウリ銀河系は不穏分子も少なくなく、ブリンカムビはその中でも不気味な勢力として扱われていた。[[タイランタ連邦>http://homepage2.nifty.com/GmaGDW/gdw/gdtt/gdt-at1.html]]の[[エヴィロイド>http://homepage2.nifty.com/GmaGDW/gdw/gdxt/gdwcsd01d.html#evild]]や[[ゼクローム>http://homepage2.nifty.com/GmaGDW/gdw/gdxt/gdwcsd03d.html#xekrom]]のような生物実験が行われている可能性も踏まえ、遂にディガスの調査の手が入った。
しかし、&bold(){捜査はものの見事に空振りに終わる}。
ブリンカムビ当局はクローンが思ったような成果を上げられていないことから&bold(){既にクローン生成の中止を決定}しており、表社会に出ていなかったのは、生成中止が決まる前に作られた、身体の調整が未完了で表に出すと短命に終わる危険のあるクローンだけだった。
また、作られたクローンも、別段妙な因子が使われていた訳でもなく、&bold(){結局「ただのクローン」}であった。
さらに、ブリッカルヒを出た時はビオライネルは知らなかったが、&bold(){クローンにも職業選択の自由は保障されていた。}(一般国民向けの訓練は皆受けていたが、職業軍人になったのはその中の志望者だけだった)
最終的に、ディガスはかなり事態を注視したが、大山鳴動して鼠一匹も取れず、事態はあまりにもあっけなく終息する。
ただのクローン生成を問題視するほどディガスは口やかましくはない上に、それすらやめると言ったのだから文句のつけようもない。
ただし、かなり後になって分かったことであったが、このクローン生成に際し、[[アナクゾーディ>http://homepage2.nifty.com/GmaGDW/gdw/gdtt/gdt-ctt1.html#ankzdy]]の工作員が便乗して工作を試みていたことが明らかになっている。ディガスの関与によって結果的にこの工作から撤退させたという側面もあるのである。
***事件が残したもの
この事件はディガスの関係者の脳裏に「何かすっきりしないもの」を残した。捜査が空振りに終わったということではない。
捜査に際してディガスによるクローンとの面談も行われたのだが、&bold(){クローンたちは本人たちからも「何か悪いの?」「高い能力が手に入って嬉しい」程度の反応は当たり前}であった。
当のビオライネルも、最初は怒ってディガスに駆け込んだが、クローンたちとの交流を経るうちに、クローンだからいけない等という自身の感性を反省し、&bold(){ディガスにも母星にも申し訳ないことをした}と考えるようになっている。
ある意味では、&bold(){ビオライネル一人にディガスが振り回された}と言ってもよい事件であった。
そして、この事件に携わった大使の一人が、[[フィスバスト・マルベータ]]正大使。
ハドケウリでの連合間紛争解決の交渉役として呼ばれていた。その片がついたら、再びきな臭くなっている[[アトラス銀河系>http://homepage2.nifty.com/GmaGDW/gdw/gdlt/glo-gx-at.html]]へ移ることが予定されていた。
ビオライネルとマルベータはこの件を通じて個人的に親しくなる。タイタニア紛争前後に彼女がアトラス銀河系に来たのもマルベータ大使の縁であり、マルベータの教えはビオライネルが後に政治家&外交官として大成するに際して重要な影響を及ぼしている。
この終わってみればあっけない事件に触れた経験はマルベータに「ディガスもあの時正気を失っていたのではないか?」という疑念を抱かせ、後の[[ベトラーズ造反事件]]でマルベータ大使の「造反」につながっているとも言われている。
>&bold(){デザイン・プロフィール}:元ネタは「とある魔術の禁書目録」に登場した絶対能力進化実験事件・・・と言っても、単にド級高位体のクローンを作ったと言うくらいのつながりしかないのだが、ベトラーズ事件との関連を思い立ったのでうまく絡めるように設定したものである。
>因みにアナクゾーディの工作がこっそり行われていた、というのは飛石氏による後付け投稿である。
*ブリンカムビクローン事件
&font(#6495ED){登録日}:2011/01/09 Sun 05:17
&font(#6495ED){投稿先}:[[ディガスに挑戦状(暴言)No.17>http://b.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=gdwdtn&mode=view&no=17&max=1000]]
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
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**概要
|発生年代|基準時の2970年後|
|主要舞台|[[ハドケウリ銀河系]]・[[惑星ブリンカムビ]]|
|主要関与組織|[[ディガス>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-sf-digus.html]]・惑星ブリンカムビ当局|
|主要関与者|[[ビオライネル・シュリビア]]、[[フィスバスト・マルベータ]]他|
|事件の性質|疑惑事件(最終的には疑いが晴れて終わる)|
***&font(#ff0000){&bold(){総説}}
基準時から2970年後、[[ハドケウリ銀河系]]の[[惑星ブリンカムビ]]で発生した事件。
[[ディガス>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-sf-digus.html]]が色めき立って関与するも、捜査は完全な空振りに終わった、ある意味ではとても小さな事件である。
だが、この事件が関係者の心に微妙な影を落としたことも、また一つの事実であった。
また、後にこの事件に便乗しようとした魔族がいたことも明らかとなっている。
***&font(#ff0000){&bold(){[[ビオライネル・シュリビア]]のクローン}}
ブリンカムビは、同盟惑星を持たない孤立気味の惑星であり、ハドケウリ銀河系の不安定な情勢からそのため国民に兵役を施すなど軍事に力を入れる傾向があった。
その中で、高位体であるビオライネル・シュリビアの、&bold(){同族1万を相手にするほどの高い実力に注目したブリンカムビの上層部は彼女のクローンを量産し、戦闘部隊に配置を目論見た。}ビオライネルの戦闘能力は確かに努力して身につけた才能も多いが、先天的才能がなければ彼女ほどの戦士個体を育成するのは無理なのである。
これをたまたま知り、&bold(){自身のクローンが軍用目的で作られていることに激怒したビオライネルは、喧嘩友達でもあったティアーム・カムジェインの協力なども得て養成学校を脱走。ディガスに駆け込むとブリンカムビで行われていることを知る限りばらした。}
本来なら、ディガスはクローン生成自体に干渉することはない。
しかし、ハドケウリ銀河系は不穏分子も少なくなく、ブリンカムビはその中でも不気味な勢力として扱われていた。[[アトラス銀河系>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWL/gl-gx-atlas.html]]の[[タイランタ連邦>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-gc-tyrantah.html]]の[[エヴィロイド>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWC/GC-GenetP/gc-gn-evild.html]]や[[ゼクローム>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWC/GC-GenetP/gc-gn-xekrom.html]]のような生物実験が行われている可能性も踏まえ、遂にディガスの調査の手が入った。
しかし、&bold(){捜査はものの見事に空振りに終わる}。
ブリンカムビ当局はクローンが思ったような成果を上げられていないことから&bold(){既にクローン生成の中止を決定}しており、&bold(){表社会に出ていなかったのは、生成中止が決まる前に作られた、身体の調整が未完了で表に出すと短命に終わる危険のあるクローン}だけだった。
また、作られたクローンも、別段妙な因子が使われていた訳でもなく、&bold(){結局「ただのクローン」}であった。
さらに、ブリッカルヒを出た時はビオライネルは知らなかったが、&bold(){クローンにも職業選択の自由は保障されていた。}一般国民向けの訓練は皆受けていたが、職業軍人になったのはその中の志望者だけであった(強引な徴兵は、かえって舞台内の指揮を削ぐため)
最終的に、ディガスはかなり事態を注視したが、&bold(){大山鳴動して鼠一匹も取れず、事態はあまりにもあっけなく終息}する。
ただのクローン生成を問題視するほどディガスは口やかましくはない上に、それすらやめると言ったのだから文句のつけようもない。
ただし、かなり後になって分かったことであったが、このクローン生成に際し、[[アナクゾーディ>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-gcs-kgkh.html#anaczody]]の工作員が便乗して工作を試みていたことが明らかになっている。ディガスの関与によって結果的にこの工作から撤退させたという側面もあるのである。
***&font(#ff0000){&bold(){事件が残したもの}}
この事件はディガスの関係者の脳裏に「何かすっきりしないもの」を残した。捜査が空振りに終わったということではない。
捜査に際してディガスによるクローンとの面談も行われたのだが、&bold(){クローンたちは本人たちからも「何か悪いの?」「高い能力が手に入って嬉しい」程度の反応は当たり前}であった。
当のビオライネルも、最初は怒ってディガスに駆け込んだが、クローンたちとの交流を経るうちに、クローンだからいけない等という自身の感性を反省し、&bold(){ディガスにも母星にも申し訳ないことをした}と考えるようになっている。
ある意味では、&bold(){ビオライネル一人にディガスが振り回された}と言ってもよい事件であった。
そして、この事件に携わった大使の一人が、[[フィスバスト・マルベータ]]正大使。
ハドケウリでの連合間紛争解決の交渉役として呼ばれていた。その片がついたら、再びきな臭くなっている[[アトラス銀河系>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWL/gl-gx-atlas.html]]へ移ることが予定されていた。
ビオライネルとマルベータはこの件を通じて個人的に親しくなる。基準時の3000年後、タイタニア紛争前後に彼女がアトラス銀河系に来たのもマルベータ大使の縁であり、マルベータの教えはビオライネルが後に政治家&外交官として大成するに際して重要な影響を及ぼしている。
この終わってみればあっけない事件に触れた経験はマルベータに「ディガスもあの時正気を失っていたのではないか?」という疑念を抱かせ、後の[[ベトラーズ造反事件]]でマルベータ大使の「造反」につながっているとも言われている。
>&bold(){デザイン・プロフィール}:元ネタは&bold(){「とある魔術の禁書目録」に登場した絶対能力進化実験事件・・・}と言っても、単にド級高位体のクローンを作ったと言うくらいのつながりしかないのだが、ベトラーズ事件との関連を思い立ったのでうまく絡めるように設定したものである。
>因みにアナクゾーディの工作がこっそり行われていた、というのは[[飛石武氏>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/gdwo-staffp1.html#tobi]]による後付け投稿である。
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