グニパリル
画像(G-ma氏描画)
※やや色黒な個体である。
種族の特色
ハドケウリ銀河系の寒冷でタイガのような森林が多く、監視者惑星とは思えぬほど生存競争は激烈な惑星グルパロヘル出身。ハドケウリ銀河系の大規模星間連合体、
ナグロスファ友邦軍の筆頭種でもある。
頭部は狼のようだが、体中純白の毛色と4足2腕のケンタウルス体型を持ち、地上でも実に力強い動きを維持する。後ろ二本足だけでも相当強靭で、2足で立ち上がることに全く支障がないのだが、さらにふた足を移動脚にも作業脚にも用いる中間的な脚として確保することで、強大な格闘戦能力を得ているのだ。「普段」の二足と四足は専ら個体が好きに選択するようだ。
戦士系職務に就く者は大半が二足である。
また、
雄性体は胸に血のような鮮紅の毛が異様に目立つ。この鮮紅の毛の部分が大きい個体ほど雌性にもてるほか、一般に出力も高いようだ。グニパリル種は
ディガス大使ですら、胸の鮮紅の毛を隠さないスーツをオーダーすると言うのだから念が入っている。大使以外は、
下半身は服を着るが、上半身は特に必要がなければ裸だ。
性格の勇猛さ&誇り高さは天下一品で、Gex10超えの高位個体も割と出る強大な
ザイオノイドだが、出力戦よりも格闘戦に定評があるタイプであり、
ホルヴィストなどに匹敵する実力者。
彼等の性格的な特徴として、名誉を特に重んじる。「ぶん殴られても笑って許すが、侮辱されたら相手を殺す」と言われるほどに(さすがに誇張が入っているが)に対しては殺人並に激しい非難を浴びせることが多いのが特徴だ。無論、筋道立てた正当な批判を受け止める位の知性は十分持っているが、面白半分に彼らを侮辱すると、相当な恐怖が味わえるであろう。(胸倉つかまれてすんざまじい怒りの形相とザイオノイドならではの強力な怒りのオーラを至近距離で浴びせられる位の事は覚悟した方がいい)
また、
戦闘技術は格闘戦が中心だが、未だに「噛みつく」という原始的な技をも用いる。生体起源の超物質によって強化されたあごの力は晶族
レイラモンディスに致命傷を負わせることもあるほどだ。6本足の戦闘術と強大な噛みつき攻撃は、
アスレイジュですらも格闘戦限定ではなかなか勝てないほどで、
ユスラビオンはじめ6本脚種族の拳法はグニパリルの開発した拳法(ジュリッツ流と呼ばれることが多い)が最も参考にされている。
実を言うとザイオノイドでありながら知性レベル4(基本的な協調性は持っているものの欲望を正当化しがちでともすると侵略主義に陥る)にとどまっていた期間がかなり長く、言ってみれば
セリオネアンや
ヴォルマグスがさらに長い期間をかけ、監視者化したような歴史をたどっている。彼等が
ヴォルマーグ連邦などのように銀河で暴れ回っていた期間も相当長く、一時は
タイランタ連邦のように
バリクラット条約機構に大戦争をしかけたこともある。それこそ30万年近い期間をかけ、知性ランク5をすっ飛ばして監視者級の知性を得ている。
普通宇宙文明化から知性4のままで30万年単位の時間をかければ、監視者化以前に内紛をおこしたり、よそに戦争を仕掛けて滅び、或いは文明断絶を起こす種族が基本であるだけに、彼らの監視者化は「奇跡」とすら評されているようだ。(彼等を滅亡に追い込むような強硬な軍事勢力がなかったのと、覇権主義を肯定しつつも統治手法は上手であったことが一つの原因であると言われる)
種族も、
種族としてこの前科を蒸し返され危険性を指摘されることを受け止める覚悟は固めているようである・・・というより、種族的にその視点を持ったときに、初めて知性4を脱却することができたのである。もっとも、それを単なる政略の道具などに用いればやはり怒るのだが。この気質のため、
バリクラットの挑発行為にはかなり「きている」らしく、上層部も強硬派を抑えるのに苦労しているらしい。
また、そういった歴史があるためか、いったん落ちた者に対してもその事実を認め更生の意欲を持つ者に対しては寛大な性格であり、
ジェネフィル銀河系の「元破壊者」
エンビカル種などとは割と仲が良いらしい。
個体設定
個体名 |
性別 |
プロフィール |
イクシア・ヘイス・ヴェクトレス |
♂ |
極めて強力なハイゼル属性を備えたグニパリルの少年。ブリンカムビクローン事件に裏方で関わった後様々な変乱に関わる。 (飛石武氏提案キャラ、ネタ元:「とある魔術」:一方通行(アクセラレータ)) |
ヴォレイフ・スコーティル |
|
好戦的でまだ若年のブリガンディゲード団員。使用するアストラルアームズは可変剣のようなスラッシングルプス。 (飛石武氏提案キャラ) |
シウ・ガルパロール |
♂ |
基準時から1300年後から9500年後までを生きたディガス大使でアンテプ・ネフメルト大使の弟子。右中央の足を失っているが、ほとんどの同種を格闘術だけでのしてしまうことができた強者。 (ネタ元:北欧神話の片腕戦神、ティール) |
ティオパール・ヴェクトレス |
♀ |
シェトパリルとの混血でイクシアの娘。強力な格闘術者で後にオビリック会に加入。 (ネタ元:「魔法少女リリカルなのは」アインハルト・ストラトス) |
デザイン・プロフィール:イメージモチーフは全くないが、ケンタウルス座銀河群の銀河として考えるに際し、ケンタウルス座とオオカミ座がセットで扱われることから「オオカミをケンタウルス化」という安直な発想からできている(をい)。オオカミと言えば悪役属性を持たされがちであるのと、現状のGDW神族に侵略主義者から監視者昇格と言う例が目立った形では設定されていないことから上のような設定ができた。
また、北欧神話に登場する地獄の番犬ガルムのイメージもあり、胸の赤い毛はもちろん、種族名もガルムの住む洞窟グニパヘリルに由来する。
実はGDW世界とは異なる世界観を持つJun氏の考案種族に似たような種族があり(もちろん偶然である)、絵の色が違うのは差別化の意図もあるらしい(汗)。
最終更新:2013年11月10日 05:04