ステア・オルヴィエル
登録日:2010/08/21 Sat 20:46
投稿先:
鰤スレNo.52(投稿者は飛石武氏)
更新日:2020/03/18 Wed 17:26:24
プロフィール
基準時の9000年後、クロイティス危機時に
アリエル帝国から保護された
ユスラビオンベースのジェネティック。ユスラビオンとしては考えにくいことだが、
体が「緑がかった黄色」という不思議な体色で、紅と緑のオッドアイ。実は風雷属性の因子をある程度持たされているため、聖風・神雷属性を自在に操ることが可能。
保護に関与した
ディガスの伝で、ディガス弾劾法院院長で
ステア・ラピルリスの息子、ステア・テクティットが養子にしている。それまで、単にオルヴィエルと呼ばれていた。(なお、
フィスバスト・マルベータ大使の出奔後、ユスラビオンには大使その他がいなかった)
ラピルリスはクロイティス危機後、大戦に入る前に寿命を迎えたが、会ったこともある。
最初はテクティットがその境遇を気にし、カウンセリングの名手として祖母に会わせたのだが、ラピルリスの感想「最初は人見知りしているだけ。別に私があれこれしなくてもこの子は大丈夫だろう」とのこと。
実際周囲に慣れてくると、段々積極的な一面が出てくるようになってきている。
一説によれば、かつて
創造者との交感役をしたユスラビオンがクローン前の素体であると言われる。
別に戦士として作られた訳ではなく、アリエル帝国の野望のためにその寿命や生存能力を高めておくことが目的でジェネティックにされていた。
性格は基本的に臆病者だったが、保護された後、自分も強くなりたいと考えるようになり、格闘術や波動制御術を学んでいき、遂に
ブリガンディゲードに加入することになる。
保護後は、自分の生まれにはむしろ前向きで、保護後には
ケイロアス星間大学にも在学。
ウィラメールの歴史学者で、当時としては数少ない大学紛争時の生き残りである
ウロボス・ソルミーヌに弟子入り。文学や歴史学(特に
ユリス銀河系をよく研究していたようだ)を学んでおり、優秀な成績で卒業。
オネルエス図書館の司書資格も所持しており、幅広く活動している。
大学卒業後に
ハドケウリ銀河系のディガス高位大使(当時)
シウ・ガルパロールに数十年程度ではあるが師事(既にガルパロール大使は平均寿命を過ぎていた)し、格闘術を叩きこまれている。明確な弟子をとることがなかったシウ大使が彼女にだけ目をかけた理由はよく分かっていない。
後ろ脚が強化されており、
グニパリルのような二足歩行を楽に行うことが可能であるため、グニパリルのジュリッツ流格闘術をある程度マスターすることができた。流帝闘術のような、頭脳的な戦闘方法にも定評がある。
とても明るく、行動的で社交的な人物で、学問仲間や格闘術の仲間たちが彼女の周囲に集まることが多く、
アトラス・イグザ銀河団から
セクトレアム・ハドケウリ銀河団に至るまで、彼女の知り合いは多い(
オビリック会と呼ばれている)。この仲間たちは、クロイティス銀河大戦で一定の活躍をすることとなり、後にオルヴィエル自身もクロイティス9女傑の一人に数えられることとなる。
セイレジーナクレイド
ステア・オルヴィエルの装備するアストラルアームズ。
ディガスのエージェントスーツに近い青い装甲型戦闘用ジャケット型の装備で、背中や胴体にはコートのようなスタビライザーフィルムを展開している。
彼女自身の基本的な戦闘スタイルが六本の四肢を利用した格闘戦であることから、主に彼女の脚力や腕力をなどの基礎身体能力を強化し高める機能を有している。
その威力は腕尽くで
ゾアクロイドもダウンさせるほどで、その体形からくる変幻自在の手技や足技は、監視者クラスの動体視力や反応能力をもってしても避け切るのは困難。
アストラルアームズとして発動した時には時空を捻じ曲げ瞬間移動や超光速飛行が可能となり、両腕から繰り出す強力な超高密度波動を纏った拳は自身より遥かに巨大な相手も粉砕する。
ベルクリウス
ステア・オルヴィエルのアストラルアームズではない個人の特殊兵装で、保護された際アリエル帝国から持ち出されたもの。全長220mほどの二重の鏃のような形状を持つ小~中型戦艦『ベルグリウス』を所有している。
この艦の最大の特徴は、艦橋部にある玉座からオルヴィエルの魔力および精神出力をフィードバックし、宇宙空間においてもその属性を持たせた能力を展開するシステムを持つ。
それにより機械兵器でありながら対魔戦闘にも対応し、さらに特殊な空間制御機構を発動して強力なエネルギーエーテル波を放って標的を火器を一切使わずに攻撃が可能。
戦艦としての武装は必要最低限で、主砲のタキオンレールキャノンもかなり小型だが、高出力の複合空間シールドと超金属製の特殊重装甲により、他の同クラス艦を超える防御性能を誇る。
現在ではオルヴィエルの存在場を“起動システム”としているため、彼女にしか起動はできないが、運用においては基本的に幾人かのサポートクルーを乗せて行われている模様。
(このシステムはオルヴィエルの属性だけでなく同乗させた他の人間の属性や能力も反映する事が可能で、それによっては新たな攻撃および防衛手段、さらには戦闘以外の特殊効果機能の付加出来るとされる)
宇宙空間での最高速は1TLと低めで、普段は他艦に搭載されて運ばれるが、その機動性そのものは極めて高く、オルヴィエルの反応速度に対応してかなりの運動性能を発揮する。
一応、艦船として内部には十分な生活用設備等が整えられているため、仲間や部下を運ぶ人員輸送船や現地における臨時生活施設としても使われる事も多いとされる。起動後は彼女の思念を運行プログラムとしつつ、他にも補助用の自動操縦システムもいくつか兼載しているため、ある程度のオートメイトによる運用も可能。
もともとは
エンペリアンの芸術家、
ゲルヴィデスが
アムーグア帝国隆盛期に作り上げた「客船」であった。
帝国滅亡に際して行方知れずとなっていたが、GDW世界屈指のマッドサイエンティストである
ナリアタンドが偶然拾い、魔改造を施した結果が現在のベルグリウスの姿である。
ナリアタンドは改造してすぐに放り出してしまった(ナリアタンドは作ることには関心があっても作ったものを有効活用することにはほとんど関心がない)ためにアリエル帝国が拾い、オルヴィエルにあてがわれていた。
戦闘艦船のようであるが、見る人がみれば「これは元々客船である」ということは分かる。
オビリック会でも、
ビルネ・レイカックなどがこれに気づいている。
デザイン・プロフィール:
モチーフ元は、「魔法少女リリカルなのは」の高町ヴィヴィオである。
最近の連載を見ていて何となく作りたくなったものだが、結構うまく作れたのでクロイティス9女傑の一人に抜擢、9女傑のうち4人がなのは出身になった(笑)
ラピルリスの孫娘にしたのは、ちょうど
ROZEN戦記でヴィヴィオの代わりに蒼星石が眼の色つながりであてがわれていたことも影響しているといえるだろう(笑)。
クロイティス銀河大戦で、単に戦士としてではなく、歴史学者としての活躍なども想定している。
例によって「戦闘用ジャケット」と「聖王のゆりかご」という外形を示して武器類は飛石氏に作っていただいている。(thx!)
2015年、ベルグリウスに作成者ゲルヴィデス、魔改造ナリアタンドという設定魔改造を施している(笑)。
最終更新:2020年03月18日 17:26