ドリプス・フネットレア


登録日:2011/01/28 Fri 21:43
投稿先すごーい戦士(個人)スレNo.39&40
更新日:2013/09/16 Mon 01:16:13



名前 ドリプス・フネットレア
種族 ヤックディラ
体格 身長190㎝
主な能力・地位 エラシュモック道教団大法正
ハドケウリ銀河系ディガス大使長(基準時の9900年後)
剣術・糸術・ゼクティアンの魔術
親族関係 父:カルメイス・フネットレア
主要活躍宙域 ハドケウリ銀河系リーヴァス超銀河系
スペック Gex7.8
魔法陣彫り込み後はGex10.9
活躍年代 基準時の7500年後~
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プロフィール


 基準時の6800年ほど後に生まれたヤックディラ女子の高位体。
 基本的に物静かであるものの、いったん火がつくとかなり苛烈な様も見せる人物である。

 ハドケウリ銀河系の少数勢力の一つ、エラシュモック道教団の大法正にして、後のハドケウリ銀河系ディガス大使長。

 もともと種族的にも高位体。その上体に彫り込んだ魔法陣によってその魔力は増幅されており、更には自分の身長と同サイズの大刀や鋼の糸を扱った武術の達人であるというとんでもない完璧超人である。
 元々灰色の毛の長いヤクのようなケンタウルス体型のヤックディラだが、彼女の場合は右半身はヤックディラの毛深い獣人、左半身は毛がなくゼクティアンのような魔法陣がびっちり描きこまれていると言う、体の左右で違う種族に見えるようになっている。
 もちろんこの体躯には深ーい因縁がある。


 元々、エラシュモック道教団の大法正(信仰の頂点)の後継者候補であり、もう一人の後継者であるエルシエル・クロシェラとも友人同士であった。お人好しなエルシエルと比べて姉御肌なタイプだったようである。

 ところが、ドリプスがセクトレアム銀河系に赴こうとして、エラシュモックの一部神官過激派がドリプスの暗殺を謀った。

 元々、ドリプスはものをはっきり言うタイプで、大法正になったら陣頭指揮を振るうことが予想された。他方、エルシエルは無欲で悪人ではないのだが、お人好しで自己決定に乏しく周囲に簡単に染まってしまう側面があった。
 これまで権力を牛耳ってきた神官たちにとってどちらが都合がいいかは一目瞭然である。もしも、ドリプスが自分が大法正にと強く出れば、エルシエルはどうぞどうぞと地位を認め、ドリプスに取り込まれ神官たちの権限は残らず奪われかねない。
 それを恐れた神官たちは、セクトレアム系に向かう途中で、暗殺のためドリプスの乗った船を爆破し、それ以降ドリプスは行方不明となり、死んだと思われていた

 だが、ドリプスはぎりぎりのところで脱出が間に合って保護され、生きていた

 ドリプスは自分は生死不明(宇宙だと遺体が見つからないのは当たり前なので不明の場合はほぼ死んでいる)ということにしてそのままセクトレアム・ハドケウリ銀河団を後にした。神官組織の叩き直しは彼女も望んでいたが、彼らが実力行使に出た以上、生存を明らかにしたところで、次の罠が張り巡らされていずれ殺されかねないし、自分を立てている派閥も内部の覇権争いに自分を担ぎ出している面の方が強いことは分かっていたからだ。

 彼女が旅をして最初に向かったのはテルミノ銀河系。宗教組織による統治の成功例として有名な惑星モスディロスに立ち寄り、フォルジー大神官とも会っている。フォルジーは見えない目で、かつ素性を隠していたドリプスの素性を言い当てたという。


 次に向かったのは、オーディエル銀河系で、名高い魔術人類ゼクティアンを輩出した遊星ゼクティール。名高い魔術人類と強大なザイオノイドの多いオーディエル銀河系で仲間を集め、さらに自身も鍛えなおしたのである。
 その際、彼女は体にゼクティアンが施す見事な立体魔法陣を施し、さらに切断などに用いていた糸で魔法陣を作る等と言った技術も身につけている。
 とはいえゼクティアンの魔法陣はノーリスクではなく、ヤックディラは系統種族も違えば体格も違い、しかも彼女はとっくに成人である。それは凄まじい苦痛を伴う上に成功率も高くなかった。それでも、彼女は魔法陣を施すために、体に生えていた長い毛の左半分を残らずそり落として魔法陣の彫り込みを敢行(体中やったら100%助からないと言われたため、半分になっている)。力を得るためというのもさることながら、職務を放棄して逃げている自分を罰してやらなければ気が済まなかったようだ。
 もともと持っていた剣術と糸術とハドケウリの魔術、更にはゼクティアンの魔術。その後の修行と、非ザイオノイド系監視者としてはありえないほどの比類なき実力を得たのだ。

 同時期に行われたリーヴァス超銀河系でのリーヴァス宇宙連合総会に伴ってリーヴァスに赴いているが、その際に妹分のエリス・アフラプを失い、深い傷を残した。

 そうしてかれこれ250年あまりも雌伏していた(ずっと修行をしていたが、本心はエルシエルが成長に伴い優れた大法正となることを期待していたとも言われている)ドリプスは、オーディエル系やテルミノ銀河系で見つけた仲間たちとともにハドケウリに舞い戻り、エラシュモック改革に大ナタを振るいにかかった。
 エルシエルの派閥は応戦を試みたが、神官組織の腐敗を憂う清流派系もここぞとばかりに反抗に移ったために、エルシエルの派閥は見る間に窮地に立たされた。
 ついにエルシエルとドリプスの一騎打ちでケリをつけることとなり、エルシエルも相当強力な魔道師になっていたが、いかんせん相手が悪すぎ、見せ場すらほとんど作れず完敗を喫したと言う。

 大法正になったドリプスが行ったのは、星間連合体としてのエラシュモックを本部惑星を残して解散し、改めて宗教団体と政治を分離することであった。さすがに暫定期間は設けられたものの、100年とたたずに政権はほぼ全面的に個別惑星に移譲され、エラシュモックはただの宗教団体に戻り、惑星はそれぞれの道を歩み始めた。これが大体基準時の8300年後のことであり、彼女も政治的な権力を失って信仰の中心としての役割に戻ったという。

 また、その実力や手腕を見込まれ、推薦を受けてディガスの大使にも就任
 実はオーディエル銀河系にいた頃には既にオーディエル銀河系の大使長であるオルヴェランのパラドゥン・セティ・エルシアム大使長に見出されており、志願するなら認めると言われ、本人も心動かされるものがあったらしいのだが、「自分の仕事が終わるまでは就任しない」と言い、ハドケウリ復帰、星間連合解体後に大使就任。
 大使と言っても、基本的に信仰の中心としての役割を果たすことが多かった「兼任型」だが、厚い尊敬を受け、その後も混乱するハドケウリ銀河系の多数勢力の仲立ちなどで実績を重ねていった。

 そしてクロイティス銀河大戦前夜、基準時の約9900年後にハドケウリ銀河系のディガス大使長まで上り詰めた。

 ゴトロックスの強兵、ミノムルガンは初対面以前はどれほどのものかと挑戦的に構えていたが、実物に会うや否や思わず平伏し、「一世の巨人である」として、厚く敬意を払っていた(戦闘能力的にはさほどの差はないが…)と言い、シウ・ガルパロール大使の死亡後も彼がゴトロックに戻ったりしなかったのは彼女の存在が大きい。
 ステア・オルヴィエルも修行中、一度だけだが彼女と立ち会ったことがあり、魔術も闘術も全く歯が立たず、20秒と持たず降参に追い込まれた。同時に、「格闘術を学ぶなとは言わないが、学問をもう少し頑張ったらどうか。」と勧めたりもした(彼女の論文を読んだことがあり、戦闘術より学問に光るものを感じたようだ)。


 ちなみに、「前世」にあたる存在は基準時のディガス正大使、フレイヌ・ルメイミーであり、それに感づいたのはフォルジー大神官であったと言われている。

デザイン・プロフィール最初期のイメージモチーフは「とある魔術の禁書目録」に登場した強力な魔導師にして天草式信仰の女教皇であった神裂火織である・・・と言っても設定暴走のためオリジナルの要素がかなり強くなっている。ぶっちゃけ、最初はここまで大物にする気は全くなかったw
元々信仰の頂点であったため、ハドケウリ銀河系に未作成であった宗教系星間連合のトップとしたのだが、さらにゼクティアンという手もあるという話が出ていて、それを生かす形で左半分だけ露出の多い本家と関連させて設定を取りこんだ所、設定が勝手に膨れ上がったもの。ちなみに、多分白銀ヒロインで一番痛い思いをしたヒロインである(汗)
フォルジー大神官が「とある魔術の禁書目録」のインデックスと二重モチーフ化したのもドリプスとの縁が走りであったりする。
因みに、前世がフレイヌ・ルメイミーなのは二人とも元キャラの中の人が伊藤静であるネタである(笑)



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最終更新:2013年09月16日 01:16