メリルジェムパ事件


登録日 :2011/11/19 Sat 22:04
投稿先GDWモブエピ検討室No.4~No.6
更新日 : 2013/10/06 Sun 22:05:33




概要


発生年代 EUC2056年前後
主要舞台 アトラス・テクトラクタ
主要関与組織 アトラス連合捜査局
主要関与者 ファルシオ・ニコロウン、マクシム・コーヴェンその他
事件の性質 大規模消費者被害事件

総説


 オリオン大戦期、アトラス・テクトラクタ(AT)内で発生した大規模消費者被害事件。オリオン大戦が市民に与えた影響の一つでもあった。
 AT中で発生していたが、主にGDWでスポットが当てられているのはユショーラ・エルバインゾーンであることから、ここではそれをメインに扱うことにする。

メリルジェムパと市民感情の背景


 ATでは様々な種族が、その種族特性を生かしあって暮らしている。しかしながら、 周囲に自身より明らかに優れた能力を持つ者がいるということを、コンプレックスに思う者も出ない訳ではない
 訓練によってより優れた能力を手に入れること自体は決して不可能ではないが、要求される努力は半端なものではないし、しかもどうあがいてもそれには限界がある。(やり過ぎれば寿命が縮むことさえある)

 更にオリオン大戦期、実はタイランタ銀河連邦はテクトラクタ市民(トラクシズン)の間で密かなブームになっていた。
 AT市民にとっては、タイランタの猛威などは当面先の話である。むしろ、実力主義なタイランタのあり方って実はいいんじゃない?というような価値観が大きくなってきていて、 能力の高い者に対して過度に称賛し、逆に特に能力のない者は見下されるというような社会的なムードができてきていた のである(後のAT空爆により、このムードは突然終焉を迎え、逆にタイランタ関係者に対する過剰な排撃運動が起こることになったのだが)。
 そのような心理に付け込んだ悪徳商売がなされたのだ。

 販売されたメリルジェムパと呼ばれるアイテムは、 持っているだけで、存在場からのエネルギーを引き出すことで、より高次な超能力の使用を可能にするという器具である 。効果に個体差はあるが、およそGexが0.5程度アップ(約3倍になる)する効果がある。

 しかし、これの実際は 危険極まりない ものであった。
 存在場に働きかけて高いエネルギーを出すことを可能にするということは、存在場保護の技術が不可欠である。
 確かに存在場にも負担をかけずエネルギーを引き出す技術自体はあるのだが、当然それは神の技術と形容されるべきものであって、 小型の器具を持っているだけでOK、しかも一般庶民に手の届く値段で買える、ということ自体が、そもそもありえない のである。

メリルジェムパの社会的影響と収束


 メリルジェムパの使用者の中には、高い出力を得るための存在場への圧力で、体を壊す者が続出した。
 存在場が無事であった者の中には、 せっかくの高い能力を悪事に用いたり、一時的に高くなった能力を制御できず他人をけがさせる者まで登場する 始末であった。

 メリルジェムパの被害者の多くは、子どもであった。
 大の大人であればメリルジェムパについての知識はなくとも危険性にはなんとなく感じ取れるし、自分の周囲に自身より優れた人がたくさんいるという現象にも比較的慣れているので、そんなものに手を出すのはごく少数で個人の問題で済まされる所であった。
  多くの子どもたちが、メリルジェムパに手を出し、存在場に深刻なダメージを負った状態で病院に運び込まれたり、悪事を働いたり、急激な能力の上昇に感覚が追いつかず他人を傷つけてしまった者からメリルジェムパが押収されるという事態 が発生。
 また、メリルジェムパは小遣いで買うには高額なもので、 子どもがこづかい銭を全部はたいて買ってしまったり、親の金銭に手をつけたりという事件 もあった。

 連合捜査局も動いたものの、犯人は決して嘘はついておらず、値段もそれ自体としては適正価格だったために、刑事処罰などやりようもなかった。様々な感性の種族がいる以上、積極的に嘘をついたのでない限り詐欺として処罰することはできないのである。

 この事件をサドシェロア地区で概ね解決に導いたのは、ユスラビオンの弁護士ファルシオ・ニコロウン弁護士であった。
 孫娘のミレイア・メルシィ姉妹から、友人たちが危険なものに手を出しているという話を聞いたセスニッヒ教会の聖職者、マクシム・コーヴェンは盟友でもあるファルシオ弁護士に話を持ち込んだ。
 ファルシオ弁護士は、弁護士としての自身のキャリアを生かして奔走。
 販売者の刑事処罰が無理であることは分かっていたが、 被害弁護団を組み、せめて犯人から代金を取り返しにかかった。
 また、メリルジェムパに手を出して悪事に走った子どもの弁護を引き受けただけでなく、マクシムも聖職者としての顔をフルに使って子どもたちの引き受け先を見つけ出した。マクシム牧師は自身だけでなく、多数の保護観察の担い手を見つけ出し、多くの子どもたちを保護観察で無事に終わらせた。
 更には運動を組んで、政治サイドにメリルジェムパの法禁を求めた。

 彼の運動が功を奏し、トレイトン・ウェスト知事らによってメリルジェムパの販売は禁止されるに至っている。
 とはいえ、大きな事件で巻き込まれた者も多かったこともあり、数年間はメリルジェムパ事件は町に影を落とし続けていた。
 やがて、タイランタスパイが逃げ込んだ事件においても、この事件は背景として影響が残っていたのである。

 なお、メリルジェムパの売人は何人も確保されたがめぼしい処罰はなく、また出所は明確にはならなかった。
 しかし、究極的な出所は、一部の者からはナリアタンドではないかと推測されている。

デザイン・プロフィール :元々G-ma氏主導で考案されているモブエピの背景エピソードとして考案しているが、 ネタ元としては「とある科学の超電磁砲」の幻想御手(レベルアッパー)事件と魔法少女まどか☆マギカの物語が二重になっており、 メリルジェムパもソウルジェムやレベルアッパーがイメージソースである。
ちなみに投稿題名は、「メリルジェムパを買って、魔法少女になってよ!」だったりする(爆)


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