アリグロスナム騎士団
名称 |
アリグロスナム騎士団 |
筆頭 |
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本拠地 |
ベルカナス銀河系 |
組織的性質 |
慈善団体 |
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概要
騎士団の名を持つが、
アトラス・イグザ銀河団で活動する医師などの団体。地球で言うならば国境なき医師団や赤十字に近い。
元々は
ベルカナス銀河系にて
アルプァノーバの作ったレスキュー団体が始祖であるが、その活動は現在銀河団規模に発展している。ベルカナス銀河系の
アトラス・イグザ銀河団における中立性も、アリグロスナムのような組織が大きくなった一因であろう(似たような慈善団体自体はどこにでもあると言っても過言ではない)。
一応はアトラス・イグザ銀河団全域が活動地域であるが、基準時の前後では大きな火種のある
アトラス銀河系における活動が目立っている。
アトラス・テクトラクタはもちろんあちこちの惑星・テクトラクタに支部を持つ。
アトラス銀河系だけで直属人員規模は数万を越えており、更に有事の支援・協力者(協力組織も含む)を足すと(むしろ直属の医師等は少数で、有事の志願者の方が断然多い)その潜在的な人員規模は億とも言われる。
天体規模の大災害や星間戦争、伝染病蔓延等に赴き、被災者の救助を行うことが多い。
基本的には惑星の依頼を受けて出て行くことが多いが、星間戦争等の場合独断で赴くこともある。
正当防衛そのものな防衛戦を除けば
彼らは非戦、中立、政治不干渉を貫いている。
彼らの船も、一般的な
ザイオロードよけなどで宇宙船に備わっているものを除けば武装すらしていない。数の決して多くない監視者級の個体が防衛戦をする程度である。
また、伝染病などと第一線で渡り合っていたり、系統種の異なる種族までも治療している実績から、こと
直属医の中にはアトラス銀河系でもトップクラスのレベルの医師が育成されている面もある。
アトラス連合を中心とする自由主義連合では彼らの活動はほぼ公認状態である。
また、
タイランタ連邦も、人道的な非難の口実を与えないために彼らに対して粛清のような活動を行うことはない。
ただし、
オリオン大戦におけるタイランタの大規模な行動に対しては太刀打ちできず(例えば
惑星ガロヌなどは封鎖されているためアリグロスナムの支援組は追い出されている)、その活動は対症療法の域を出ていない。(タイランタの放任はその点にも一つの原因がある)
生命の尊重理念で有名なはずの
ディガスとは付き合いをせず、補佐官や大使兼任は禁止されている。
ディガスの行動は政治色を帯びざるを得ない場合が多いためということである(政治家などの兼任も同様に禁止されている)が、
個人レベルでも、高度な技術などを持ちながら個別的救済活動を行わないディガスの活動には批判的な者が多いようである。
また「反タイランタ」という政治的なスローガンを掲げる
ATUとも、集団としての付き合いはない。
ただし、ATUなどが関わらないところで、ゼクロームなどをカウンセリングした実績はある(関わっていても半ば見て見ぬふりをするという形で治療したりすることもある)。
オリオン大戦期には彼等は
カーボリクス因子ににディガスより早く感づいた(惑星ガロヌから脱出した船の変異者を診察したのがアリグロスナムの人間であった)。しかしながら、政治に関わらないためとしてそれをディガスその他には通報せず、それがディガスの参戦の遅れにつながったとも言われる。
こうしたアリグロスナムのあり方に対しては、ディガス側内部でも批判の声がある。
半面、
一般市民向けの声望の高さはこと銀河内においてはディガスも及ばない水準であり、こうした批判も組織を揺るがすには全く至っていない。
デザイン・プロフィール:設定文のとおり国境なき医師団や赤十字をイメージした組織である。元々イメージがあったところ、ベルカナス銀河系に「セントバーナード犬」アルプァノーバを考案した際、セントバーナードはは救助犬であること、中立的な銀河としてのベルカナス銀河系に赤十字や国境なき医師団はぴったりということもあって本部をベルカナス銀河系に置いたもの。
慈善団体として共通点が多いと思われるウルトラの母(マザー)の銀十字軍(現在GDW公式設定はないが)等との関わりも模索中である。
最終更新:2014年07月06日 02:41