ヴルティーラ星間同盟


概要


 シャルバロン銀河系の第3勢力で、シャルバロン銀河系の2割強に実効支配権を持っている。
 外交上、コロンガル銀河連合ジウサーズ惑星共同体とは対等であるが、実力的には相当な差がある。。
 盟主格はラシャイズで、首都は本来は天王星ほどのサイズを持つヴルティーラ・テクトラクタ…なのだが、現在は惑星ソロサーボクを臨時に首都としている。

 ラシャイズは、開発意欲が大きく、惑星ラシャクサに発生すると、次々と惑星を開拓し、最盛期にはシャルバロン系の3割近くを開拓していた。近隣惑星の別種族も糾合して築いていた大勢力は、労働力もかなり供給していたので、一時はジウサーズ惑星共同体に次ぐ第二勢力であった。
 割と結束力の高い組織でもあり、ヴァーツに主力艦隊がほとんど壊滅状態に追い込まれた際にも、個別惑星のゲリラ的抵抗は、ヴァーツをてこずらせている。

 コロンガル銀河連合勃興に伴い、コロンガルにより新規開発は抑えられ(というより、新規開発をしようとしていた宙域がコロンガル宙域になってしまった)、一部惑星はヴルティーラを離脱してコロンガルに加盟するなど、コロンガル独立に伴って貧乏くじを引いていた。
 とはいっても、コロンガル・ジウサーズとの交易は平穏に行われており、特段軍事強硬派、非道行為容認と言う訳でもなく、別段問題ある勢力とまでは見られていなかったようで、ヴルティーラ・テクトラクタにはディガスも駐留していた。

 それがおかしくなったのは、シャルバロン危機の際の、ヴァーツのシャルバロン第一次侵攻後である。第一次侵攻で弱ったジウサーズの宙域に属する惑星を、ヴルティーラが勝手に入植。開発行為を始めたことにあった。
 あまりにも露骨な行為に、ジウサーズもしびれを切らして戦争を始めたが、実はヴルティーラ高官がヴァーツに精神汚染を受けていたことが原因であり、必ずしもヴルティーラが悪徳であるという訳ではなかった。

 シャルバロン危機第二次侵攻で、ヴルティーラ星間同盟は首都ヴルティーラ・テクトラクタ荒廃など大損害を被っている。
 戦後、ヴルティーラが悪徳ではないことを理解していたコロンガル・ジウサーズ両勢力は、ヴルティーラの不法行為の大半を見逃した上で立ち直らせることとした。当時、ヴルティーラに優れた後釜となる人材がいたということ、無視できない労働力供給減で会ったことなども影響していると言われる。

 ヴルティーラ・テクトラクタは現在は都市として復興しているが、直通回廊の復旧がまだであることから、首都は今なおジウサーズに近いソロサーボクに置かれている。

デザイン・プロフィール:名の由来は、インドの最強級の魔神ヴリトラであるが、ヴリトラのような戦力を持つ化け物星間連合ではなく、イメージ的にはアトラス銀河系のヴァリングトーリスとリーヴェアス連合を足したような戦力である。
シャルバロン危機を作るに際し、とっかかりとして作った「悪党ではないけれど、火種とはなりやすい星間連合」と言うのが基本コンセプトである。
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最終更新:2009年11月17日 08:10