GDW世界 白銀の賢者分室
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GDW世界 白銀の賢者分室
ja
2020-06-28T20:41:32+09:00
1593344492
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白銀的な考え方②艦これにおける憎悪表現について
https://w.atwiki.jp/silverphilosopher/pages/482.html
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
*艦これにおける憎悪表現について
艦隊これくしょんで行われた2016年5月のイベント海域。
白銀は全海域甲作戦にてクリアさせていただいた。
新規実装艦娘が全員着任してくれるという幸運にも恵まれた。
ここの最終海域クリア報酬でアメリカ戦艦・Iowaが実装された。
&bold(){艦これ初の連合国出身艦娘}である。(ただし、2月の艦これ改には先行実装されていたので多くの提督が予想はしていただろうが)
賠償艦としての引き渡しによる連合国艦としては雪風や響の例が、イタリア降伏後、イタリアの連合国としての宣戦布告による連合国艦としてItaliaの例があったが、
最初から最後まで連合国出身、しかも日本と実際に交戦した艦の実装は初めてであった。
こちらで真偽は確認していないものの、運営サイドからもやりたいという希望があったというという噂はIowa実装以前から聞いている。
とはいえ、&bold(){提督諸氏にとって、連合国艦の実装については賛否両論であったところである。}
白銀的には賛ではあったが、否定的な意見も個人的には理解できたところであり、運営サイドも賛否両論を承知でやってみたのだと推察する。
白銀鎮守府においては、もちろんIowaも育てている。
今日現在既に改装・改修完了、レベル77に届いており、実戦投入はいつでも可能である。
大和型やヴィットリオ・ヴェネト級戦艦などのレベルが98とか99になっているため、そちらに出番が回ってくることが多いものの、それでも難関海域5-5投入は既にしている。
また、高速戦艦であるため、イベントで組まれる連合艦隊の第2艦隊に入れられる(大和型や長門型のような低速戦艦は第2艦隊に入れられない)。
夜戦要員であるが攻撃を激しく受けてしまうことも多く、それでいて小粒な艦を増やさざるを得ず命中すると大損害を受けやすい第2艦隊に、安定性に勝る戦艦を投入できる(と言っても最大二隻だが)ことは価値がある。
夜戦火力が最大となるBismarckと二隻並べて投入できれば、安定性&攻略力は段違いになるだろう。
もちろん凄まじい燃費は弱点だが、そこまで潤沢に投入するのはイベント甲作戦最終海域くらいのものなので、大型卒業済で常に備蓄を怠らない白銀鎮守府ならば別にどうということはないのである。
さて、少し前のチャットにおいて、こんなことが話題になった。
&bold(){一部において、Iowaを故意に轟沈させたり、意図的に解体し、あまつさえそれをweb上で放送する者がいると言うのである。}
もっとも、白銀も、そのような行為の存在を小耳にはさまなかったわけではない。
艦これをすることで史実における艦がどのように沈んでいったのかを知った提督諸氏は多いのであろうし、白銀も間違いなくその一人である。
Iowaの場合、舞風・香取轟沈という太平洋戦争の中でもかなり鬱度の高い話に関わっていた為という要素もあったのだろうと推察する。
室蘭では市民に対する艦砲射撃も行っている。
今、ヘイトスピーチが問題になっており、今年、ヘイトスピーチ対策法は国会を全会一致で通過、可決している。
実は、&bold(){艦これを巡って、日本艦艇への愛着をこじらせ、ヘイトスピーチに走っているのでは?という例は以前から見かけている。}
ヘイトスピーチと言っても、ヘイトスピーチは「人種、宗教、性的指向、性別、思想、職業、障害などの要素に起因する嫌悪や憎しみを込めた発言や主張」である。
Iowaの場合、舞風などの轟沈に関わった側面があることが根拠になっている意味があるため、ヘイトスピーチの定義にはあてはまらないかもしれない。
だが、もちろん連合国艦というだけで上記のような行為を行っているならば、それはヘイトスピーチに属すると言える。
それに、例えヘイトスピーチに当てはまらなくとも、&bold(){品格を損なう嫌がらせ行為を行うことは、百害あって一利なしと言える。}
意味もなく対日感情を悪化させ、日本人の品位を疑われることだ。
艦これの場合海外にもファンは少なくない。
海外のファンが品格を損なう嫌がらせ行為をyoutubeなどで見て日本人への評価を下げることはあれど、高くすることはあり得まい。
以前もあったが、第三次ソロモン海戦・第二次夜戦における霧島とサウスダコタの壮絶な撃ち合いは艦これ界隈ですぐにネタにされる。
打ち勝った霧島が後からやってきたワシントンにタコ殴りにされて撃沈された…といわれている。
何故かこれを理由に、ワシントンが卑怯だと言うような言い分が出たことがある。
だが、霧島は当時型落ちの旧型戦艦、片やサウスダコタは最新鋭戦艦。「1:1で戦う」分には本来どう考えてもサウスダコタ有利な戦いだった。
何故霧島がサウスダコタには損害を与えられたかと言えば、それは駆逐艦・綾波の大暴れの命中弾や人的ミスなどが重なり(諸説あるが)サウスダコタの電気系統が落ちてしまったのが大きな原因である。
戦争は1:1で戦うなどと言うルールがある訳ではないが、ワシントンの参加をもって1:2だととらえるなら、日本は綾波も頭数に入れなければいけない。
そもそも、第三次ソロモン海戦第二次夜戦に参加したのは日本戦艦1・重巡2・軽巡2・駆逐9に対しアメリカ戦艦2・駆逐4である。
&bold(){数の問題を言うならばむしろアメリカが「日本ずるい」と言うのが筋である。}
ワシントンとサウスダコタの乗員のごたごた話は知っているが、それはアメリカ国内で解決すべき問題であり、日本側が口を出すべき事柄ではないだろう。
艦これの絵師で有名な某氏。季節ごとの差分絵なども描く人気の絵師である。
ところが、NHKの番組で給糧艦間宮が扱われた際、間宮を沈めた潜水艦シーライオンについて&bold(){「シーライオン絶許」}(絶対に許さないのスラング)と書いて顰蹙を買っている。
これについて批判が殺到。絵師は当該ツイートを削除してしまった。
忘れてはいけないことがある。
&bold(){米英の艦も、日本艦にたくさん沈められているのである。}
個別にはチェックしていないが、多くの乗組員が犠牲になったはずである。
また、戦時中において、戦闘行動でもないのに捕虜虐殺をはじめとする批判されるべき事態は、残念ながら日本にもある。
あえて具体的な艦名は出さないが、&bold(){民間人や米軍捕虜を虐殺と呼ぶほかない方法で殺害した事件が記録されている艦は艦これ実装艦にもある。}
日本艦の武勲を称え哀悼の意を表するからといって、これらの行為の全てが許されるわけではない。
&bold(){日本人として、日本軍・日本艦・日本人に対する愛着があるのは当然のことである。}
その結果として、日本軍や日本艦を苦しめた艦に対して怒りを覚えることも、それ自体は人間の自然な感情であり、白銀としては善悪を論じる気にはならない。
仮に悪だという結論になったとしても、感情をよそから制御することはまずできないのだから論じる意味も感じられない。
だが、それは&bold(){アメリカ人がアメリカ艦やアメリカ軍に対する愛着があると言うこと、アメリカ人が日本人に対して同じ感覚を抱くこともまた認めなければならない。}
日本艦を沈めたからリンチまがいな行為に走ってもよい、というのならば、そういった提督の皆さんは自分が手塩にかけて育てた艦をリンチにかけられてもいいというのだろうか?
自分でそういうことをするということは、他人にやられるのを容認しなければならないということでもある。
また、アメリカは日本と比べれば軍人の立場が強い。共和党選出の大統領候補であるトランプ氏が軍人の立場を無視した発言をしたため、ついには共和党内部からの不協和音が強烈になりだしたというのも有名である。
そこまですべて承知で、よそはよそ、うちはうちと割り切るのは一つの考え方かもしれない。
鎮守府の運営については、各鎮守府においてやり方があることだろう。
母港の拡張枠は課金制だから、こんなに抱えられない、という理由で解体や改修・轟沈に回す提督もいたかもしれない。
白銀個人的に気分のいい話ではないが、そこまで口を出す権利は白銀にはない。(白銀もデイリー解体任務を普通に毎日やっている)
&bold(){だが、そうであるならば、その態度をあからさまに表に出す必要はないはずである。
少なくとも、それが日本の国益を害することは想定できても、国益につながることなどはありえない。}
ぶっちゃけ、艦これを起点にヘイトスピーチが蔓延するようなことがもしあれば、艦これはサービス終了に追い込まれかねない。
いつかは終了するサービスであるとは思われるが、余りにも終着点としてみっともなさすぎる。
ただ、白銀個人としては、上記のような考え方をしつつも、割と冷めた見方をしている感もある。
確かにそういった行為はヘイトスピーチと同様、品のない行為である。白銀鎮守府においてはこれらの行為を称賛することは絶対にない。
しかし、&bold(){人がたくさんいれば、どうしてもそういった歪んだやり方を是としてしまう者が出てしまうのは仕方ない面もある。}
一部の特別困った人々を取り上げ、騒ぐことは、かえって彼らの行動を知らしめることになりかねない意味もある。
実際、そういった品位のない嫌がらせ行為自体は必ずしも多数派ではないと認識している。
艦これというゲームの中で見れば大問題だが、&bold(){世界的に見ればIowaも「ゲームのキャラの一人」にすぎない。}
ゲームのキャラの去就ごときで騒げる日本は平和である、という見方は安穏すぎるだろうか?
むろん、ゲームのキャラの去就から今の日本が透けて見えるのだ、とすればそれは由々しき問題である。
&bold(){だが、現在そのような動きは、どうしても出てきてしまう一部の困った人たちの域を出ていないというのが白銀の所感だ}。
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2020-06-28T20:41:32+09:00
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ナリアタンド
https://w.atwiki.jp/silverphilosopher/pages/365.html
*ナリアタンド
&font(#6495ED){登録日}:2012/04/28 Sat 18:00
&font(#6495ED){投稿先}:[[賢者&政治家殿堂No.15>http://b.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=gdwdtn&mode=view&no=??&max=1000]]
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
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|名前|ナリアタンド|
|種族|[[テクノビアン>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWC/GC-AlienP/gc-as-tecnobn.html]]|
|体格||
|主な能力・地位|科学者としての能力はGDW宇宙全体でも一目置かれるレベル|
|親族関係||
|主要活躍宙域|[[ユリス銀河系>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWL/gl-gx-uris.html]]|
|スペック|Gex4|
|活躍年代||
|メインページリンク|[[こちら>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWC/GC-AlienP/gc-as-tecnobn.html#c-nlatnd]]|
**プロフィール
[[ユリス銀河系>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWL/gl-gx-uris.html]]、[[アムーグア帝国>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWL/gl-gx-uris.html]]跡地という超絶危険地帯に居を構える[[テクノビアン>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWC/GC-AlienP/gc-as-tecnobn.html]]の科学者。素体は馬鹿のように白けた緑色。
アムーグアのオーバーテクノロジーの遺産を発掘しては実験や発明に勤しんでいる。
&bold(){マッドサイエンティストを絵に描いたような性格}。常にテンションが異常に高くてノリノリ、とにかく実験や発明にしか興味がなく、傍から見るとそのノリは笑えるほど。
それだけの研究量を誇るだけあって、&bold(){学識等は最高クラスであり、こと発明能力の高さはGDW宇宙でも屈指の水準}と言えるであろう。発明の多くは彼の自己満足なガラクタだが、役立つ発明は本当に彼にしかできないと言われるようなもの、あるいはありえないほど素晴らしい戦士で、GDW宇宙の世界法則書換えにも近いことが可能になるのは彼くらいのものであろう。
しかし、そんな彼を召し抱える組織はない。
彼の場合、テクノビアンだけあってもともと生命力がやたら高いうえに、&bold(){無駄に生存本能が高く、しかも責任感のせの字もありはしないため、ちょっと危ないと見るとすぐに放り出して次の実験にいそいそと取り掛かる上に、何を研究するかもその場の気分次第}という、協調性等全く存在しない性格。
実験をして、あとは惑星が吹き飛ぼうが危険な魔獣が解放されようが後は知らないという態度を取り続ける。もちろん他人のこと等金づるや実験材料提供者くらいにしか考えていない身勝手そのもの。許さんとばかりに彼を殺そうとして返り討ちにあったりトンズラされる者も多く、そのために彼を追っている凄腕の殺し屋等十人では足りないほどであり、[[ギガロード>http://homepage2.nifty.com/GmaGDW/gdw/gdtt/gdt-dle1.html#02]]の生き残りの審判魔神獣[[アソルレイア]]も粛清の対象として狙っているのだが、今日まで無事に逃げおおせている。
他方で、神族・魔族問わず彼の性格を知りながら彼とかかわりたいと考える者はほとんど存在しない(能力だけ聞いて漠然と憧れを抱く人間はいる)。
彼の技術を使おうと考えた[[アリエル帝国>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-gc-arial.html]]どころか[[ヴァーツ>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-df-virtz.html]]ですら、「あんな奴とは関わらないに限る」と認識している。他人から物を預かろうものなら、勝手に改造はするわ危険になったら放り出してくるわである。
わずかに彼の行動を読むことに成功しているのが[[ゴーディス>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-ug-godes.html]]の首領格である[[グレイドル・ゾーク>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWC/GC-AlienP/gc-as-mefiras.html#glaydor]]であり、ゴーディスの力も彼とのつながりによるところは少なくない。
[[ザルギアン>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWC/GC-AlienP/gc-as-xargan.html]]の魔戦士[[ログ・ヴェイラ>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWC/GC-AlienP/gc-as-xargan.html#c-rogv]]ともつながりがあるようだ。
また、&bold(){アムーグア帝国の滅亡の原因が[[創造者>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/gdwc-index.html#yougo-sinka]]による粛清であるというのに気づいた}のはナリアタンドだとされる。
彼自身、アムーグア帝国の遺産を掘り返すどころかさらに改良すら試みようという自分の行動は創造者の粛清の対象になりかねないことには感づいているが、それに気づいても怯えるどころか自分の発明で創造者を返討ちにしてやろう等と無茶苦茶なことまで考えているらしい。
>&bold(){デザイン・プロフィール}:ネタ元は、&bold(){「[[灼眼のシャナ]]」に登場した紅世の王である「探耽求究」ダンタリオンで、名前もダンタリオンのアナグラム}である。滅亡したアムーグアの技術と現代を結び、出所不明の超技術の起源としての役割を持たせており、早速彼が作った改造人間(?)をGma氏が投稿していたりする。
>絵に描いたようなマッドサイエンティストで、ここまで無責任かつ有能なキャラではどこに行っても使い切れないと判断したために一匹狼とした。
>種族は最初決まらず、テクノビアンと言う提案をしたのはGma氏である。
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2020-03-18T17:26:39+09:00
1584519999
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ステア・オルヴィエル
https://w.atwiki.jp/silverphilosopher/pages/237.html
*ステア・オルヴィエル
&font(#6495ED){登録日}:2010/08/21 Sat 20:46
&font(#6495ED){投稿先}:[[鰤スレNo.52>http://b.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=gdwdtn&mode=view&no=24&max=1000]](投稿者は飛石武氏)
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
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&tags()
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|名前|ステア・オルヴィエル(ただし、養子になる前は単にオルヴィエル)|
|種族|[[ユスラビオン]]強化体|
|体格|身長160cm(4足歩行時)|
|主な能力・地位|クロイティス9女傑&br()[[オビリック会]]の中心&br()[[オネルエス図書館]]司書資格あり&br()[[ブリガンディゲード>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-sf-brigundegad.html]]アトラス支部団員|
|親族関係|養父:ステア・テクティット&br()養祖母:[[ステア・ラピルリス]]|
|主要活躍宙域|[[アトラス銀河系>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWL/gl-gx-atlas.html]]・[[ハドケウリ銀河系]]|
|スペック|Gex7.5&br()装備開放時Gex9|
|活躍年代|基準時の9000年後~|
|メインページリンク|[[こちら>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWC/GC-AlienP/gc-as-yslbon.html#c-stolvel]]|
**プロフィール
基準時の9000年後、クロイティス危機時に[[アリエル帝国>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-gc-arial.html]]から保護された[[ユスラビオン]]ベースのジェネティック。ユスラビオンとしては考えにくいことだが、&bold(){体が「緑がかった黄色」という不思議な体色で、紅と緑のオッドアイ。}実は風雷属性の因子をある程度持たされているため、聖風・神雷属性を自在に操ることが可能。
保護に関与した[[ディガス>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-sf-digus.html]]の伝で、ディガス弾劾法院院長で[[ステア・ラピルリス]]の息子、ステア・テクティットが養子にしている。それまで、単にオルヴィエルと呼ばれていた。(なお、[[フィスバスト・マルベータ]]大使の出奔後、ユスラビオンには大使その他がいなかった)
ラピルリスはクロイティス危機後、大戦に入る前に寿命を迎えたが、会ったこともある。
最初はテクティットがその境遇を気にし、カウンセリングの名手として祖母に会わせたのだが、ラピルリスの感想「最初は人見知りしているだけ。別に私があれこれしなくてもこの子は大丈夫だろう」とのこと。
実際周囲に慣れてくると、段々積極的な一面が出てくるようになってきている。
一説によれば、かつて&bold(){創造者との交感役をしたユスラビオンがクローン前の素体}であると言われる。
別に戦士として作られた訳ではなく、アリエル帝国の野望のためにその寿命や生存能力を高めておくことが目的でジェネティックにされていた。
性格は基本的に臆病者だったが、保護された後、自分も強くなりたいと考えるようになり、格闘術や波動制御術を学んでいき、遂に[[ブリガンディゲード>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-sf-brigundegad.html]]に加入することになる。
保護後は、自分の生まれにはむしろ前向きで、保護後には[[ケイロアス星間大学]]にも在学。[[ウィラメール]]の歴史学者で、当時としては数少ない大学紛争時の生き残りである[[ウロボス・ソルミーヌ]]に弟子入り。文学や歴史学(特に[[ユリス銀河系>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWL/gl-gx-uris.html]]をよく研究していたようだ)を学んでおり、優秀な成績で卒業。
[[オネルエス図書館]]の司書資格も所持しており、幅広く活動している。
大学卒業後に[[ハドケウリ銀河系]]のディガス高位大使(当時)[[シウ・ガルパロール]]に数十年程度ではあるが師事(既にガルパロール大使は平均寿命を過ぎていた)し、格闘術を叩きこまれている。明確な弟子をとることがなかったシウ大使が彼女にだけ目をかけた理由はよく分かっていない。
後ろ脚が強化されており、[[グニパリル]]のような二足歩行を楽に行うことが可能であるため、グニパリルのジュリッツ流格闘術をある程度マスターすることができた。流帝闘術のような、頭脳的な戦闘方法にも定評がある。
とても明るく、行動的で社交的な人物で、学問仲間や格闘術の仲間たちが彼女の周囲に集まることが多く、[[アトラス・イグザ銀河団>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWL/gl-gxg-atex.html]]から[[セクトレアム・ハドケウリ銀河団>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWL/gl-gxg-schd.html]]に至るまで、彼女の知り合いは多い([[オビリック会]]と呼ばれている)。この仲間たちは、クロイティス銀河大戦で一定の活躍をすることとなり、後にオルヴィエル自身もクロイティス9女傑の一人に数えられることとなる。
***セイレジーナクレイド
ステア・オルヴィエルの装備するアストラルアームズ。
ディガスのエージェントスーツに近い青い装甲型戦闘用ジャケット型の装備で、背中や胴体にはコートのようなスタビライザーフィルムを展開している。
彼女自身の基本的な戦闘スタイルが六本の四肢を利用した格闘戦であることから、主に彼女の脚力や腕力をなどの基礎身体能力を強化し高める機能を有している。
その威力は腕尽くで[[ゾアクロイド>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/gdwc-index.html#yougo-tokushu]]もダウンさせるほどで、その体形からくる変幻自在の手技や足技は、監視者クラスの動体視力や反応能力をもってしても避け切るのは困難。
アストラルアームズとして発動した時には時空を捻じ曲げ瞬間移動や超光速飛行が可能となり、両腕から繰り出す強力な超高密度波動を纏った拳は自身より遥かに巨大な相手も粉砕する。
***ベルクリウス
ステア・オルヴィエルのアストラルアームズではない個人の特殊兵装で、保護された際アリエル帝国から持ち出されたもの。全長220mほどの二重の鏃のような形状を持つ小~中型戦艦『ベルグリウス』を所有している。
この艦の最大の特徴は、艦橋部にある玉座からオルヴィエルの魔力および精神出力をフィードバックし、宇宙空間においてもその属性を持たせた能力を展開するシステムを持つ。
それにより機械兵器でありながら対魔戦闘にも対応し、さらに特殊な空間制御機構を発動して強力なエネルギーエーテル波を放って標的を火器を一切使わずに攻撃が可能。
戦艦としての武装は必要最低限で、主砲のタキオンレールキャノンもかなり小型だが、高出力の複合空間シールドと超金属製の特殊重装甲により、他の同クラス艦を超える防御性能を誇る。
現在ではオルヴィエルの存在場を“起動システム”としているため、彼女にしか起動はできないが、運用においては基本的に幾人かのサポートクルーを乗せて行われている模様。
(このシステムはオルヴィエルの属性だけでなく同乗させた他の人間の属性や能力も反映する事が可能で、それによっては新たな攻撃および防衛手段、さらには戦闘以外の特殊効果機能の付加出来るとされる)
宇宙空間での最高速は1TLと低めで、普段は他艦に搭載されて運ばれるが、その機動性そのものは極めて高く、オルヴィエルの反応速度に対応してかなりの運動性能を発揮する。
一応、艦船として内部には十分な生活用設備等が整えられているため、仲間や部下を運ぶ人員輸送船や現地における臨時生活施設としても使われる事も多いとされる。起動後は彼女の思念を運行プログラムとしつつ、他にも補助用の自動操縦システムもいくつか兼載しているため、ある程度のオートメイトによる運用も可能。
もともとは[[エンペリアン>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWC/GC-AlienP/gc-as-enpela.html]]の芸術家、[[ゲルヴィデス]]が[[アムーグア帝国>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-gc-amooguah.html]]隆盛期に作り上げた「客船」であった。
帝国滅亡に際して行方知れずとなっていたが、GDW世界屈指のマッドサイエンティストである[[ナリアタンド]]が偶然拾い、魔改造を施した結果が現在のベルグリウスの姿である。
ナリアタンドは改造してすぐに放り出してしまった(ナリアタンドは作ることには関心があっても作ったものを有効活用することにはほとんど関心がない)ためにアリエル帝国が拾い、オルヴィエルにあてがわれていた。
戦闘艦船のようであるが、見る人がみれば「これは元々客船である」ということは分かる。
[[オビリック会]]でも、[[ビルネ・レイカック]]などがこれに気づいている。
>&bold(){デザイン・プロフィール}:&bold(){モチーフ元は、「[[魔法少女リリカルなのは]]」の高町ヴィヴィオ}である。
>最近の連載を見ていて何となく作りたくなったものだが、結構うまく作れたのでクロイティス9女傑の一人に抜擢、9女傑のうち4人がなのは出身になった(笑)
>ラピルリスの孫娘にしたのは、ちょうど[[ROZEN戦記]]でヴィヴィオの代わりに蒼星石が眼の色つながりであてがわれていたことも影響しているといえるだろう(笑)。
>クロイティス銀河大戦で、単に戦士としてではなく、歴史学者としての活躍なども想定している。
>例によって「戦闘用ジャケット」と「聖王のゆりかご」という外形を示して武器類は飛石氏に作っていただいている。(thx!)
>2015年、ベルグリウスに作成者ゲルヴィデス、魔改造ナリアタンドという設定魔改造を施している(笑)。
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2020-03-18T17:26:24+09:00
1584519984
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白銀的な考え方⑯組体操論議への違和感
https://w.atwiki.jp/silverphilosopher/pages/504.html
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
[[組体操に関するGma氏の論考>http://gdwall.image.coocan.jp/GRW/zak-jiji-1.html#201705]]
に違和感が爆発してしまったので、一筆書いてみることとした。
学校教育、特に体育系の協議について「安全絶対」という訳にもいかないことはご承知の通りである。
安全性と必要性の兼ね合いで危険性のあることも行われるのが当然であり、危険性は高いがどうしても必要だから教える、と言うこともある。
逆に、危険性は低いが必要性も低いからわざわざ時間を取って教えない、ということも考えられるだろう。
その点で&bold(){危険性と必要性の評価をどうとるかは人によって考え方が分かれる。}
白銀は危険性が高いと考えるが、学校内でのほかの行事などと事故発生率を比較する材料も持っていない。
Gma氏とて、安全性をどうでもいいなどと考えていないことははっきり文中に示している。
感性の差、と言う点が大きいことを認めた上で、Gma氏の視点にものすごく違和感があった点がいくつかあったのでそこを指摘しておきたい。
*一、難しいから達成感があるのか?
白銀も小学校の頃は組体操をやった経験がある(中学ではやらなかったが、安全性問題故かは不明)。
特にピラミッドをはじめとする危険性が高い競技の場合、下の段にいる生徒たちは自分で自分の競技の「結果」を見ることはできない。
白銀は体が大きかったためにいつもピラミッドは下に置かれ、ピーと言う笛が鳴ることでしか自身の作品の「完成」を知ることが出来ない。
写真に撮ったところで、大勢の一人としてしか映らないのである。白銀自身、写真はあったが尻しか映っていなかった。(正面は他の親が殺到してしまう)
多数のピラミッドが立ったため、正面の写真を見る機会すらなかった。
&bold(){こんなものに対して「難しいから達成感」というのは、あまりに論理が飛躍している}のではないだろうか。
そういうものに達成感を感じる子どもたちがいるのは否定しないが、白銀にとって組体操は痛い思い出でしかない。
*二、組体操の有する「強制」の側面
生徒は判断能力が未成熟である。
事故が起こり、自分が障害を抱えて生きていくとか、その意味を十分理解できていない。
「生徒がやりたいと言ったから自己責任」と免罪符にするのは論外である。
ただし、生徒が自分からやろうとしているからこそ、一定の教育効果があるという可能性はあるだろう。
実は白銀の通っていた小学校は「無理なら加わらず座っていていい」というお達しがあった。
だが、父兄や先生方、来賓が見ていて周囲は皆組体操をやっている中で、少人数だけがただ衆人環視の中で座って見ている。
&bold(){これでは「自分は組体操できません」と、衆人環視の中で晒し者にされるのと変わらない。}
実際、座っていた生徒は白銀の周囲にはいなかった。
組体操について、危険性を感じたり、身体能力的についていけない児童生徒に「組体操に加わらない」という選択肢はほぼ残されていない。
人による身体の条件などをチェックされることもないまま「とにかくやれ」が組体操になっていると言う現実には目を向けるべきであろう。
*三、組体操を支えられない学校現場
組体操が本質的に危険と言うより研修の形式化や不行届が背景になっているケースも多く、残したいという意見である。
仮に研修を形式化せず、監督不行届がなければ大丈夫だとすれば(個人的にはそうは思えないが)、確かに何とか残すという意見にも一理出てくるかもしれない。
だが、これは学校現場の疲弊と言う状況を無視して語れない。(なお、この点はGma氏は意識している)
既に学校現場において、先生方は科目教育、進路指導、生活指導、保護者対応などでブラック企業並みの激務にさらされているケースが多い。
全員顧問制で部活指導までさせないで欲しいという悲鳴も先生方から聞かれているのが実態である。
研修の形式化などは、それでも先生方の人数と質を何とか守っていかなければならないが故の苦肉の策と考えられる。
組体操は、あくまでも運動会などで行われる一種目にすぎない。
そのためだけに形式的でないきちんとした研修をせよ、残していこうというのは無茶である。
そんなにも残すべきなら、運動会の一種目と言う扱いにする必要もないではないか?
そして、&bold(){順序として、形式的でない徹底的な研修と十分な監督環境が整ったので組体操を復活させるという流れが適切}であろう。
想定外の事故が起きてみて安全性を再検証するというのはやむを得ない場合もあるが、事故連発と言う状況でも続けながら模索と言うのは子どもの安全を軽視していると言われてもやむを得ない。
*四、親の責任???
子どもに愛情があるなら事故が起きる前に目を配れ、というのはあまりにも無体な言い種であろう。
ここについては、組体操守りたさにGma氏も筆を滑らせた感がぬぐえない。
組体操は、ある程度専門性を有していると思われる体育教師ですら安全性が確保できない代物である。
それに&bold(){父兄のような素人が口出しをしたところで、より安全な組体操が実現できる可能性などない}だろう。
実際に親にできることは、せいぜい生徒に「参加するな」と指導するストライキか、事故が起こってから事後的な賠償を請求することくらいしかない。
現実に体育教師が組体操をやると言ったところで、&bold(){事故が起きた訳でもないのに学校に問題提起するならば、モンスターペアレントと扱われることは必至}である。
現状を否定するばかりで今後のためにはならないというが、そのために非現実的な対応を要求することこそより今後のためにならないのであり、ここについてはあまりにも不条理な言い種と考える。
*五、排除の論理と排除の責任
組体操がより安全に、かつ現実的な方法で行えるのであれば、既にそうしているはずであろう。事故を起こしたくて事故を起こす教師はいない。
しかし、それが今に至っても事故が連発し、なおも抜本的な改善が認められないのは、&bold(){当面現実的な代案というものが存在しないからなのではないか。}
既に起こった事件について、&bold(){「個別教師の監督不行届」ではとどまらない、「宿命的な危険」を疑うべき時に来てしまったのではないかと考える}のだ。
というのも、最初、組体操を行うかどうかは個々の学校の裁量に任せられていた。
つまり、個別の教師が「これでは無理だ」と判断して組体操の実行を止めたり、安全を確保した方法で行うことが適切な安全への歯止めになり、排除せずに安全を保てると考えられていた。問題になったのが比較的最近であるためか「排除の論理」が突然登場したように見えたのかもしれないが、&bold(){実はすでに排除の論理によらずに済むように、個々の教師がやるかやらないかを判断するという方法に任されていたのである。}
しかし、そうして許していた結果、&bold(){十分な指導ができないのに「伝統」「絆」などと言う言葉で押し切られてしまい、組体操が危険か否かにかかわらず一律に行われ、事故が後を絶たない。}
結果として、お上による一律禁止と言う「排除の論理」に頼らざるを得なくなったのである。
&bold(){排除せず共生を模索することは重要だが、共生できない域というのはどうしても存在する。}
一度免許を取った人であっても、道路上で事故を起こし、他の車や歩行者と共生できないと判断された運転者は最後は免許を取り上げられ、安全運転ができるようになるまでは車の運転から排除される。
どれだけ生活に必要な車でもである。
それが交通安全を守るべき警察や行政の責任である。
事故を繰り返し、生徒と共生するようになることができない組体操は排除される。
それが生徒を守るべき大人の責任・けじめである。
運転免許は大人が自発的に取っているが、組体操は生徒に半強制的に行わせる以上、&bold(){運転免許より強く学校の責任やけじめが意識されるべきだ。}
白銀は&bold(){「既に教師の裁量に任せていた時期で、排除に拠らない方法は模索された。それで事故が防げない以上、もう組体操はけじめをつけるべき時に来てしまった」}と認識しているのだ。
せめて、個々の教師が「無理な組体操を行わない取組」などをしっかり行い実績を残しているならば、白銀も「個々の教師の問題で模索の猶予を与えるべき」と言う指摘に説得力を見出したと思う。
しかし、監督不行届は相変わらずだし、&bold(){一部では学校が「伝統」の一言で押し切ってしまう例もあるという。これでは、むしろけじめの必要性を自ら露呈していると言える。}
おそらくGma氏も、仮に今後何十年も事故が起こり続け改善が見られないとなれば、安全を守るべき学校の責任としての排除は支持すると思われる。
どこでけじめをつけるべきかは感覚に違いがあるかもしれない。
しかし、&bold(){「ここにきて共生を模索することもないまま排除の論理が最近突然登場した」という認識ならば、白銀の認識とだいぶ違う}と言うことは言える。
*六、白銀の私見
ちなみに白銀自身は、組体操の中でも危険性の比較的高い物については「志願者制」ならば支持する。
志願した生徒を選び、体格や運動能力をチェックした上で体格的・運動能力的に合わない場合には辞退してもらう。
もちろん募集に当たっては危険があることなどを十分理解してもらい、加わらない生徒に対しても「加わらなくて当然、卑屈になる必要はない」としっかりフォロー。
いわば&bold(){少年団やサークル活動として扱うことで、組体操による達成感を望む生徒たちに道を開くことはできるだろうと考える}のだ。
むろん、そのような対応を学校現場で行うことは難しいのかもしれない。
それならば、組体操禁止はやむを得ないと考える。
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2017-12-19T18:19:46+09:00
1513675186
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GODZILLA 怪獣黙示録時系列表(詳細版)
https://w.atwiki.jp/silverphilosopher/pages/505.html
&sizex(4){ネタバレ注意です}
赤字はサイト公式発表。
青字は小説版より。
|1999年5月|&font(#ff0000){アメリカ・ニューヨークのマンハッタン島の南西アッパー湾海中からカマキラス出現。&br()確認される中で人類史上初の怪獣。&br()上陸から72時間後にボストン近郊のポーツマスまで移動&br()アメリカ空軍による地中貫通爆弾バンカーバスターの攻撃により撃退&br()死傷者数は推定約250万人}&br()&font(#0000ff){世界規模の経済恐慌発生} |
|1999年ころ|中国国内でヘドラ起源と考えられる微生物発見?|
|2002年9月|&font(#ff0000){イギリスのロンドンにドゴラ出現。その後マンチェスターまで移動。}&color(blue){英国空軍による蜂毒の投与により撃退。}&font(#ff0000){死傷者数は約390万人。} |
|2002年|&color(blue){カメーバ、フィリピンに出現}|
|???| &color(blue){第4次印パ戦争、人類同士初の核戦争勃発、発端はパキスタンによる怪獣駆除目的の印パ国境付近での核兵器使用} |
|2005年11月|&color(red){中国北部にラドン・アンギラスⅡ出現、中国人民解放軍によるヘドラ作戦、ラドン・アンギラスは殲滅に成功。}&br()&color(blue){ヘドラによる被害により北京・天津壊滅、河北省全域汚染、死傷者数は約820万人(推定、情報操作が疑われる)&br()首脳部を失った中国で内乱発生、核兵器なども用いられた末に中国政府は消滅への道を辿る} |
|2006年|&color(blue){南アフリカにアンギラスⅡ出現、アフリカ大陸初の怪獣}|
|2012年|&color(blue){アフリカ西海岸にメガロ出現、大規模な難民の発生}|
|2015年|&color(blue){ニミッツ級航空母艦サラトガ、エビラⅢ殲滅に成功}|
|2016年|&color(blue){ドイツ、アフリカ難民50万人受け入れを発表、しかし焼け石に水}|
|2017年|&color(blue){アメリカ合衆国において一般徴兵法が成立}|
|2017年12月|&color(blue){東サモアにて殺傷力ある赤潮発生、ベーレム細菌被害(人体が生きながら溶けるというもの)}&br()&color(red){オーストラリア連邦のシドニーからニュースカッスル付近に怪獣ダガーラ出現}&color(blue){オーストラリア海軍による攻撃によりダガーラは殲滅&br()ダガーラの死体から発生したベーレムにより}死傷者数は約670万人(推定)、&br()&color(blue){人類はオーストラリア大陸から撤退}|
|2010年代後半|&color(blue){地中海にゲゾラ出現、多くの難民が餌食に}|
|2020年|&color(blue){1000万人を超える難民に耐え兼ねたエジプトでクーデター発生、軍事政権成立}|
|2021年6月|&color(blue){エジプト・カイロ、グリホンの群れにより陥落}|
|2021年6月|&color(blue){マンダ出現、大西洋における重大な脅威に}|
|2022年5月|&color(red){トルコ・イズミル~アンカラにて怪獣オルガ出現、死傷者数115万人(推定)}&color(blue){難民等が推定死傷者数以外に多数被害と推測}|
|2022年|&color(blue){南アフリカにメガロ出現、アフリカ大陸撤退はほぼ決定的に難民は億単位に}|
|2024年|&color(blue){朝鮮半島にマグマ出現、ソウル防衛のために核兵器使用}|
||&color(blue){この時点までは先進諸国による十分な対処によれば怪獣は脅威ではあるものの撃破可能な存在&br()太平洋は大ダコなどによる小規模被害にとどまる}|
|2030年5月|&color(blue){カメーバⅣ、大戸島に死体漂着(ゴジラに殺されたものと推測)}|
|2030年|ロサンゼルスにバランⅡ・バラゴンⅡ・アンギラスⅣ出現&br()これを追って怪獣ゴジラが出現&br()バランⅡ・バラゴンⅡ・アンギラスⅣはゴジラにより殲滅。&br()ロサンゼルスからサンフランシスコまで壊滅。&br()推定死傷者数870万人&br()|
|2031年|&color(blue){ワシントン州沖300キロにゴジラ出現、米国空母打撃部隊を壊滅、その後シアトル上陸}|
|2031年12月|&color(blue){コロラドスプリングス決戦、米軍による対ゴジラ総攻撃の失敗(ただし核兵器は不使用)}|
|2033年?|&color(blue){インディアナポリスにて米軍による核兵器を用いた対ゴジラ各総攻撃の失敗、ゴジラはメキシコ湾に消える&br()米大統領自殺事件&br()米国は統治を失い内乱に突入}|
|2034年|&color(red){ゴジラ、西ヨーロッパに出現、EUによる総攻撃失敗、パリ陥落、人類はヨーロッパ撤退}|
|2035年5月?|&color(blue){国連事務総長マティアス・ジャクスン、安保理を開きアメリカ再統合に向け活動開始}|
|2035年9月?|&color(red){異星人エクシフ、ニューヨークに飛来}|
|2036年|&color(red){異星人ビルサルド、ロンドンに飛来}|
|2039年|&color(red){地球連合発足&br()マティアス・ジャクスン死去&br()オペレーション・エターナルライト発動、人類は反抗開始}&color(blue){轟天進水}|
|2039年7月|&color(blue){ドーバー海峡において轟天、マンダ殲滅}|
|2039年9月|&color(blue){ノルマンディー上陸、ビオランテの奇襲を不利な条件下から撃退}|
|2039年10月|&color(blue){パリ奪還戦}、ラドン・ジラ・ゴロザウルス殲滅|
|2042年|ゴジラ再出現、活動活発化。地球連合政府、ヘドラ研究を開始|
|2045年|&color(red){活発になる怪獣ゴジラの動きを止めるためにオペレーション・グレートウォール」が実行&br()ユーラシア大陸、ヒマラヤ山脈付近の平野部のプレート境界断層を熱核爆弾2000発で破壊&br()これによって総延長1万キロ、幅1キロ、深さ800メートルの大断層帯が形成&br()ゴジラの進行遅滞に成功}|
|2045年|&color(red){ヘドラ研究頓挫}|
|2046年1月|&color(red){大陸プレートに封じ込められていたゴジラがヒマラヤ山脈の一部を熱線攻撃により融解・脱出。インド防衛線突破、インド亜大陸壊滅}|
|2046年3月|ユーラシア防衛線となっていた日本列島。&br()&color(red){浜松にゴジラが上陸。対ゴジラ最終決戦と位置付けられた決戦が行われる。&br()対ゴジラ兵器「メカゴジラ」喪失。日本列島より人類撤退。}&br()&color(blue){人類に残された正規空母はサラトガ(中破状態、艦載機搭載不能)、エンタープライズ、マティアス・ジャクスンの3隻のみに}|
2017-11-10T22:47:32+09:00
1510321652
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右メニュー
https://w.atwiki.jp/silverphilosopher/pages/3.html
&link_editmenu2(text=ここを編集)
2017-08-06T18:26:55+09:00
1502011615
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白銀的な考え方⑮銀河社会における伝統の位置づけ
https://w.atwiki.jp/silverphilosopher/pages/503.html
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
*銀河社会における伝統の位置づけ
先日のチャットで、少し話題になったのが銀河社会における伝統の位置づけであった。
伝統とは、信仰、風習、制度、思想、学問、芸術などの様々な分野において、 古くからのしきたり・様式・傾向、血筋、などの有形無形の系統を受け伝えることらしい。
では、なぜ伝統と言うものが発生し、伝統である時点でひとまず正当なものとして考えられ、受け伝えることが重視されるのだろうか。
白銀は、&bold(){伝統と言うのは人間の思考に限界があることが原因で発生するもの}と考えている。
伝統なんかにこだわらず、そのときそのときで評価すべきものを考える。「臨機応変」であり、使いこなせるならば素晴らしいことである。
しかし、それでは、考えるたびに間違ったこと・筋の通らないことを考えてしまったり、人と違う答えを出して周囲を混乱させてしまったり、人間が個人ではなく種族・社会として得てきた経験的な知識を生かすことが出来なくなってしまう。
一個人が独力で他人から教わることすらなく得られる知識などはたかが知れている。考える時間だって、一つのことを何日もずっと考えてなどいられない。
うんうん悩むうちに堂々巡り、なんてことは誰にも経験があるはずだ。
それならば、他人の考え方や流派などを学ぶことで知識や優れた技能などを得て、その上に思考を完成させる。そうすることで、人類は場合によっては更なる深い世界に思考を飛躍させ、優れた知を得ていく。
そこに伝統と言うものが生まれる。
しかし、&bold(){伝統に対して単なる個人の思い付きを越えた科学的検証や他の伝統との比較などが入ってくると、否応なく状況は変わってくる。}
社会的な知識は大まかなものになるし、科学的な知見などからすればバカバカしいとしか言いようのないもの、改良の余地があるものが出て来ることは避けられない。
最初の方向性から間違ってしまったため、歴史の積み重ねは盛大な間違った方向への積み重ねだった、と言う可能性も考えられる。
また、伝統が出てきたことについては何らかの背景がある。
そういった背景となる事情が時代の変化などによって変わってしまえば、伝統の持つ経験的な知識も「状況が違ってしまった以上は、単なる間違いでしかない」と言うことも考えられる。
しかしながら、一旦正当と考えられてしまったために、科学的・統計的に誤りだったことが発覚したり、背景となる状況が変わったにも拘らず、伝統と言う言葉だけで科学的に正当な在り方が排除されてしまうということが起こる。
いわゆる「悪しき伝統」と言う現象である。
白銀のこうした伝統観からすると、銀河社会における伝統と言うのも難しい問題をはらんでくる。
銀河社会である以上、現実の人類社会よりはるかに解明されている要素は多いであろう。
惑星内で発展した種族が宇宙社会に出るならば、当然開発者として人類よりはるかに完成された理性と科学的な見識を有している。
伝統についても、&bold(){そういった科学的な知識から検証されることを受け容れ、更にはその検証の結果を受け容れるのでなければ、開発者としての理性を白銀は疑ってしまう。}
要は「間違いが証明されたにも関わらず認めたくない」と固執する姿勢に他ならず、そのような思想では種族内の対立を危機値以下に抑えられる安定した理性を持つことは難しいと考えるからだ。
ただし、&bold(){銀河社会において伝統が不要なものとして位置づけられることはない、とも考えている。}
なぜなら、開発者と言えど銀河社会の全てを科学的に解明することは不可能だと考えられるからだ。
見たことのない生物や種族・現象に対してどのように対応していくのか。
監視者ですら、全てを研究して理解できる訳ではなく、また研究したとしても結果の全てを他に伝えられる訳でもない。
従って、「全てが科学的に科学的に解明・検証される」ということはあり得ない。&bold(){残っている不確定要素に伝統は確実に存続し続ける。}
当然その新たな伝統には種族的な特性が反映されている場合が考えられるため、そこに種族のアイデンティティも反映されることになるだろう。
また、宇宙進出に伴い、個体や種族の直面する世界は桁違いに広がっていく、と言うことも忘れてはならない。
&bold(){科学的に解明されたジャンルは技術の発展に伴って増え、更に知性の発達によってそれを受け入れるだけの知性が発生することから、その点では伝統は縮小する。}
だが、&bold(){宇宙進出に伴って向き合う世界自体が知性や技術の発達による縮小では追いつかないほどに巨大であり、更にそれを支える科学は銀河社会全体でも完全でない。}
そして、完全でないからと言って思考を放棄することもできない。
そこで伝統と言う考え方の下で向き合うべきものは、個人的にはむしろ拡大するように思うのだ。
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2017-05-20T23:48:17+09:00
1495291697
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白銀的な考え方⑭具体案なき憲法改正論議の空虚さ
https://w.atwiki.jp/silverphilosopher/pages/502.html
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
*具体案なき憲法改正論議の空虚さ
憲法改正を巡っては、護憲と改憲でイデオロギーの対立が目立っているように思う。
個人的にはイデオロギー色が強いのは護憲派だと思っているが、実は改憲派もイデオロギーに染まっているのでは、と最近感じることが増えた。
政権与党である自民党は改憲派ではあるが、なぜ憲法改正を発議すらできずにいるのか。護憲主張ばかりにその責任を求めるのは、白銀には責任転嫁と映る。
国を守るために現行憲法ではダメだという主張が正しいとしよう。
だが、それなら国を守るためにより優れた憲法を準備し、憲法を改正する手続がちゃんと準備されている。
現行憲法のままでは国が守れないのだというのであれば、憲法改正に全力を挙げるのが、憂国の士のやるべきことであろう。
「今の憲法で国を守れるというのなら代案を出せ」と主張するのに、「それでは、あなたが考える国を守るための憲法の代案を見せてください、俎上に挙げましょう」と言われて代案がありませんとでもいうのだろうか。
白銀は、「自分に案は出せる訳ではないが、現状にはこういった懸念がある」、と表明する立場は、決して否定されるべきではないと思う。
法律を定めるというのは、裁判ともまた違った相当な技術や知識が必要であるとも聞いている。
自身にそういった技術がないことを前提に、一歩引いた立場で意見を言うことを白銀は卑怯とは思わない。
そういった一歩引いた意見から、技術や知識のある人たちを頼っていい。
もちろん自分の代案がない分説得力に欠けやすくはなるが、そこを様々な人たちの知識をこより合わせてまとまった案としていくのは大切なことだ。
ただし、懸念だけ表明していても憲法を改正することはできない。
自分でできないのはやむをえないとしても、せめて誰かが「憲法改正案」を持ってこなければいけない。
そして、憲法改正には国民の過半数の賛成が必要である。
憲法改正案がA改正案・B改正案・C改正案と揃っているとしよう。これと改正反対を合わせると、憲法の案は4つとなる。
もし改正反対15%・A案35%・B案30%・C案20%と票が分かれてしまったらどうだろうか。
&bold(){改正は過半数によって決められる以上、憲法改正はされないことになる。}得票数ビリの改正反対の言い分が通ってしまうのだ。
国会で既存の法律を改正する場合、「賛成」「反対」を二者択一で決めているが、実は「賛成」「反対」で決められるようにするために、官僚たちは頭を抱えて調整していると聞いている。
憲法改正を主張するなら、官僚が頭を抱えるような問題に正面から取り組む必要がある。
改憲論者だって、改憲さえできれば憲法をどんなふうに変えてもそれに従います、と言うほど白紙委任をしてはいないだろう。
自衛隊を国防軍として憲法に盛り込むべきという改憲論者の前に「自衛隊禁止」の憲法改正案が出てきたら、まだしも自衛隊の保有を認めているとされる現行憲法の方がマシだと考え、改正反対に票を投じる可能性が高いだろう。
逆に、いわゆる護憲論者でも、何があっても憲法を変えるべきではないと言う主張だけとは限らないはずである。
護憲ではあるが、それは優れた改正案がないからに過ぎず、改正案を示してみて、これだったら乗ってもいい、というプラスの評価が得られる場合もあるだろう。
改憲の具体的な中身も明らかにならないままでは、護憲・改憲いずれも旗幟を明らかにしようもない。
そのため、「何があっても憲法は一字一句変えてはならない」とでも言うのでない限り、護憲・改憲という立場は流動的なものになる。
世論調査はどうしてもその辺雑になるが、憲法改正という正式な手続きに載せるにあたって「世論調査優勢」などは最低限の通過点にすぎない。
この事を考えず、具体案のたたき台もないままに改憲護憲のイデオロギー対立に持って行こうとするのは、あまりにも議論として粗雑である。
そんなことにならないためには、改正案を一本化し、この改正案ならば通してもいいよ、と言う優れた案を用意しなければならない。
「既にある法律」のアドバンテージは大きいのである。
これは別に憲法だけの話でなく、普通の法律や企業等の規則ですら言えることではないだろうか。
そして、もし&bold(){本当に憲法改正が必要ならば、国民の過半数が現行憲法より優れていて、これならば改正してもいいと感じるだけの憲法改正案を持ってくるべきではないだろうか?}
ところが、憲法改正案は、せいぜい試案の段階にとどまっている。憲法改正の正式な手続に載せることを前提にしたものはみつからない。
3分の2の賛成も何も、具体的な憲法改正の内容も示されないままでは、旗幟を決めかねる人たちも多いはずだ。
白銀自身がまさにそうで、「&bold(){具体案もないそばから賛否なんて言えるか}」としか言い様がないのである。
比較的信頼性が高そうなのが2012年に自民党が作った改正憲法草案であったが、この評価はかなり悪いと聞いている。(しかも作成時、民主党はもうだめだとは言われていたものの自民党は政権に返り咲いてはいなかった)
改憲論を主張する人たちがやるべきことは、護憲論者たちをくさすことではなく、現行憲法に代わる新たな憲法を持ってくることである。
ハードルは決して低くはないが、「国民の過半数が現行憲法よりよいと感じる憲法」を作ることが、政権与党が憲法改正を考えている状況ですら難しいのであろうか?
白銀が子供の頃、はじめて憲法に関してちょっと社会科の授業で聞いたあたりでも既に憲法改正論議はあった。
だが、それ以降憲法はダメと散々に言われていながら、憲法改正は実行されない。
国会で憲法が議論の対象になることはあっても、具体的な改正案が国会で賛成反対の決を取られることもない。
イデオロギー対立があるとはいえ、本当にダメな憲法なら、ここまで改正について話が進まないとは思えないものがある。
改憲論者たちがこうも案を作れないのはなぜなのだろうか。
改憲論者たちは政権与党がついていてすらアンチ現行憲法で寄り集まっていて憲法を作る力もない烏合の衆に過ぎないからなのか?
もしそうなら、4年前に某M主党が玉砕した原因を彷彿とさせる。
それとも、改憲論者たちはまともだが、現行憲法は彼らが知恵を絞っても案が作れないほど絶妙に出来ているのか?
憂国の改憲論者たちは、せめて世論調査の憲法改正賛成に一喜一憂するのではなく、具体案としての憲法改正案について一喜一憂して欲しいのである。
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2017-04-19T04:11:44+09:00
1492542704
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白銀的な考え方⑬人道的な方法は合理的である
https://w.atwiki.jp/silverphilosopher/pages/501.html
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
*人道的な方法は合理的である
最近は、人道・人権・正々堂々と言った考え方には批判的な目線が向けられており、狡猾・非情・卑怯・目的のために手段を選ばないと言った考え方が台頭している。
一昔前ならば、狡猾な卑怯者やサイコな殺し屋は主人公たちに敵対するやられ役の代名詞であったが、主人公サイドがよく見れば卑怯な作戦を使う、と言う例も、それなりに増えてきているように感じると思うことがある。
白銀も、正々堂々や人道というような発想にこだわって実利を失うことが果たして適切なのか、と言う疑問には共感を覚えることも多い。
だが、非人道的な方法をとるのに、その方法が実利を伴わない、時にはマイナスの効果をもたらす場合はどうだろうか。
それは、白銀に言わせれば「&bold(){三流勧善懲悪ドラマに登場する、悪役と書いてすくいようのないばかと読むキャラの発想}」である。
そして、その視点からみて、非人道的な方法が悪役を単純に酌量の余地なく、敵を殺してもすかっとするようにするための演出と分かると、白銀としては白ける。
「そういう作品」として描くならば、それはそれで表現としてアリだと思うが、リアルさは皆無であるといわざるをえない。
ましてや、それをもってほらリアルだよね?みたいに考えているとすれば、完全に&bold(){「作者の自己満足」と鼻で笑われて終了}である。
GDW銀河社会はそれ相応にリアルさが求められる。その意味で、&bold(){非人道的な対応はGDWと相性が非常に悪いと言える。}(例外は、ゾアクロイドやヴァーツであるが、彼らはそれを可能にする破壊的価値観や戦闘能力が前提になっているのを忘れてはならない)
そもそも、人道的な方法というのは、人間が抵抗感を覚えない手法と言うことであり、非人道的と言うのは人間として抵抗感を覚える手法である。
参考までに、国際社会で人道に対する犯罪として扱われるのは、軍人でない人間を組織的に、かつ悪意的に攻撃するものである。
攻撃方法としては、殺人、奴隷化、追放、拷問、性的暴力、人種差別、拉致、アパルトヘイトのような差別行為、重大な障害や苦痛を与えるものなどである。
非人道的と言うのは、多かれ少なかれ、&bold(){「勝つためとはいえ人間がそんな手法を採っていいのか、勝ったとしてもより取り返しのつかない結果を生むのではないか」という懸念を生む行為}である場合が多い。
従って、人道に違反する行為と言うのはどうしてそんなことをしてしまったのかという否定的な検証の対象になる。
「どうしても他に方法がないのでやむを得なかったんだ」と口で言うのは簡単だし、実際そういう場合もあるだろう。
だが、&bold(){検証をする段階で「こういうことはダメなのではないか」というバイアスがかかっているので、「やむをえない」と認められるのは簡単ではない。}
否定的な検証の結果として案の定否定されるならば、人道に反するやり方をする者は孤立する。
何らかの制裁がある場合も多いし、そこまでしなくとも援助を得られなくなる。
現実世界でも、単一国家でやって行ける場合はそうはなく国際的な協調の重要な世界だが、銀河社会においては更にその要素が大きくなる。
&bold(){銀河社会で孤立して援助を得られないことは、背骨を砕かれるも同然に危険なこと}である。
社会的な非難の可能性と言う視点は、銀河内における星間連合のような共同体は重視することであろう。
では、そういった評価を気にする必要が乏しい過激派組織はどうだろうか。
実は、過激派組織の視点から見ても、非人道的なやり方が全く合理的でなく、大きな損を生む可能性がある場合は決して少なくない。
**①対人地雷
対人地雷は、人道的な見地から禁止されている。
対人地雷は、戦争終了後にも埋まり続けているため、戦争が終了し、当事者たちが和解したとしてもなおも大きな被害をもたらす。
戦争を経て、その土地の領有が戦争前のままになろうと自分たちの領有になろうと、地雷は敵味方、時には第三者に対しても無差別に人を傷つける。
全うな正規軍ならば、仮に地雷を使っても「地雷をここに埋めた」と記録することはしているが、それを掘り出して安全な土地にするのには大量の時間やコストがかかる。
テロリストやゲリラの場合記録も残さず警告もせずなので、無関係の住民たちがはるか後代に至るまで地雷に苦しみ、五体満足でいられなくなってしまう。
結果として、&bold(){地雷原は誰にも使えない土地となってしまい、勝った側も負けた側も痛い思いしかしない}のだ。
**②敵軍捕虜への虐殺
過激派に多い、敵軍の捕虜に対する虐殺を中心とした虐待も、人道上禁止されるものの筆頭だ。
捕虜を虐待すれば、&bold(){敵軍は例えピンチになったとしても、降参すれば殺されてしまうので、降参することが出来ない。}
そうすれば、敵は集団自殺するか、死に物狂いで最後の抵抗を試みるしかない。
こちらが勝てるとしても、死に物狂いの抵抗をされれば自軍の損害の拡大は必至である。
敵が集団自殺か死に物狂いの抵抗をするか、心を決められずいたずらに時間を過ごすだけでさえ、彼らを監視・警戒するために人員を割かなければならない。(救出に援軍が現れる可能性もある)
また、降参して来る者の中には、優れた人材がいる場合も多い。虐待したり殺してしまえば彼らを「使う」ことすらできなくなってしまうのだ。
古代であれば、戦争で敵方の有力な臣下が降伏してきたならば、彼らの罪は許して自身の勢力を拡大するのは当たり前であった。
徳川家康も武田家滅亡後は武田家の遺臣を抱え込んで勢力を拡大したとされる。
明治維新の際にも、実務経験に乏しい明治政府は旧幕臣を大量に登用し、政治を運営させている。
**③生きて虜囚の辱めを受けず
逆に、「宇宙戦艦ヤマト」でデスラーがシュルツに向けたように、捕虜になるくらいなら死ね、帰ってきたら死刑な、というのはどうだろうか。
死刑で脅したところで、個人の技量だけで戦況が逆転するものではない。
捕虜になるくらいなら死ね、ということは、待っていたら味方の援軍が来るような状況でもない。
そうすると、&bold(){死ねと言われた人物は身を護るためには敵軍に投降するしかない。}
しかも、敵軍に投降の意思を示すために機密を売り渡されようものなら、自国の利益にならない事態が簡単に起こってしまう。
自軍に帰ってくれば、交戦の中で手に入った貴重な情報を持ち帰ることも可能だが、返ってきたら死刑ではそれらも諦めなければならない。
戦場に立つや否やさっさと降参してしまう腑抜けでは困るが、&bold(){劣勢の味方に対して帰ってきたら死刑という形で脅すことは、実は何の得にもならないのだ。}
**④特攻戦術
古代の戦争なら、とりあえず槍を突き出すことのできる兵をかき集めて密集して進撃させればよかったのかもしれない。
だが、近代以降は兵士個々人に優れた力量が求められる。
独自の判断で兵力の集中や分散、目的の変更、時には上官命令に対して意見具申と言うことが必要だ。
平時でないときにでも、軍内で規律正しく生活し、演習で成果を出して抑止力となり、軍としての責任を果たすには、それ相応の教育が必要になる。
日本で考えれば、自衛官の給料・手当は安くて300万円程度らしいが、生活の面倒を見つつ兵を訓練しなければならないため、そこまで含めると実質的にはもっと費用を出している。
訓練するために必要な装備類や環境の準備も必要であるし、一人前になったとしても、訓練は絶えず継続が必要だ。
そして、これらの装備も適宜更新し、兵たちに対応させていかなければならない。10年も育てれば、一人当たりの経費は億では聞かないだろう。
パイロットみたいに特殊な技量を持つ人材ともなれば、その育成には航空機の燃料代、航空機自体の減価償却や損耗、しばしば発生する事故時の損害補てん。
平時の訓練にも費用が必要だ。一人育てるだけで億単位の経費と、長い時間が必要である。
&bold(){そんな経費を特攻という一時的な戦果のために使ってしまうのは、限られた貴重な戦力の無駄遣い}である。
戦時中日本軍が特攻をしたのは、鍛えられた熟練パイロットなどが戦時中消耗し、訓練するだけの資材も時間もないため、限られた戦力で戦果を挙げるしかないと言う面が影響している。(熟練パイロットが残っている部隊は特攻に反対していたという)
テロリストの特攻の場合、資金力や規模に限界があり、最初から徹底的に育成した熟練の兵など準備できない。そのため大した練度もなく、練度を高めることもできずに特攻紛いの戦術しか取れないと考えられるのである。
白銀は特攻を賛美しないが、それでも特攻が行われる背景には、上記のような現実的な背景が存在している。
単なる悪の組織にありがちなテンプレ行為として特攻を扱うのは、白銀から見れば無礼極まると思うのである。
**⑤失敗した者への厳罰
わずかな失敗を捉えて関係者を厳罰にするのも、悪の組織ではありがちである。
しかし、これも得策とは言えない場合が少ない。
確かに命令違反などに対しては厳罰もやむを得ない場合が多い。勝手なことを許した結果軍紀が緩むのは問題である。
&bold(){特に貴重な司令官や技術者の場合、そんな人物を失敗を理由に厳罰にしては、次に代わりを務める人物がいなくなってしまう。}
悪の組織は過激派が多く小規模勢力なので、正規軍よりもその危険性が大きい。
創作ものではお決まりのように次の有能な人材が登場するが、そんなに有能な人材がいるなら最初から登用しろと言うのである。
失敗した部下を私情にとらわれず処断する「泣いて馬謖を斬る」という言葉が有名だ。
だが、泣いて馬謖を斬った諸葛孔明は、司令官としては自分の罪は降格処分で済ませている。自分がいないと政治の運営も再度の戦争もできないからだが、「ルールをしっかり守らせることが重要」という慣用句となったエピソードですら、処罰しすぎて人材をつぶすことは避けなければならないという悩みが存在しているのである。
また、&bold(){失敗の原因を究明するためにも、関係者には生きていてもらう必要がある。}
例えば、敗戦という事態について、俯瞰して原因を知りうる人物は司令官しかいない場合も多い。
司令官の持っている情報や体験、司令官がどのように考えたかは、再度敵の策にはまらず、司令官の陥りやすい間違いを明かして後進の司令官への教材とするために非常に重要である。
しかし、もし司令官が敗戦について処罰を恐れて口をつぐんだり、自分に都合のいいウソを言えば、真相究明は遅れ、場合によっては不可能になり、次の敗戦や事故を防ぐという重要な目的を達成できなくなる。
なぜこんな事態になったのかを究明するためには、処罰できない、ということは我慢する必要があるのだ。
人道論議は、確かに実利のないきれいごとになってしまうことも多いし、勝者が敗者を裁く口実になりがちなのは事実だと思う。
だが、&bold(){人道論議はきれいごとばかりではなく、無為な死者を少なく抑え、戦争が人類の存続を脅かすような事態を許さないという意味で実利を伴っている。}
人道に対する罪が不公平な裁きと思えることに用いられてきたと感じることはあるし、それを問題にするのは賛成だが、&bold(){その不公平さだけを理由に人道そのものを否定するならば、それは中二病的反骨心の産物}だと思う。
人道論議にそういった意味での実利が与えられるからこそ、人道というものが重視・設定される背景があるのではないだろうか。
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2017-04-12T21:47:32+09:00
1492001252
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白銀的な考え方⑫銀河社会で復讐が許されない訳
https://w.atwiki.jp/silverphilosopher/pages/500.html
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
*銀河社会で復讐が許されない訳
世の中がどういうルールで動くは、国や時代によってさまざまな違いがある。
今の日本に存在するルールも、日本という国の現代という一時代で作られているルールにすぎない。
例えば、結婚した夫婦の名字。
日本では言うまでもなく夫婦同姓がルールとされている。
しかし、夫婦別姓がルールとなっている国や、別姓も同姓も選べる国も多い。
姓名の区別がなく、別姓同姓を論じるまでもない国もある。
ミドルネームや結合姓という形で二重姓とする国もある。
夫婦同姓以外認めない、という日本は、実は世界的には珍しい部類なのだ。
日本の古代に遡っても、夫婦同氏は決して普遍的なルールとはなっていないらしい。
名字自体が公的には武士階級にしか存在していなかったため、日本人全員の従う名字のルールは新しいのである。
白銀はそれを知ったので、白銀も夫婦設定を作るときには別姓のままにしていることが多い。
死刑制度の有無。
社会主義・共産主義と資本主義。
銃を持っていていいかどうか。
何歳から大人として扱われるか。
サッカーのような国際共通に見えるスポーツのルール。
こんな風に、国によってルールは千差万別である。
国連に加盟している国であれ、自国の領土で自国民に対して行う限り、どのようなルールを採用するかは基本的には自由である。
もちろん、日本に住むからには今の日本のルールには従うべきであり、改正を求めるなら、国家権力に正当な手段で働きかけて進めるべきだ。
ルールを変えることもなく自分の判断で勝手なことをするのは許されるべきではない。
だが、それとは別に、&bold(){海外のルールや決まり事を知ることは、多様性意識につながる。}
日本でも議論の対象になっているテーマについては、「海外でどう扱われているか」が新聞やテレビ、ネットで紹介されることも多い。
無理に覚えなくとも、トリビア程度に読んでおくことには、GDW創作に当たって損はないだろう。
では、復讐はどうであろうか。
Gma氏は、復讐という考え方にはかなり批判的であるように思われる。
白銀個人としては、Gma氏ほどの拒否反応を示してはいない(復讐設定自体が現に存在する)と感じているが、それでも銀河社会では原則として許されず、個別惑星レベルで認められる余地がある程度だろうと考えており、&bold(){復讐を原則認めない考え方はGma氏と共通と考えてよいだろう。}
何故復讐が禁止されるのであろうか。
&bold(){第一に、復讐の連鎖という言葉を思い出してほしい。}
復讐が更なる復讐を生むという考え方である。
復讐というのは、あくまでも個人の判断や感情で行われる。そこに「客観的な正しさ」は存在しない。
「復讐したいという感情」で正当化される復讐に対しては、「復讐したいという感情」があることで復讐をし返すことまで正当化されてしまう。
例えば、正当防衛という正しい行為が「復讐したいという感情が存在する」だけで「復讐の対象」になることも認めることになってしまう。
逆に、実行犯だけでは飽き足らず、一族郎党皆殺しというような、際限のない復讐感情が生まれてしまうケースもある。
名誉を汚したというような復讐感情に基づく殺人は、許されるべきか?
&bold(){第二に、復讐感情には個人差がある。}
復讐を虚しいことと考え一切希望しない遺族もいる。
その場合に、犯人を野放しにしてしまっていいのだろうか?
復讐感情だけが大事なら、遺族が復讐を臨まないなら復讐はしてはならないことになる。
遺族がたくさんいて意見が分かれている場合(被害者の妻と子で意見が分かれるような場合など)はどうするべきだろうか?
&bold(){第三に、復讐は冤罪を生む。}
復讐者が考える真実など、所詮は復讐者から見た一面の真実に過ぎない。
警察が調べた結果、別の真犯人の存在や正当防衛、その他にも復讐対象になった人物に考えるべき事情が存在したことが明るみに出る件もあるだろう。
警察の対応に問題があり、完全な対応ができずに犯人を取り逃がしてしまう場合は確かにありえる。
だが、警察より復讐者の方が情報を持っていて公平かつ公正なんて、まず考えられないではないか?
警察の判断や裁判所の判断に納得いかないから自分でやる、というのは、かっこよく演出されることも多いが実際には自分勝手である。
ルールを守らず各人が勝手に動くことを容認するならば、銀河社会は成り立たないだろう。
復讐したいという感情自体は、個人差こそあれど割と世界的に普遍なものではないかと白銀は考えている。
白銀自身、こうした普遍的な感情をあまりに無視することは、後々大きな問題となり、かえって目的を達成できなくなることを指摘することもある。
なので、こうした復讐感情が合理的ではないとはいえ、それを全く無視するようなやり方をすべきではないと思っている。
公的な刑罰で何とか復讐心を解消する考え方も、一部では模索されているし、それにはこうした問題意識も背景にあるだろう。
しかし、だからと言って大手を振って全面的に復讐を認めるとなれば、流石に話が別。
&bold(){復讐の上記のようなリスクを無視してまで復讐を正当化するような論理は、白銀には見つけられない。}
実際、日本で相手の犯罪行為に復讐心を起こした故に犯罪に走った、という例は実際にはそんなにないと思われる。
怨恨が動機の殺人事件は全体の1割程度であり、しかもその怨恨の原因が「被害者の違法行為である」というようなケースは更に少ないであろう。
今の日本は、復讐心をうまく消化できていると言えるだろう。
復讐と違い、自身が被害者でない私刑(リンチ)。
自身が被害者でない分、公正な視点を持ちやすいが、それでもマスコミなどが注目しなければ結局差が生まれる。
私刑が冤罪を生んだ例としては、タレントの[[スマイリーキクチ氏がweb上で受けた誹謗中傷の例>https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/18324.html]]が有名だろう。
私刑ですら冤罪や公平性などの問題点から逃れられていないのに、復讐はもっと問題が大きくなる。
最後に、白銀の個人的な意見なのだが、&bold(){復讐や私刑を理由に自身の行動を正当化しようとする人は、結局復讐を肯定されたとしても、自身の行為を全く正当化できていないことが多いように感じることがある。}
公的になされる処罰などに自身の感情をぶつけているうちはいい。裁判にあたって遺族が「死刑判決を求める」と言っているのはその例だろう。
だが、警察や裁判の手を離れた完全に私的な私刑や復讐になると、これはかなり顕著な気がするのだ。
先述したスマイリーキクチ氏が誹謗中傷された事件で、web上でスマイリーキクチ氏を誹謗中傷した人たちは、スマイリーキクチ氏が冤罪であることを改めて警察に伝えられても、スマイリーキクチ氏に謝罪もしなかったと言われている。
被害者や遺族のために行った行為だというならば、せめて無関係の第三者を巻き込んだことにはけじめをつけるべきではないのか?
白銀の好きなアニメ、『ViVid Strike!!』。
同作のヒロイン、リンネ・ベルリネッタは様々な事情が重なり、自分に凄惨ないじめを繰り返したいじめっ子たちにキレてしまい、復讐として凄惨な暴力をふるった。
リンネは自らの行為が報道され、結果敬愛する家族に迷惑をかけた(元々孤児であり有名会社の社長夫妻に養子として引き取られていた)ことを激しく自責。
養親たちが説得して家にはもどり、変わらず愛してもらっていたものの、&bold(){優しさや責任感を持っていたリンネは「世界で一番(周囲に迷惑をかけてしまった)自分自身が嫌い」と言い出すまで追い詰められてしまった。}
復讐という背景がスキャンダラスに報じられたり、監督者として親や周囲が責任を問われることで、復讐の結果は第三者にも及ぶ。
優しさや責任感があるなら、例え復讐それ自体は正当化しようと、第三者に迷惑が及ぶ可能性を徹底的に排除することだろう。それができなければ、人生真っ暗になるほどに自責することになるのである。
&bold(){それもできない復讐などは、単なる無責任の産物でしかない。}処罰を受ける覚悟があろうと、第三者が求めるのは復讐者の命ではなく、復讐によってめちゃめちゃにされる前の平穏な人生である。
復讐者が勝手に奪っていいものではなく、また命を捨てた所で取り戻せないものだ。
被害者が生きているようなケースなら、なおのこと被害者の立場を考えるべきなのに、復讐ですっきりしてしまう。
被害者が死んでから復讐に走るよりも、まず被害者を生かして助けることが大切だろうし、生かして助けることは今の法律でも問題なく認められることだろうに、それもせずに被害者が死んでから復讐に走る。
結局、復讐してやるという意見全体が、短慮の産物であるとも言える。
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2017-02-08T23:53:19+09:00
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