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**&this_page() このページのタグ:&tags() ---- #divclass(leader1){ 532 :おさかなくわえた名無しさん:2007/04/20(金) 22:44:21 ID:gmWAJzz+ 流れを無視してパート小児科医の生活勤務編 九時、現在の勤務先である田舎の公立病院で外来診療開始。 常勤がいて入院も出来る科は内科、外科、整形外科、歯科のみ。 非常勤が外来だけやっているのは小児科、皮膚科、脳外科、泌尿器科。 (小児科以外は週一回の外来で、近隣の都市やはるばる県庁所在地から医師が来る) 二十キロ四方に小児科のある総合病院はなく、広い町内に小児科の開業医はないため、 毎日やってる小児科の外来はまあまあ人が来る。午前の三時間で大体30人前後。 患者さん一人につき最低一人の大人、しばしば兄弟、何故か祖父母まで動員している家族もいる。 正午すぎ、外来が終わり地下の職員食堂で昼食。 非常勤の場合このように昼食付きのところと、食事は各自で用意するところとある。 病院により食事の美味しさは千差万別。田舎は美味しく、都会や大学病院はマズいイメージ。 現在の病院は田舎(山奥)のせいか美味しい。おかずも多い。 (しかしみそ汁だと思ってあけた椀の中味がいきなり汁粉だったりする) 午後診、外来だけの日は二時から。午後は大抵少なく、20人くれば多いほう。 週一で予防接種、乳児幼児健診、月一で訪問診療がある。 予防接種は外来で行うが、健診は白衣のまま歩いて5分の保健センターまで行ってする。 月に二回は近隣の町(もっと田舎)の保健センターにタクシーで行って(白衣のまま)健診をする。 訪問診療は、外出が困難な患者さんのための健診のようなもの。看護師さんと病院の車で行く。 溺水後脳症や筋ジスの患者さんのところに行っている。 今日金曜日は外来だけの日で比較的暇だったが、金曜は終了間際の駆け込み受診が多い。 一応四時半まで受付だが、今日は四時半をすぎてから9人来た。 ずるずる診察を続けていると帰れないので、五時すぎたらよほど小さい子以外は当直にまわす。 533 :続き:2007/04/20(金) 22:47:28 ID:gmWAJzz+ 小ネタ。 どこの病院にも、緊急時のドクターコールがある。 これはつまり手が空いてる医師は誰でもいいから来てくれ!ということ。 英語のhurryにかけて「ドクターハリー」「ハリー先生」など言われることがおおい。 「ハリー先生、ハリー先生、至急○○においで下さい」というように病院内に放送される。 …が、以前研修に行ったG県の病院では何故か「ヤマナカ先生」だった。 ホントに山中先生が赴任して来たらまた違う名前を決めるんだろうか…と思った。 現在勤務している病院は医師が非常勤を入れても一日に8〜9人しかいないので、 ハリーコールはなくピンポイントでPHSで呼び出す。 つい最近、一歳半の子が痙攣の後に呼吸停止して結局気管内挿管したのだが、 「誰でもいいんで呼んで下さい」「じゃあ外科の○○先生呼びますね」となっていた。 挿管した子はそのまま救急車で40キロ離れた大きい病院まで連れていった。 田舎で子供の人数自体が少ないので、あまり重症の患者さんが来る機会も少ないのですが、 いざって時に小児科医が半径20キロに自分しかいない、というのは心細いものです。 書いてるうちに話がずれてしまいましたが、パート小児科医(田舎勤務)の生活でした。 } 536 :おさかなくわえた名無しさん:2007/04/20(金) 23:01:53 ID:CEV5KlEq 小児科医って年々減ってるらしいね。 待遇がイマイチなんだっけ?専門として難しいんだっけ? 538 :おさかなくわえた名無しさん:2007/04/20(金) 23:30:03 ID:6lz8Y/74 >>536 横からですまんが、待遇云々は病院等で変わるからいまいちというほどでもない。 問題はそっちも言ってるように、大人と違って小児は難しいことと他科よりも激務 という点が挙げられる。 そこそこなり手がいる外科・内科と違って、産婦人科・小児科の医者は少なく そのせいで更に激務と化す負のスパイラルなんだよ・・・ #divclass(leader1){ 539 :532:2007/04/20(金) 23:46:56 ID:gmWAJzz+ 待遇がイマイチっていうのはよく分かりません。 ただ小児科は病院の中では赤字部門というか採算のとれないところなので、 部長クラスだと色々言われて肩身がせまかったりもするようです。 人数が減っているのはなり手が少ないこともありますが、産婦人科も小児科も 女医が比較的多い(=働けない時期がある、いずれ常勤が難しい)ことも一因かと…。 二つの科に共通するマイナス点として「オン・オフがはっきりしない」「訴訟が多い」 こともありますね。(訴訟については産婦人科がダントツですが) ちなみに大学の同級生にも今までの同僚の先生にも在日の人はいなかったです。 通名使ってたら分からないんでしょうが。 } 541 :おさかなくわえた名無しさん:2007/04/21(土) 00:13:17 ID:LCEa245N >>539 訴訟多くて、なる人が減ってるってのは聞いたことある。 知りあいから聞いたけど、基本的に親は「元気に生まれて当たり前」と思ってるので 死産だったり産後すぐの死亡だったりするとその後大変らしい。 実際、乳児の死亡率ってのは成人に比べてかなり高いんだから ある程度の割合で死んでしまうのはしかたがないんだよな
**&this_page() このページのタグ:&tags() ---- #divclass(leader1){ 532 :おさかなくわえた名無しさん:2007/04/20(金) 22:44:21 ID:gmWAJzz+ 流れを無視してパート小児科医の生活勤務編 九時、現在の勤務先である田舎の公立病院で外来診療開始。 常勤がいて入院も出来る科は内科、外科、整形外科、歯科のみ。 非常勤が外来だけやっているのは小児科、皮膚科、脳外科、泌尿器科。 (小児科以外は週一回の外来で、近隣の都市やはるばる県庁所在地から医師が来る) 二十キロ四方に小児科のある総合病院はなく、広い町内に小児科の開業医はないため、 毎日やってる小児科の外来はまあまあ人が来る。午前の三時間で大体30人前後。 患者さん一人につき最低一人の大人、しばしば兄弟、何故か祖父母まで動員している家族もいる。 正午すぎ、外来が終わり地下の職員食堂で昼食。 非常勤の場合このように昼食付きのところと、食事は各自で用意するところとある。 病院により食事の美味しさは千差万別。田舎は美味しく、都会や大学病院はマズいイメージ。 現在の病院は田舎(山奥)のせいか美味しい。おかずも多い。 (しかしみそ汁だと思ってあけた椀の中味がいきなり汁粉だったりする) 午後診、外来だけの日は二時から。午後は大抵少なく、20人くれば多いほう。 週一で予防接種、乳児幼児健診、月一で訪問診療がある。 予防接種は外来で行うが、健診は白衣のまま歩いて5分の保健センターまで行ってする。 月に二回は近隣の町(もっと田舎)の保健センターにタクシーで行って(白衣のまま)健診をする。 訪問診療は、外出が困難な患者さんのための健診のようなもの。看護師さんと病院の車で行く。 溺水後脳症や筋ジスの患者さんのところに行っている。 今日金曜日は外来だけの日で比較的暇だったが、金曜は終了間際の駆け込み受診が多い。 一応四時半まで受付だが、今日は四時半をすぎてから9人来た。 ずるずる診察を続けていると帰れないので、五時すぎたらよほど小さい子以外は当直にまわす。 533 :続き:2007/04/20(金) 22:47:28 ID:gmWAJzz+ 小ネタ。 どこの病院にも、緊急時のドクターコールがある。 これはつまり手が空いてる医師は誰でもいいから来てくれ!ということ。 英語のhurryにかけて「ドクターハリー」「ハリー先生」など言われることがおおい。 「ハリー先生、ハリー先生、至急○○においで下さい」というように病院内に放送される。 …が、以前研修に行ったG県の病院では何故か「ヤマナカ先生」だった。 ホントに山中先生が赴任して来たらまた違う名前を決めるんだろうか…と思った。 現在勤務している病院は医師が非常勤を入れても一日に8〜9人しかいないので、 ハリーコールはなくピンポイントでPHSで呼び出す。 つい最近、一歳半の子が痙攣の後に呼吸停止して結局気管内挿管したのだが、 「誰でもいいんで呼んで下さい」「じゃあ外科の○○先生呼びますね」となっていた。 挿管した子はそのまま救急車で40キロ離れた大きい病院まで連れていった。 田舎で子供の人数自体が少ないので、あまり重症の患者さんが来る機会も少ないのですが、 いざって時に小児科医が半径20キロに自分しかいない、というのは心細いものです。 書いてるうちに話がずれてしまいましたが、パート小児科医(田舎勤務)の生活でした。 } 536 :おさかなくわえた名無しさん:2007/04/20(金) 23:01:53 ID:CEV5KlEq 小児科医って年々減ってるらしいね。 待遇がイマイチなんだっけ?専門として難しいんだっけ? 538 :おさかなくわえた名無しさん:2007/04/20(金) 23:30:03 ID:6lz8Y/74 >>536 横からですまんが、待遇云々は病院等で変わるからいまいちというほどでもない。 問題はそっちも言ってるように、大人と違って小児は難しいことと他科よりも激務 という点が挙げられる。 そこそこなり手がいる外科・内科と違って、産婦人科・小児科の医者は少なく そのせいで更に激務と化す負のスパイラルなんだよ・・・ #divclass(leader1){ 539 :532:2007/04/20(金) 23:46:56 ID:gmWAJzz+ 待遇がイマイチっていうのはよく分かりません。 ただ小児科は病院の中では赤字部門というか採算のとれないところなので、 部長クラスだと色々言われて肩身がせまかったりもするようです。 人数が減っているのはなり手が少ないこともありますが、産婦人科も小児科も 女医が比較的多い(=働けない時期がある、いずれ常勤が難しい)ことも一因かと…。 二つの科に共通するマイナス点として「オン・オフがはっきりしない」「訴訟が多い」 こともありますね。(訴訟については産婦人科がダントツですが) ちなみに大学の同級生にも今までの同僚の先生にも在日の人はいなかったです。 通名使ってたら分からないんでしょうが。 } 541 :おさかなくわえた名無しさん:2007/04/21(土) 00:13:17 ID:LCEa245N >>539 訴訟多くて、なる人が減ってるってのは聞いたことある。 知りあいから聞いたけど、基本的に親は「元気に生まれて当たり前」と思ってるので 死産だったり産後すぐの死亡だったりするとその後大変らしい。 実際、乳児の死亡率ってのは成人に比べてかなり高いんだから ある程度の割合で死んでしまうのはしかたがないんだよな

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