襲来! 新たなるTF


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太平洋上に建造されたエネルゴンの採掘施設「オーシャンシティ」。
そこからついにエネルゴンが産出され始めるようになり、その日は記念式典が執り行われていた。
太陽光発電に頼らず、ニュートロンジャマーの影響も受けない夢の新エネルギー源「エネルゴン」。
トランスフォーマー達との協力により、大戦後急速に浮上した中小国家及び地域のエネルギー問題を
一挙に解決することのできるこの物質に地球連邦政府がエネルゴンに寄せる期待は大きく、
各国の首長をはじめとして多くの要人がここオーシャンシティにひしめいていた。
その中には、ビルドベースから研究者として、同時に防衛軍の要として真田長官と、
彼が率い、護衛として出動を要請された地球防衛軍の面々の姿があった。


地上ルート第三話 「襲来! 新たなるTF」



立ち並ぶ最新型のモビルスーツや鳴り響くファンファーレに、オーシャンシティはまるでお祭り騒ぎ。
そんな喧騒を一人つまらなさそうに眺める少年がいた。
彼の名はキッカー、キッカー・ジョーンズ。
10年前のマイクロン戦争をきっかけに、セイバートロン星に技術交流のために地球を旅立った科学者、
ジョーンズ博士の息子で、幼少期をセイバートロン星で過ごした数少ない地球人の一人であるが、
あまりにも幼い頃無理矢理に連れて行かれたために、父やトランスフォーマー、
そしてその頃得たエネルゴンを感知する能力全てに不満を抱いていた。
苛立ちを隠せず壁を蹴り続けるキッカーのただ事ではない様子に、通りすがった一人の青年が声をかける。
最初は無視するつもりだったが、何かあったのかとお節介にも似た親切心で
しつこく食い下がってくるその青年に根負けする形で、キッカーは悩みを打ち明けた。

「いつだって親父は俺をいいように振り回すばっかりだ!
何がトランスフォーマーと共に築く未来だ……ここは地球だ、俺達の星だ!
自分の未来くらい自分で選んで、つかみ取るもんだろ! そうじゃないのか!?」
「そう……だね。君の言う通りかもしれない。
僕は、自分の責任じゃないのに生まれながらに背負わされた宿命とか、運命を呪って、
一度世界の全部を壊そうとした人を知ってるから……」

キッカーの言葉を受け、青年は表情に憂いを浮かべながら、何かを振り返るように呟く。
しかし何やらその言葉に出てくる人物の物騒さにキッカーは軽く身構えてしまう。
少し年上くらいなものだろうに、一体この青年はどういう人生経験を積んだというのだ?

「な、なんだそのどうしようもないサイコ野郎?」
「……今は、もうこの世にいない人だけどね。けど、だからこそ僕は思うんだ。
例え今や過去がどうであれ、未来は未来だから。それは自分で選ばなくちゃいけないものだ、って」
「だろ!? やっぱそうだよなぁ~」
「けど……」
「けど?」

同意を得られ、キッカーは少し機嫌を良くしたが
青年は何かを言いかけてわずかに視線をそらし、そのまま口ごもる。

「いや、やっぱり何でもない。ごめんね、気にしないで」
「なんだよ、ハッキリしない奴だな。言いたい事があるなら言ってみろよ!」
「じゃあ……気を悪くするかもしれないけど、今、君が感じている想いって
ただ自分の思い通りにならない事にイライラしてるだけに僕には見えるんだ。
まだそういう時じゃないのに、焦って物事を決めようとして……あ、その、やっぱり怒るよね? ごめん」
「……要するに俺のはただの反抗期って言いたいわけね。
結局それかよ! アンタに俺の一体何がわかるって……!?」
「? どうかしたの?」

図星を突かれて逆上しそうになったキッカーだが、その脳裏を得体の知れない感覚が襲う。
エネルゴンの存在を察知する時と同じ、いや、もっと攻撃的なその気配。
その気配のする方向に向かって駆け出して行くキッカー。
青年はそれを制止しようとするが、そこに周囲をSPで固めた、いかにもお坊ちゃま然とした男がそれを押し留めた。
「お話は終わったのかい?」
「あ……ユウナ、さん」
「時間には正確じゃないと困るよ、そろそろかたっくるしい式典の挨拶が始まるからね。
しっかり僕の護衛をしてくれなくちゃ……ねぇ、キラ・ヤマト君?」



ピリピリとした雰囲気の中、メインゲートを護衛するデストロン所属の兵士、
アイアンハイドの足元をキッカーは走りぬけて行く。
「またか」とアイアンハイドは思いながらキッカーを止めようとするが、本人は敵が来たと言い張るばかり。
そんなキッカーに押し切られる形で何もない空へ砲撃を放つと、そこには未確認のトランスフォーマーの姿が。
すると、あれよあれよと言う間に空もシティに続く鉄橋も、その未確認のトランスフォーマーに埋め尽くされていく。
連邦、オーブ混成による護衛のMS部隊や、他のトランスフォーマー達はすぐさま発進するが、
敵の数が多すぎる。また、有力なパイロットは率先して首脳陣の護衛に回らなければならなかったために
前線に回された兵士の質も心許ない。よって、元々の護衛であるトランスフォーマー達以外は
連邦軍からはほぼ独立した戦力である地球防衛軍の鋼鉄ジーグとコアロボットが主体となって
この猛攻を凌がねばならなかった。
しかし、要人をタワー内部に避難誘導し終えると、今度は地球人側が一転攻勢へと回る。
最新型の名は伊達ではなく、優れたパイロットと熟練の域に達した連携を見せる二機のジンクス3の助力を得、
地球防衛軍とトランスフォーマーは指揮官とみられる大型のTFに接近し、反撃を加えたのだ。
数の有利も徐々に削られ、指揮官は一人で複数の敵を相手に徐々に追い詰められていく。
この状況に謎のトランスフォーマー達は攻撃をあきらめ、
スペース・ブリッジというワープゲートとよく似た空間転移を行い、その空域から撤退していった。


戦いが終わり、タワーから出てきた人々の前に広がる光景は、
無数の敵トランスフォーマーの「骸」と、見る影もなく破壊しつくされた式典会場。
そして、立ち並んでいたモビルスーツが戦う事さえできずになぎ倒されていた姿であった。
そんな中、キラの目に一体のMSの姿が映る。
――ストライクルージュ。
かつて自分が操ったMS、ストライクガンダムの同型機であり、現在はプラントに視察へと向かっている、
オーブの代表にして自らの肉親、カガリ・ユラ・アスハの乗った機体として、広告塔代わりに持ち込まれた機体。
他の機体と違い、電源だけは入っていたためフェイズシフト装甲という特殊な装甲のおかげでほとんど傷はないが、
乗り手が不在であったため戦う事が出来ず、瓦礫の中でストライクルージュは力なく横たわっていた。
(未来は自分で選び、つかみ取るべきだ)
キッカーの言葉がキラの脳内に繰り返される。
彼が探したい自分の未来とは、幼いキッカーに彼の父が見せたかった未来とは何か。
それは、こんな歪んだ世界でこのまま失われていいものなのか――?
力なく倒れ込んだその二つのカメラアイはキラを見つめ、そして問いかけてくるように彼には思えた。
自分には、いや、自分達にはここでできる事があったのではないか? と。
しかし、その問いかけに答えを出せる者はここになく、ただ焦げくさい潮風がその場を吹き抜けていった。



「待てよ、手伝う事が出来ないって、一体どういう事だよ!?」

後日、オーシャンシティには連邦政府からの特使として、10年前からサイバトロンとの親交も厚い
政府の若き女性広報官、アレクサがここに持ち込んだ知らせは、決して良いニュースではなかった。
アステロイドベルトに存在した採掘施設、アステロイドシティも同じく謎のトランスフォーマーに襲われ、
そこを護衛していたデストロンの一人、豪腕提督ショックウェーブはエネルゴンとともに連れ去られてしまったと言う。
しかし人類は、地球連邦政府はその状況にも一切手を出さないと言うのだ。
火星の独立国家、キルナはエネルゴン採掘施設マーズシティを占拠して地球への宣戦を布告。
また資源開拓コロニーフロンティアサイドは謎のモビルスーツ部隊に襲撃されたという。
「人類は人類同士の戦争で忙しいからトランスフォーマーの問題はトランスフォーマー同士で解決してくれ」
つまるところ、そういう事である。
大人の勝手な理屈に憤慨するキッカーと、地球人は愚かと切って捨てるロードバスター。
一触即発のそんな二人をキッカーの妹、サリーはたしなめる。
だが、捨てる神あれば拾う神あり。
アレクサは日本のビルドベースに通信をつなぐと、先日彼らと共に戦った真田長官の姿がモニターに映る。
頼りにならない連邦軍に代わって、彼が率いる地球防衛軍が協力を申し出てくれたという。
シティの防衛協力の代わりに彼らの作戦行動を支援してもらうという条件付きではあるが、
先日の戦いぶりからも判断して、目先の事しか見えていない連邦政府より頼りになる存在だと言える。
サイバトロン司令官のコンボイからシティの全権を任されたサイバトロン戦士、インフェルノは、
今連絡が取れないコンボイと交信が取れ次第、すぐにでも協力体制をとる事を誓った。
まだまだ不透明な状況の中、画面の向こうではその不安を助長するかのごとく警報装置が鳴り響く。
日本のとある港湾都市に、正体不明の軍勢が姿を現したというのだ!




新規登場味方ユニット

武闘家ロードバスター
防衛参謀インフェルノ
破壊兵アイアンハイド

ジンクス3(セルゲイ)
ジンクス3(ソーマ)

あとNPCとしてM1アストレイ、ダガー2、フラッグやイナクトなど二線級のMS?

登場敵ユニット
破壊指揮官メガザラック(さそりさん)
破壊員コマンドジャガー(豹型。いっぱいいる)
偵察院シャドウホーク (鷹型。やっぱりいっぱいいる)

初登場キャラクター
キッカー・ジョーンズ
キラ・ヤマト
ユウナ・ロマ・セイラン
セルゲイ・スミルノフ
ソーマ・ピーリス
アレクサ
サリー・ジョーンズ

  • チェックポイント(幼年雑誌Q&A風)

Q:アイアンハイドってサイバトロンの人とちゃうん? デストロンって敵やん?
A:G1のサイバトロンに同じ名前の人がいるけれど、スパリン世界の彼はデストロンの兵士。
 なぜデストロンがサイバトロンと同じ場所にいるのかというと、前作「マイクロン伝説」の最終局面で
 サイバトロンとデストロンは休戦、その後デストロンのリーダーである破壊大帝メガトロンが行方不明になったために
 今もデストロンはサイバトロンと行動を共にしているんだ。
 ただし、このアイアンハイドもそうだけど、デストロンはリーダーが不在なのでどうしても立場に差が出来てしまい、
 何をするにもサイバトロン主導なのが気に入らないデストロン兵士も多いんだよ。

Q:キッカーってなんでエネルゴンとか敵の位置が分かるん? ニュータイプ?
A:セイバートロン星にいた時、偶然見つけたプライマス(CV玄田)さんにエネルゴン感知能力をもらった。
 そうして地球に帰って来てからは彼の導きで次々とエネルゴンの埋まっている場所を探し当てたんだ。
 だから敵を感知できるというのは、その敵自身がエネルゴンと深いかかわりがある場合に限られる。
 ちなみに地球圏ではオーシャンシティ以外にも火星のマーズシティ、アステロイドベルトのアステロイドシティ、
 月面のルナシティに地球上ではジャングルシティ、デザートシティなどいくつもの採掘施設があるんだ。

Q:キラが話に挙げてた人って誰? 大体想像つくけど。
A:そうですクルーゼです。

Q:なんでユウナがキラ連れ回してるん?
A:カガリがアスラ……アレックス一人だけ連れてプラントに向かったから、その当てつけ。キラいい迷惑。

Q:ジンクスに乗ってたパイロットは誰?
A:上の参加キャラの所でもあげたけれど、とりあえず荒熊&ソーマ。
 まだアロウズに行くかどうかを決めかねている頃と。

Q:なんでストライクルージュ誰も乗ってないのに電源入ってたん?
A:首長のカガリ本人がいないから、せめてその座乗機であるルージュだけでもと思ったんだろうね。
 電源が入ってないと灰色のままで、オーブの首長に近い筋の人がいますよという宣伝にならんから。

Q:インフェルノってそんなに偉い人?
A:原作では幹部であるホットショット(今はまだホットロッドだけど)が管理を任されていたんだけど、
 今彼はコンボイ司令官と行動を共にしているし、副司令までそっちだから他に適任者が……
 まぁ防衛参謀ってG1ではレーザーウェーブが同じ役職だったし、結構な地位ではなかろうかと

乙 楽しくよませてもらいました
ただ一つだけTFは新規参戦ユニットのところだけでもいいから
G1とスパリンそれぞれ分かるように記号つけてほしい
 前の人もやっていたので役職で区別付けれると思ったのですが、ちょっと濃すぎましたか
 ちなみにG1同名人物の役職は「警備員」アイアンハイド「救助員」インフェルノ「陸上攻撃指揮官」ロードバスターらしいです。