燃え上がれ心の炎 浮上せよ大空魔竜!


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――日本。

今日この日も、少年ツワブキ・ダイヤは友人であるハヤミ・ナオトの言葉も聞かず
傍目には無茶苦茶にしか見えない特訓を繰り返していた。
数年前、「怪獣」にさらわれた、行方不明となった彼の父を助けると言い張って。
周囲の好奇の目を気にする事なく、ひたすら我が道を行き変人扱いされるダイヤに引きずられ、
友人であるナオトの周囲からも人は遠ざかっていく。
それにより落ち込むナオトの様子を見かねて、ダイヤは自らの言葉が真実である証拠として
怪獣と戦っていた機械の竜の乗員から預かったという、レンズのような道具を見せた。
しかし、証拠とするにはあまりに微妙なその物体。
よく手に取って見ようとナオトがそれに手を伸ばすと、突如として高熱を放つその物体。
それに前後するかのように街に警報が鳴り響く。
ハニワ幻人とはまた別種の、さらに巨大な「鎧の怪物」が町を襲い始めたというのだ。


地上ルート第四話「 燃え上がれ心の炎 浮上せよ大空魔竜!」



緊急出撃したものの、力及ばず次々と撃墜されていく連邦軍のダガーLやウィンダム。
軍はモビルスーツの倍以上の体躯を誇るこの強大な敵を相手に苦戦を強いられていた。
そんな未曾有の混乱の中で、ダイヤはその怪獣が父の船を沈めた相手と同じであると見抜くと、
ナオトに家族とともに避難するよう告げ、自分は巨大な銛を担いで鎧の怪物に立ち向かう。
しかし、モビルスーツでもかなわないような相手に対抗する術などあるのだろうか?
そんな時、ダイヤの持つあの道具が熱を放ち、そして、「何か」の到着を彼に知らせた。
直後海中から浮上し、鎧の怪物を攻撃する小山ほどの大きさをもった、機械の竜。
それは、五年前に鎧の怪物と戦っていた存在に間違いなかった。
ぽかんとその雄姿を見上げるダイヤに、あの道具から今度は声が響く。

「逃げてください、この近くにいたら巻き込まれてしまいます……早く!」

ダイヤには、その声に心当たりがあった。
五年前、機械の竜から現れた仮面の男とともにダイヤを救い、彼にこの道具を託した
深い海のような碧色をした眼を持つ一人の少女。
しかし、ダイヤがそれに反した答えは「NO」であった。

「俺は逃げない! やっと出会えたんだ……怪獣の事、あんた達の事、
 五年間、ずーっと分かんなかったことが、今日わかるかもしれないんだ!
 ここで逃げてたまるもんか、俺は……俺はまだ、君の名前さえ知らないんだーっ!!」

そう叫びながら、怪獣に攻撃を仕掛けるダイヤ。しかし当然通用するはずもなく、
反撃に見舞われようとする彼を、機械の竜は飲み込んだ。その奥にある、一つの場所に導くために。
次の瞬間、ダイヤは何かの操縦席のような場所に座らされていた。
戸惑う暇もなく、機械の竜は彼が乗り込んでいた「頭」を切り離すと次々に艦載機を発進させ、
その中の「腕」と「脚」が自動的に頭と合体する。
一時の静寂の後……炎の巨人が燃えあがる街に降り立った。

「やっぱり、あなただったのね……魔竜に選ばれ、大いなる炎の巨人の力を手に入れられる人間は」
「炎の、巨人?」
「その巨人は今、あなたの意のままに動きます。その炎の巨人の名は……ガイキングです!」

間髪入れず、立ち尽くす巨人……ガイキングに襲いかかる鎧の怪物。
突き倒され、吹き飛ばされ、ミサイルをその身に喰らうが傷一つついていない。
さぁ、反撃の始まりだ!
さらに、西方から超音速で飛来する、味方の識別信号を放つ増援が駆けつける。
地球防衛軍で唯一飛行能力を有するビッグシューター、そこから現れたのは鋼鉄ジーグ!
本来彼らが相手とするのは九州を根城にする邪魔大王国と、あらかじめ襲撃場所を宣伝する羅螺軍。
このような突発的な事態に置いて、彼らは足となる母艦を持たないが故に、
対処できるのは現在のところ彼ら二人だけなのだ。
ビルドベースで戦況をうかがう真田長官とマシンファーザー。
ついにガリスはやったかと彼らは喜びを隠そうともしない。
そう、この機械の竜は南條院財閥の資金源を基に、地球内部に存在するダリウス界から迫りくる新たなる敵、
「ダリウス帝国」に立ち向かうべく地上とダリウス界の技術の粋を結集して作られた
無敵の機械龍……「大空魔竜」なのだという。
そんな事は初耳だ、なぜ知らせなかったのかと喰ってかかる茜に「だって連邦軍嫌いだし」と
真田は事もなげに言い放つ。
そんなやり取りを無視し、マシンファーザーは二人にガイキングや大空魔竜と協力し、
ダリウスの軍勢を打ち砕くよう命じた。
ガイキングの強大な力を思う存分に発揮するダイヤとともに、鋼鉄ジーグは
ビッグシューターとのコンビネーションにより次々とダリウス群を完膚なきまでに粉砕した。

しかし安堵も束の間、そこに新たな警報が鳴り響く。
空を見上げれば、明らかに地球の重力に引かれ落ちてくる巨大な構造物。
安定軌道にあったはずの前大戦の遺跡、ユニウスセブンの残骸が突如地球への落下を始めたというのだ!
そんなものが地球に落ちれば、四方を海に囲まれている日本はひとたまりもない。
大空魔竜と鋼鉄ジーグはこれを阻止すべくユニウスセブンへと急行するが、
その目の前でまばゆいばかりの光が輝いたかと思うと直後に大爆発を起こし、
ユニウスセブンは無数の細かな破片へと姿を変えた。
突然の事に面食らう一行だが、これならほとんどの破片は摩擦熱で燃え尽き、被害はほとんど発生する事はないだろう。
だが、大空魔竜のレーダーは一行の近くに燃え尽きない大きな破片が落下してくる様子をとらえた。
たかが石ころ一つと油断することはできない大きさのその物体に、考えあぐねる一行を前に
ジーグはマッハドリルを装着し、果敢にも突撃を敢行する。
ユニウスの破片をいつもしつこく自分を狙って攻めてくる邪魔大王国の幻魔要塞ヤマタノオロチに見立て、
その中を穴だらけにし、軽石のようにスカスカにしてしまおうというのだ。
そして、その最後の仕上げとして完全に粉砕する役目を果たせるのは……

「いくぜ、ガイキングとかなんとか! 俺とお前の技でとどめを刺してやろうぜ!」
「おうっ! ハイドロッ! ブレイザァァァァァァッ!!」
「スピン・ストォォォォォォムッ!!」

たった一度の共闘といえど、互いの力を認め合ったダイヤと宙。
ガイキングから放たれた燃える炎のエネルギーが、ジーグが打ち出す磁力エネルギーの嵐が
脆くなったユニウスの破片を燃えあがる塵芥へと変えさせ、この地上から消滅させた。
そう、この一時であるとはいえ日本は大津波の危機から救われたのだ。

その後、ビルドベースには大空魔竜と、そのクルーの面々が顔を並べていた。
その中には家族や友に一時の別れを告げ、ダリウスから父を取り戻すべく
戦いにその身を投じたダイヤの姿もあった。
あらためてダリウス界の状況と、地上の状況を確認し合う両陣営。
と、そこにオーシャンシティのサイバトロンから緊急の通信が入る。
先日のユニウスセブンの事件で、残骸とともに地球に降下した艦から彼らの総司令官、
コンボイが救援を求めてきたというのだ。
現在、彼らがその身を委ねている場所は南太平洋に浮かぶ島国、オーブ連合首長国。
先日相互協力の関係を結んだという事もあって、早速向かおうとする面々であったが、
そこに茜は連邦軍本部からのとんでもない情報を持ち込んでくる。
ユニウスと同時に地球へと降下し、そのオーブに現在寄港している二隻の艦船というのは、
なんとユニウスを落としたとされるコーディネイターとのつながりが疑われるザフトの最新鋭宇宙戦艦と、
フロンティアIVでの戦闘において軍の命令を無視して敵前逃亡、
なおかつ機密の塊である新型モビルスーツを無許可で最前線に送り出した反逆艦だというのだ。
この両者が行動を共にしているというのはどうにも胡散臭いと上層部は考え、
即座にこの艦を奪取あるいは撃沈し、新型機を取り戻すよう方針が定まっているという。

とにもかくにも、目指すはオーブ。果たして彼らの行く先に何が待ち構えているのだろうか……?






初登場ユニット
ガイキング(ダイヤ)
大空魔竜(ガリス・ルル)
スティンガー(ピュリア)
サーペント(リー)
クラブバンカー(ヤンマ・ハッチョ・ブビィ)

その他初登場キャラ
ハヤミ・ナオト
ダイヤの母


チェックポイント

  • 次回への展望
何やかんやあって激突しそうになるけどアルマダコンボイが両者の間取り持って、
共通の敵と戦うって流れにしたら自然に合流できるかな?

  • ダイヤの持ち出した道具とは?
大空魔竜の乗組員の証である「フレイムグリッター」。
大空魔竜搭載機の動力源、ハイドリュートと地上人が持つ赤い心の炎を同調させ、
その力を何倍にも増幅させる。
ダイヤの所持するそれは、彼の心に秘められた炎の大きさを感じ取ったルルの手から託されたものである。
ちなみにこの「心の炎」とは一種の精神エネルギーのようなもので、
フレイムグリッターはそれをレンズの中に視覚化する機能も持っている。
地上人の赤い炎に対し、ダリウス人のそれは黒い炎として燃え上がる。
なお、このフレイムグリッターはそれを持つ人間の心の炎に同調して力を発揮するため、
一瞬手に取っただけのナオトがまともに持てないほど熱さを感じるくらい反応したという事は……

  • 大空魔竜のパトロンin地上
せっかくなので南條院財閥(デュアル!)にお出ましいただいて、横のつながりを強化。
何もこの一社だけにとどまらずNEXも一枚かんでる事にすればディックの因縁も生かせるはず。

  • 連邦軍の雑魚MSがジェガンとかじゃなくてダガー
 コロニーに配備=RGM系列(ほぼアナハイム)主軸
 地球に配備=GAT系列(ほぼ軍内部)主軸
とする案を取り入れました。
ダガーはジェットストライカーあるから大気圏内で単独で飛べるというのも大きいですが。

  • なんかスペースアークえらい言われようなんだけど
リボンズあたりが手をまわして、情報が歪められて広がっているという事で。
初めての実戦で訓練されたエクステンデッドの操るファントムペインのガンダムと互角に戦った
F91のパイロットをニュータイプと断定し、芽は早いうちに摘み取ろうと画策中。
ニュータイプってリボンズの思想的にはあんまり好ましくない立場かな、と。