Crisis on two planets クライシス・オン・トゥー・プラネッツ 後編


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第12話「Crisis on two planets クライシス・オン・トゥー・プラネッツ 後編」



月に設営された臨時秘密基地ではメガトロンが1人哄笑していた
全てはメガトロンの計画だ
この世界にもセイバートロン星が存在するとわかった時、メガトロンは考えた
元々セイバートロンは放浪惑星だ
ならば地球へと持ってくれば良いではないか
そしてその計画は見事に成功した
今、かつて地球のあった場所にあるのはセイバートロン


白い光が収まった直後から何十万隻のフルヘドロンは次々と爆発していった
セイバートロン星の防衛システム、そして常に緊急事態に備えているデストロンの緊急対応部隊の攻撃によるものだ
さらには単純に地球の数百倍の体積を誇るセイバートロンが出現したことで転移範囲に巻き込まれたフルヘドロンやアリ塚もあった
グランドコンボイが求めていたセイバートロンの戦力、その全てが今ここにある


大空魔竜が到着した時、カミングスーンは撤退が始まっていた
状況の変化を察したのだろう
そして……撤退する敵を狙う一体のコアロボット
動きは明らかに弥生が乗っている時とは違う
戦いは終わっているが、何者がコアロボットを動かしているのか
それを確かめるために大空魔竜は何人かを降ろすことにした


他の知り合いのサイバトロンの科学者達と共にジョーンズ博士は状況を確認する
現在セイバートロン星は太陽系に存在する
なんらかの方法で転移されたようだ
先日までのセイバートロン周りの時空間異常はそれが理由だったと見て良いだろう
そして先ほどの転移方法からスペースブリッジが使われたことは明白だ
ならばその元を辿れば何者が転移させたかを突き止める事はできる
ラチェットを初めとした何人かと共にジョーンズ博士はそれを探し始める


ザビーネのベルガギロスに押されるF91
いや、違う
シーブックが押されているのは黒の部隊だ
元々調査が目的という事もあって小競り合いが出来る程度の戦力しかない
他はビルギット、ランスのヘビーガンしかない状況ではシーブックのF91が頼りだった
そしてそのF91と言えど、黒の部隊の腕前、そして数に対抗できるほどの技量はまだシーブックにはない
レアリー艦長代行はいかにこの場を切り上げるかを考えていた

だが、ミネルバのタリアとて考える事は同じだった
地球が消え、巨大な金属塊が今はそこにある
幸いと言うか何故か重力波の影響などは無く、月も無事だが状況は確認せねばならない
それに元々ミネルバはCV、そしてキルナの増援を連れてプラントへ戻る予定だったのだ
だからこそタリアは黒の部隊に依頼を出し、撤退する事にした


ハルツィーネンことコアロボット1号機を取り囲むジーグ、コアロボット2号機達
その光景にハルツィーネは銃器を下ろし、両手を挙げて投降の意思を見せる
そして三月の誘導に従い、コクピットから出てきたのは一樹だった
一樹の姿を見た途端、息を呑む三月とロディマス
だがそれは長く続かなかった
「真田博士からの通信があった!今から最寄のサイバトロンシティへ向かう!」
キャプテンガリスの召集がかかったからだ
一樹の乗る1号機を無理やり乗せ、大空魔竜はオーシャンシティへと向かった


だが、そこに乱入者があった
ミスターブシドー
アロウズの中でもさらに大きな権限、そしてそれを表す免許を持った
ライセンサーの1人にして自分専用のアヘッドであるサキガケを駆る謎の人物
「ガンダム!私の相手をしてもらおうか!」
通信回線が開かないので(1人で)コクピットの中でそう叫びながらサキガケは太刀のビームサーベルを抜き放ち…
インパルスガンダムへと切りかかる!
フォースシルエットの半分が切り裂かれ、出力の不安定さから傾くインパルス
それをフォローするべく前に出たレイのザクファントムが前へと出る
だが擬似太陽炉機という事もあってそれを軽く一蹴するサキガケ
そのサキガケに対し、レイが作った隙に換装したソードインパルスが一撃を加える
しかし一撃を加えたは良いが、レイとのコンビネーションがあってもサキガケに決定的な一発は食らわせる事はできない
その戦いに終止符を打ったのはスペースアークからのミネルバへの連絡だった
大空魔竜と同じく真田博士からの通信があったのだ
元々はセイバートロンにいるジョーンズ博士から送られてきた情報であり
セイバートロン星を太陽系へと転移させたスペースブリッジの所在地が示されていた
その場所は月、静かの海地下
2隻はとりあえずこの状況をまず解決させるべく、戦いを中断
ミスターブシドーにもそう通達した
ライセンサーであるブシドーならばその依頼を無視することも可能ではある
だが、直後に起こった出来事がブシドーにそうさせなかった
月へ向かおうとした2隻が攻撃を受けたのだった
攻撃を仕掛けてきたのはサウンドウェーブ、そしてメガザラックにテラーコン達
セイバートロンが出現し、メガトロンの計画が成功した事を見て取ったサウンドウェーブは2つのデストロン軍団の同盟を結ぶべく
その代表であるメガザラックを連れて月の臨時基地へ戻って来るところだったのだ
そしてサウンドウェーブの中から発進したカセットロンの1体、バズソーによって
比較的月から離れて所在していたミネルバが攻撃され、
「機関部破損!どうしますか、艦長!」
CICで副長のアーサーが叫ぶ
そこでタリアが下した決断はこの場所にとどまっての迎撃だった
そしてその旨をスペースアーク、レアリー艦長代行へと伝える
だが、伝えた後タリアは胸のうちで呟く
幾ら今協力体制を取るとは言え、連邦軍が合流する場所に共には行けない、と
こうしてほとんど動けないままとどまり、地球のために戦う意思を見せたミネルバを見捨てる事はできず
ミスターブシドーも共に留まり、戦う事にしたのだった
「敵は不調、相手は万全。しからば、この私がどちらに付くかは明白であろう!」


月臨時秘密基地の中でメガトロンは次の作戦に取り掛かっていた
次の作戦はわざわざメガトロン自身が作ったエネルゴングリッドを用意してまで生き残らせた
コロニーを中心とする地球圏の人間達を利用する作戦だ
だが、メガトロンが自身で組み立てていたその作戦の要となる装置は突然降り注いだ情け容赦ないビームによって破壊される
「そこまでだ、メガトロン!」
サイバトロンの総司令官コンボイだ!
コンボイは現状を把握するとすぐさまメガトロンの仕業だと断定
位置の割り出しにかかり、最も早く到達したのだった
しかしメガトロンにはそんないつもの展開に対する備えがあった
以前使用したこともあるパワーアップ装置だ
この装置は他のデストロンのパワーチップを抜き取り、その全てをメガトロンが使用できるようになる効果がある
今のメガトロンはビルドロン達の持つデバスターのパワー、
ランブル&フレンジーの地震発生能力、コンドルの強キャラ補正を併せ持っているのだ
コンボイ達、G1サイバトロンはその強さに追い詰められていく
だが、そこに地球のサイバトロンシティから月のサイバトロンシティへとスペースブリッジで転移し
月面秘密基地へとたどり着いた大空魔竜、そしてスペースアークが現れた
さあ戦いだ!

だが、戦いが始まったのはいいもののメガトロンの力は強大でありスーパーロボットが複数体存在していても苦戦を強いられていた
メガトロンは地震発生能力によって歩くたびに地震が起き、パワーは合体TFにも匹敵するレベルになっているのだ
次第に追い詰められていく地球防衛軍、そしてサイバトロン
そこに現れたのはスタースクリームだった!
スタースクリームは物陰に隠れ、メガトロンを狙い打つ
スタースクリームのナル光線は機械の動きを止めることができる
そのナル光線によってメガトロンが組み込んだほかのデストロンのパワーチップの動きが止まった
「やったぜ!メガトロンがいなくなればこの俺がニューリーダーだ!」
喜びの声をあげ、物陰から飛び出すスタースクリーム
そしてスタースクリームはどこかへと飛び去っていく
「この愚か者めが!お前がおらんおかげで、もう少しで成功するところだったのだぞ!」
そのスタースクリームを叱責するために追っていくメガトロン
「ホイルジャック、ラチェット、スペースブリッジの調整は出来るか?」
「任せてくださいや、ちょいちょいと1分もあればやってみせまっせ」


こうして地球圏全域を巻き込んだ事件は解決した
地球は元の位置へと取り戻され、セイバートロンは土星圏の均衡を保つため消滅した土星の位置へと動かされた
メガトロンが元々利用するつもりだったおかげで重力変動による被害もほとんど出ていない
さらにセイバートロンが太陽系へと動いた事で、再び銀の種族が侵攻することがあっても地球まで攻め込まれる事は無いだろう


数日後、どこかの一室
「まったく、彼らには本当に手を焼かされるな」
「だが、予定はまだ修正可能な範囲だよ」
「だったら何でチャムリーの言い分を通したんだい、リボンズ?」
「そうでもしないとアレはうるさいだろう?それに、今回みたいな事を防ぐためにも1つ部隊を作ろうと思ってね」

こうしてロゴスの一員、そしてアロウズにも権限を持つチャムリー卿を責任者とした部隊が新設される
その名前はN.E.S.T(Networked Elements: Subvert and Transformers、TF殲滅連帯機構)
不確定要素となるトランスフォーマーを地球圏から殲滅する、特殊部隊だ






初登場キャラクター
G1ランブル
G1バズソー

チェックポイント
  • 一樹が再登場
前回から出てきてましたが、今回で三月とも合流
デュアル!の1話が終わったので、全作品の導入が終わった形になります

  • セイバートロンが土星へ
上の方で言われていた案を拝借しました
これでスーパーリンクの話も進めやすくなる?

  • ブシドー
せっかくなので出してみたのですが、少し消化不良か
とりあえずガンダムって名前にこだわるキャラクターとして扱ってます
シンとの対決については基本的に優勢
個人的には太陽炉>核融合炉>バッテリーぐらいのパワーバランスで考えて書いています
追い越すのはよっぽど個人の技量差がなければ無理、と言った形なのでシンとの対決はあのような風に

  • ミネルバの動向
タリア自身は協力する事にやぶさかではないけど、立場を考えたら…と言う風に描写してみました
キルナから運び込まれた荷物は装甲巨神辺りを想定してますが、次の書く人にお任せします

  • メガトロンのパワーアップ
元ネタは初代10話「セイバートロンの掟」より
原作ではデストロンほぼ全軍の力を使って恐るべき強さになっていました
ランブル&フレンジーはサウンドウェーブに収納されているカセットロンの2人で
両腕のハンマーアームを使って地震を起こす能力を持っています

  • NEST
今回の事件でTFに危機感を抱いたリボンズが設立した新しい私兵、といったポジション
アロウズほど表に出ず、ファントムペインのように表ざたに出来ない事を担当するような部隊と想定してます