スクランブルシティ発動!!


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破壊大帝メガトロンは、メガザラックと手を結び彼らの本拠地に居座っていた。
メガザラックの目的はその本拠地、ユニクロンをエネルゴンの力により復活させることだという。
エネルゴン欲しさに世界を跳んできたものの精製手段を持たないメガトロンと
戦力を増強したいメガザラックの利害は一致していた。
先のセイバートロン星を移動させた大騒動には、
人類とサイバトロンの気が逸れている間にユニクロンを太陽系に持ち込むというもう一つの目的があったのだ。
誰にも知られることなく太陽系で日々持ち込まれたエネルゴンをユニクロンは貪欲に吸収し、復活の時を静かに待っている。

「だがまだだ、エネルゴンが足りぬ」
「全然足んな~い!もっともっとぉエネルゴンをぉ!」
「こちらとて貴様ら居候をただで住ませているわけでないぞ!」

だがメガザラックの背後に控える謎の存在、アルファQはエネルゴンが足りないと姿も見せずにわめき散らす。
こちらのデストロン幹部2体も、ユニクロン体内で眠り続ける彼らの主、
この世界のメガトロンへの義理立てで彼の命令には素直に従わない。
しかしメガトロンを最もいら立たせているのは、本来自分の右腕のはずのスタースクリームだ。

「スタースクリームの統率力はガキと同じ!
もし奴が1000体の軍隊を指揮したところで行進一つできないことが目に見えておるわ!
どうせすぐいつものようにわしに泣きついて許しを乞うに決まっておるのに、あの愚か者ときたら……!」

スタースクリームの独断専行と裏切りは元より日常茶飯事。
近頃では怒るだけエネルギーの無駄とメガトロンも思うのだが、今回は話が違う。
とにかく今は自由に扱える部下たちを一刻も早く再び揃えたい、
スタースクリームもまたその例外ではないのだ。
メガトロンはカセットロンと借り受けたテラーコンを総動員し、スタースクリーム一党の捜索に全力を挙げていた。


監獄からアレルヤとマリナ姫を救出することに成功したソレスタルビーイングは、
その後も各地でカミングスーンやテラーコンのエネルゴン強奪などに積極的に武力介入を続けていた。
そんな中、刹那がマリナ姫の要望を聞き入れ、彼女をアザディスタンに送り届けることとなった。

だがその途中、インド洋で海中を進むトレミーはアロウズの艦隊の待ち伏せを食らってしまう。
新型水中用MAトリロバイトに搭載されたGN魚雷の攻撃で一方的に攻められるトレミー。
浮上は続けているが、ガンダムの出撃可能深度には
フォビドゥンヴォーテクスとスペルビアジンクス、
旧式と化した水中用MAシュウェザァイまでも含めた連邦の用意できる最高ランクの水中部隊が網を張り、
海上ではアロウズのMSが臨戦態勢で待ちうけている。
殲滅戦を得意とするアロウズのリント少佐の策略は遂に宿敵CBを打ち砕くかに思われた。

その時、海を割り巨大な怪獣が出現する!
まるで映画からゴジラが飛び出してきたような形状のそれは、
トレミーに取りつこうとしたトリロバイトの群れをその巨大な顎で噛み砕く。

「どうだ見たか人間ども!
こいつがスタースクリーム様のとっておきダイノベース、ダイナザウラーだ!
メガトロンのガラクタめ、これで今度こそデストロンも政権交代よ!」

ダイナザウラー内部の者しか聞くことのない状況を気にも留めず啖呵を切るのは、目下メガトロンの下を家出中のスタースクリーム。 
スタースクリームはともかく、乱入してきた彼ご自慢のダイナザウラーの尋常ならざる大きさは正にそれだけでも脅威だ。
巨大怪獣の出現にアロウズが怯んだことを見抜いたスメラギの指示で4機のガンダムは出撃、
トランザムと各機の連携で水中のアロウズ部隊を逆に殲滅していく。
自慢の水中部隊の全滅にパニックを起こすリント少佐、
それを尻目に同乗していたマネキン大佐は海上の部隊にまで被害の出ないうちに撤退を指示するのだった。


戦闘終了後ダイナザウラーの中に招かれた刹那たちは、
そこに先客としてミネルバまで駐留していることに驚く。
この歩く巨大移動要塞は、
プラントを始めとする地球連邦と敵対する国家群の資金提供の下完成したのだ。

だがその巨体の維持には莫大なエネルギーが必要、早い話が尋常でない程の多飯食らいということだ。
エネルゴンも疑似太陽露も持たないミネルバが目を付けたのは中東諸国だった。
連邦の政策に反対し、孤立を深めるこの地域を彼らの陣営に引き込み、
今や無用の長物となった石油を提供してもらい
向こうの世界のデストロンのエネルギー貯蔵手段、エネルゴンキューブに代えダイナザウラーの餌を賄おうというのだ。
もちろん中東は見返りに今後ダイナザウラーによって連邦から守ってもらえることになる。
アザディスタンにとっては願ってもない好条件、しかしそれは地球連邦と公然と敵対を表明することを意味する。
即答を控えたマリナ姫だったが、それどころではない自体が彼女には待っていた。


「どうしてアザディスタンが……、どうして!?」

先行して到着した刹那とマリナ姫がOOのコックピットで見たのは、
国中が炎に包まれたアザディスタンの姿だった。
眼下では所属不明のMS、MAの足元でアロウしか持っていないはずのオートマトンが燃え盛る都市を更に蹂躙し、
アザディスタンの国民を1人また1人確実に虐殺していく。
思わぬ事態に絶句しているマリナ姫を横目に周囲を見渡した刹那は、
2機の大型MAに左右を守られながら
赤い禍々しいGN粒子を放出をしている異形のMSに気付く。
到着するまでこの事態を知ることができなかったのは、
連邦が定期的に中東に巻いているGN粒子に加え
このMSがかつてスローネドライが自分の目の前でやったように
強力なジャミングを張っていたからだったのだ。

「スローネに似たガンダム……、しかもあの色はまさか!?」
「そうよ、そのまさかよぉ!
再会を派手に祝おうか、行けよファングゥゥ!!」

4年前、先代のロックオンが刺し違えて倒したはずの宿敵アリー・アル・サーシェスと、
彼がかつて強奪したスローネの発展型MSアルケーガンダム。
刹那を戦場に招きこんだ戦争狂は再び地獄から舞い戻り、
その禍々しい機体からファングという必殺の牙を刹那に突きつけてきたのである。


この惨状を見かねてザビーネの制止を振り切りセシリー、いやベラ・ロナも悲しき初陣を飾る。
それぞれの勢力から利害で集ったミネルバクルーたち、だが少なくとも今だけはメンバーの大多数の思いは一致していた。

一方トレミーから発進した3機のガンダムは、アルケーに押されるOOの援護へ向かった。
アルケーから放たれたGNランチャーの一撃を散開して交わした3人もまた、刹那から因縁の怨敵の再来を知らされた。

「貴様が、貴様がロックオンの仇か!!敵討ちをさせてもらう!」
「なんだって奴が兄さんの!?」
「トランザム!」

三者三様の反応と共にアルケーに迫る3機を敵の護衛の大型MA2機が僚機と共に行方を阻む。
これもまた連邦の新型MA、その名もザムザザーとゲルズゲー。
陽電子リフレクターにより、鉄壁とも言える防御力を発揮していた。
特にザムザザーはまるでこちらの次の手が読めているかのように絶妙なタイミングで発動させ、的確にガンダムたちを足止めする。
トランザムを発動させ、スピードで振り切ろうとするアリオスもまた敵側に現れた2機のガンダムとの戦闘に突入せざるを得なかった。

そう、今回サーシェスと共にこのアザディスタンを火と血の海にしたのは
ファントムペインだったのである。
部下の死を悲しむ間もなく上層部から派遣されたライセンサー、サーシェスの指揮下に強制的に入れられたのだ。
ザムザザ―のコックピットで良心と必死に闘いながらネオはただ軍人として命令を遂行していた。


この状況を打開したのは、シンたちザフトのMSパイロット3人組であった。
地獄と化したアザディスタンの光景は、シンにかつてのオ―ブの惨状をフラッシュバックさせていた。
レイとルナマリアのザクの射撃にザムザザ―が陽電子リフレクターで対応した隙に、
フォースインパルスは急速で接近していく。

「これ以上……これ以上俺の目の前で悲劇を起こさせてたまるかぁぁ!!」

一直線に突っ込んでいくシンを砲撃手に迎撃を命じるネオ、
だが今のシンはその程度の攻撃に怯みはしなかった。
機体のエネルギーが尽きかけ、フェイズシフトダウンさえ起こすに至った時、シンの中で何かが弾けた。

「ミネルバ!メイリン!デュートリオンビームを!
それからレッグフライヤー、ソードシルエット射出準備!」

デュートリオンビームを受けエネルギーを回復するや否やザムザザーの懐に飛び込み、
ビームサーベルの一閃で致命打を与え墜落させる。
続けざまに射出されたソードシルエットに空中換装、
周囲の敵MSを滅多切りにしながらザムザザーに止めを指しに突撃していく。

シンの鬼気迫る活躍に一同が度肝を抜かれた時、もう一体の大型MAゲルズゲーは半ば特攻するようにミネルバに迫る。
その時上空から赤い戦闘機が舞い降り瞬時にガンダムに変形、
敵の両腕を二刀流のビームサーベルで切り捨て、強烈な蹴りでゲルズゲーを吹っ飛ばす。
セイバーガンダム、議長の派遣したミネルバの補充MSだ。
シンの覚醒と援軍の到着でミネルバは一機に勢いづいた。

「いいねぇ、いいねぇ。あっちもこっちもガンダム、ガンダム、ガンダムゥ!!
さあもっと楽しもうぜ、ガンダム同士によるとんでもない戦争って奴をよぉ!」

だがサーシェスの期待を裏切り、戦場の主役はガンダムから次の役者にバトンが渡される。
後方のダイナザウラーから発進した謎のバイキング型機動兵器の参戦により、戦況は完全に一変する
地球防衛軍に情報が入っていたミネルバに搬入された新兵器とはまさにこのマリンカイザーのことだったのだ。
本来は水中戦を最も得意とするマリンカイザーだが、
陸においても既存のあらゆる兵器を圧倒する実力を持っていた。
そのライブメタル製のボディは、
MSの一斉攻撃に晒されてもびくともせず、その持てる火力の全てを惜しみなく発揮し、
近づく敵はギガ・アックスで叩き壊していく。
MSと変わらぬ大きさに秘められた強大なパワーに消耗したファントムペインは為す術もなかった。

さしものサーシェスも、この状況で勝ち残る自信までは持ち合わせていなかった。
そもそも今回は作戦の性質上通常装備ではなくヤークトアルケー、
かつてのスローネ3機の特徴を一機に集約した一対他、広域攻撃用の武装なのだ。
マリンカイザー抜きにしてもOOに他の機体が助成して、接近戦を挑まれたら分が悪いのは明白だった。
このまま戦闘を続ける愚をサーシェスは避け、
地上に落ちていたザムザザーのコックピット部分を拾い
後方にミラージュコロイドで隠していたガーディ・ルーへ帰還し去っていったのだった。


戦闘は終わり、放置されていったオートマトンも直に駆除が完了する。
だが目の前に広がる光景は、刹那たちに勝利の余韻などを決して与えてくれなかった。
重い空気が立ち込める中、
今回の戦いを終結に導いたミネルバの秘密兵器マリンカイザーのパイロット、
キルナ軍のエリック・ベルゲンの様子が何やらおかしいことに周りが気付き始めた。

「反逆罪で裁くぞ、ベルゲンやめろ!」
「やめられません。
この国を襲った破壊と殺戮の嵐……、そうあれこそ何物にも勝る快楽です。
このマリンカイザーを与えて戴いたこと感謝しますゼルダン様」

圧倒的な力で敵を蹂躙する感覚にベルゲンは狂ってしまっていた。
いやそもそも彼は装甲巨神を動かす適格者ではなく、その強大な力に耐えうる精神をそもそも持ち合わせていなかったのだ。
ゼルダン総司令の制止を振り切り、再び起動するマリンカイザー。
その標的は、もう既に見るも無残なアザディスタンの国土。
殺戮の快楽に酔ったマリンカイザーはわずかに残された命すらも踏みつぶさんと、暴走を始めたのである。
アザディスタンを襲う悲劇は第2幕へと突入していく……。


一方その頃、遅まきながら地球防衛軍がアザディスタンに駆けつけるべく発進しようとしていた。
地球連邦政府上層部が意図的に握りつぶしていた情報が
、政府の広報官であるアレクサ経由で真田長官らにようやく届けたのである。
ビルドベースからの本部機能の移設、
シティの全面改装による武装化をようやく完成させた矢先のことだった。
今までならとても現場に間に合うわけがない、致命的な情報の遅れ……
だが生まれ変わったオーシャンシティは一味違った。

「ウルトラマグナス、さあ生まれ変わったオーシャンシティの雄姿を見せてくれ!」

コンボイ司令官の言葉に答え、
この新たな地球防衛軍のシンボルの責任者になったウルトラマグナスは、
この優に1キロを超すであろう都市を移動要塞へとトランスフォームさせていく。
シティの目の前には巨大な移動要塞を丸ごと現地に飛ばすためのワープゲートが開かれる。
真田長官とジョーンズ博士らの改修案に、
サイバトロンきっての技術者ホイルジャックが隠し味を足した史上空前の要塞都市、
そうこれこそはオーシャンシティ改めその名も……!

第15話 「スクランブルシティ発動!!」







初登場ユニット
トリロバイト
フォビドゥンヴォーテクス
スペルビアジンクス
シュウェザァイ
アルケーガンダム(劇中ではヤークトアルケーガンダム)
ザムザザー
ゲルズゲー

ダイノベース(別名デストロンシティ) ダイナザウラー
ビギナ・ギナ
セイバーガンダム

初登場キャラクター
アルファQ

ダイナザウラー

アーバ・リント
カティ・マネキン

エリック・ベルゲン

チェックポイント
  • メガトロンさん家のお家事情
メガ様が地球とセイバートロン星を置き替えたもう一つの理由を提示。
またメガザラックの主人アルファQ初登場。
顔を回転させ、女々しい顔、お調子者な顔、怒りっぽい顔の基本3つが別々の口調で喋る、
少しやかましい宇宙人。
ある目的でユニクロンの復活を狙っているのですが、
集めたエネルゴンは実はユニクロン内部で眠るマイ伝メガトロンに
つまみ食いされています。

  • アロウズ艦隊とダイナザウラー
アロウズの使う水中用MS、MAは連邦で扱える思いついたものをとりあえず列挙。
ダイナザウラーは、
スクランブルシティ出そうぜって意見から対になるこいつを思い出したので採用。
スタスクの言動が馬鹿っぽいのは、反抗期みたいなものだと思っていただければ。

  • アザディスタン壊滅
ミネルバ組と接触させたことでカタロンの出番なくなったのでオートマトンはアザディスタンで登場。
この惨事を聞き、後に鉄火面がバグを実用化させる流れでもいいかも。
対サーシェス戦は初対面が肩透かしな原作に納得いかなかったので
後の対決を多少意識して改変、装備もより都市殲滅に向いていそうなヤ―クトアルケーを採用。
ファントムペインとは今後ずっと行動を共にさせても良し
すぐに別任務で別れてもよし、次に扱う人次第ということで。
貧乏姫の今後はミネルバ経由でプラントに保護され
ミーアとごろごろソングをデュエットとかどうでしょうか。

  • マリンカイザー
強そうに見せるためにとりあえず過剰に描写、基本次回への繋ぎです。
グリリバにZナイトを起動させ、ボコっちゃってください。

  • スクランブルシティ発動
まんまスクランブルシティ発動編から着想、
本部の移設と武装化という流れからオーシャンシティが生まれ変わることに
今後どこにでも移動できる地球防衛軍の本拠地として活躍することでしょう
メトロフレックスへのトランスフォームは次回のお楽しみ?

  • 次回
前に出ていたZナイト起動時のサブタイトル案を仮題に。
アザディスタンで繰り広げられるZナイトVSマリンカイザーが話の中心?
ミネルバとトレミーの動かし方も重要かも