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このページはhttp://www31.atwiki.jp/succulents/pages/81.htmlの日本語訳です

Thursday, 7/10/2008 4:02 pm


見事な多肉植物は乾燥を好みます

クリスティーン・スコット著 - North Island MidWeek -2008年7月7日 July 07, 2008
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写真家のジム・デュボアは、キャンベル川淡水のマリーナの近くのセメントに生えている野生の“オレゴン・ストーンクロップ”の官能的な茂みを発見しました。
ストーンクロップの太った葉は、緑または豊かなブロンズ色かもしれません。(JD stonecrop 2.jpg)太った、肥大した葉によって、オレゴン・ストーンクロップは熱く乾いた条件に耐えることができます。(JD stonecrop macro.jpg)微細なナミハダニは、多肉質なストーンクロップの花を満喫します。ジム・デュボアによる写真

 

“succulent(汁が多い)”という言葉を聞いて、植物を真っ先に思い浮かべる人はいないかもしれません。

ジューシーなステーキ……今の所、それが“succulent”でしょう。でも、近頃のホットな話題である水資源の節約に関連して、多肉植物の長所について考える時期かもしれません。

「多肉植物(succulent)」は、様々な科に属する汁の多い植物に付けられた名前です。よく知られている多肉植物はアロエ、サボテン、竜舌蘭とユッカなどです。すべての多肉植物がサボテンではありません。

植物の多肉化は猛暑と乾燥した不毛な環境への適応進化です。非常に過酷な環境で育っている野生のストーンクロップ をみる機会があるかもしれません。舗道のひび割れ、コンクリートの柱、堆積した砂利、岩が多い斜面、海辺のわずかな砂の中などで。

ストーンクロップ(セダム)は、水分でいっぱいの太い、ふくれた葉を持つ多肉植物です。この適応により、この植物は長期間にわたって水を保持し蓄えることができます。ユキノシタに似た星型の金色の花は、露に濡れているかのように甘い蜜で満ちています。

蝶のような蜜を捜している動物相は、ストーンクロップを見つけるとミルクと蜜の土地を発見したと思うにちがいありません。のどがからからのナミハダニ(Tetranychus urticae)は、ストーンクロップの汁を糧にします。

太平洋北西部では、4種類のセダムを良く見かけます。オレゴンストーンクロップ、広がっているストーンクロップ、広葉のストーンクロップと槍葉のストーンクロップ。岩棚、岩が多い峰、がれ露出部または他の乾いた広々とした場所で、すべて多年生植物として育ちます。

ずいぶん昔、採集されたあとも長く新鮮なままであるので、セダムは「長生き」という愛称で呼ばれました。「セダム」はラテン語の「sedeo(座る)」に由来します。石と岩に取り付く多肉植物のしゃがむような習性によります。

「ストーンクロップ」という名前は、「石から集められるもの」という意味の古英語に由来します。

我々が愛して止まないストーンクロップの将来は明るいようです。熱に耐えて水を保持する能力のため、野生のタマネギ、ハナニラ属、一般のヒナユリユリ、クマコケモモなどのブリティッシュコロンビアに自生する植物と共に、ストーンクロップは屋上緑化植物の最有力候補になりました。

緑化植物が植えられた屋根にはたくさんの利点があります。断熱、空気清浄、都市熱の現象、騒音の遮断など。土壌に植えられた植物は、蒸発と拡散のプロセスによって、大気に湿り気を戻します。おそらく、屋根に緑を植える一番の理由は、植物相と動物相のための生息地と避難場所をつくることになります。蝶、テントウムシと他の野生動物は、青々とした屋上庭園に群がります。特に我々のコンクリートジャングルの中で、この生態学的な補償を過小評価することはできません。

緑の屋根のアイデアよりずっと前に、まず色々な国のグループが渇きと飢えを軽減するためにストーンクロップを食べました。ストーンクロップの中にはオランダで食用のために今も耕作されているものもあります。

サラダ野菜とした場合、ストーンクロップはピリッとしていると言われています。“wall-pepper(壁コショウ)”と呼ばれることもあります。園芸家は、ストーンクロップが、魅力的で、耐寒性のある植物で、背が高くなり過ぎず整然としていること、暑い所でもわずかな砂粒の中で世話なしによく育つということを知っています。

貴重な水資源が不足すればするほど、黄色い星形の花を咲かせる岩に生える多年生植物は、ますます評価されることでしょう。

クリスティーンの案内本「キャンベル川の自然」と「ストラスコナの自然」は"Save-on Foods(注:スーパーの名前)"や地元の書店で手に入ります。メールアドレス:wildernesswest@shaw.ca