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*第2章 ---- **現在の国際関係 ***前年に併合された国 イスラエル カナダ 北朝鮮 ドイツ ***戦場となっている主な地域 &bold(){中国戦争(チャイナ・ウォー)} 中華人民共和国 対 日韓台露印 他多数 &bold(){欧州戦争} フランス 対 英伊西 他 &bold(){第二次米墨戦争(クリスマス戦争)} アメリカ 対 メキシコ &bold(){南米大戦} ブラジル 対 アルゼンチン他 &bold(){イラン戦争} イラン 対 中東諸国 &bold(){印パ紛争} インド 対 パキスタン &bold(){アフリカ戦争} こんがらがっています 他、既によく分らない状態となっています。 ---- *星条旗はためく下に 第2章 2021年1月~2021年12月  激動の2020年。2020年は同年代を生きた人々にこう呼ばれた。2017年のアメリカ危機によって引き起こされたひずみが2020年についに破裂。全世界を戦乱の渦に巻き込んだ。経済も例外ではなかった。20世紀後半から21世紀初頭にかけて構築された全世界の市場もまた混乱状態に陥り、回復の兆しはまったくといって見出せていなかった。たった1年の間に、北朝鮮、カナダ、イスラエル、ドイツが地図から姿を消し、全世界で地域戦争が勃発していた。  過去2回の世界大戦のような、2つないしは3つの陣営に分かれての全面戦戦争という状態ではなく、あたかも戦国時代のような様相をみせ始めていた。 ---- 2021年1月24日  フランス南部とドイツ西部を席巻したイタリア軍がついにフランス最後の拠点、パリに対して総攻撃を開始した。伊仏開戦時は国境地帯でのにらみ合いに終始していたが、次第にイタリア軍がフランス軍を圧倒。2020年の夏ごろには南フランスを制圧していた。その後イタリア軍は主力を対ドイツ戦に振り向けていたため、北フランス戦線はこう着状態に陥る。その後、2020年12月のドイツの降伏により、イタリア軍は全軍を北フランス戦線に差し向けた。東と南からの挟撃によってフランス軍の防衛線はあっけなく瓦解。1月中旬にはフランスはパリとその近郊のわずかな土地を支配するのみとなっていた。2021年1月20日イタリア軍は包囲下においたパリに対して総攻撃を開始した。  そして2021年1月24日、フランス政府はイタリア軍に対して無条件降伏を宣言。フランス海外領土も無防備宣言を行った。エッフェル塔にイタリア国旗が掲げられ、イタリア軍が凱旋門をくぐる。 ドイツと同様、フランス本土に対しても占領軍の軍政が施行され、フランス本土の大半はイタリアの支配下にはいった。本国を失ったフランス海外領土はその大半がイギリスによって接収されることになった。 #image(eu01.jpg) (2021年の欧州) (イタリア軍が大健闘というのは非常に違和感が・・・。) ---- 2021年2月20日  開戦と同時に5つの集団に別れメキシコ領内へ侵攻したアメリカ軍は、数と質、そして戦力の集中度でメキシコ軍を圧倒。その先鋒は1月下旬にメキシコシティ近郊に達した。快進撃を続けるアメリカ軍の姿は、イラク戦争やアフガニスタンの対テロ戦争で自信を失ったアメリカに再び自信と誇りを与えるに十分な姿だった。2021年2月。アメリカ軍はメキシコシティとその周辺の都市群に総攻撃を開始。半月に及ぶ市街戦の後、メキシコシティを制圧下においた。首都の失陥により、これ以上の抗戦を不可能と判断したメキシコ政府は、アメリカ軍に対して無条件降伏を宣言する。 #image(xmasw.jpg) (2021年1月のクリスマス戦争の戦況) ----  メキシコの降伏により、アメリカ合衆国は北アメリカ全土をその版図に治めた。しかし、広大な占領地はアメリカ政府の統治限界を超えるものであった。また、アメリカ本土においても、イーストウッド政権の海外侵攻路線に異議を唱えるものも多く、治安維持のための戦力を国内に展開する必要に迫られていた。逼迫する情勢を前に、政府はかつてイラク戦争などで活躍した民間の軍事力を利用することを検討する。2000年前半に世界を席巻した「小さな政府」論は鉄道、郵便、年金、水道や電力といった公益部門を民間にゆだねていった。警察や軍隊もアメリカにおいては例外ではなく、元軍人などによって結成された警備会社などがイラクの戦場で米軍とともに軍事行動を行っていた。今回の法案は「戦争株式会社」のほか、全米各地の政府寄りの自警団、民兵組織などを国防総省の傘下にいれ、米軍の旧式兵器を無償で供与する代わりに、各地の治安維持などの任務につかせるものであった。さらに、国防総省は自らいくつかの企業を設立し、イスラエル・ドイツ・フランスの元軍人たちを受け入れていった。 ---- これで、わが軍は、ナポレオン戦争以前の軍隊になったわけだ。 国民国家の国民軍ではなく、単なる傭兵軍にな。 (コリン・ケリガン海兵隊少将) ---- 2121年中旬 カナダそしてメキシコの軍事併合は、アメリカの脅威を国際社会に強く印象付ける結果となった。欧州、アフリカ、中東、中南米の各国はアメリカに対し強い敵意をあらわにした。同盟国の多いアジア諸国は他の地域ほどではないものの、警戒と軽蔑に満ちた視線をアメリカに向けた。しかし、メリットもあった。特に中国との断交によりアメリカの国内製造業が息を吹き返し、海外からの原材料輸入が困難になったことで国内の鉱山や油田の設備更新が行われ、「世界から好きなものを好きなときに好きなだけ」という時代が終わったと企業経営者が認識したことによって環境に配慮した消費財、サービスの生産に力が注がれることになった。さらに軍事上の需要も経済の後押しとなった。経済においてアメリカ国民はつかの間の春を謳歌していたようにもみえた。しかし、社会の暗部の横たわるさまざまな影が、明るい表情の中にも暗い影を落としていた。 ---- 2121年10月15日 2021年の10月。南に国境を接する小国、グアテマラにて軍事クーデターが勃発。統制をなくしたグアテマラ軍が米軍占領地に対して攻撃を開始した。アメリカ合衆国メキシコ方面軍は直ちに反撃。10月15日にはグアテマラ全土を完全に制圧した。 ----
*第2章 ---- **現在の国際関係 ***前年に併合された国 イスラエル カナダ 北朝鮮 ドイツ ***戦場となっている主な地域 &bold(){中国戦争(チャイナ・ウォー)} 中華人民共和国 対 日韓台露印 他多数 &bold(){欧州戦争} フランス 対 英伊西 他 &bold(){第二次米墨戦争(クリスマス戦争)} アメリカ 対 メキシコ &bold(){南米大戦} ブラジル 対 アルゼンチン他 &bold(){イラン戦争} イラン 対 中東諸国 &bold(){印パ紛争} インド 対 パキスタン &bold(){アフリカ戦争} こんがらがっています 他、既によく分らない状態となっています。 ---- *星条旗はためく下に 第2章 2021年1月~2021年12月  激動の2020年。2020年は同年代を生きた人々にこう呼ばれた。2017年のアメリカ危機によって引き起こされたひずみが2020年についに破裂。全世界を戦乱の渦に巻き込んだ。経済も例外ではなかった。20世紀後半から21世紀初頭にかけて構築された全世界の市場もまた混乱状態に陥り、回復の兆しはまったくといって見出せていなかった。たった1年の間に、北朝鮮、カナダ、イスラエル、ドイツが地図から姿を消し、全世界で地域戦争が勃発していた。  過去2回の世界大戦のような、2つないしは3つの陣営に分かれての全面戦戦争という状態ではなく、あたかも戦国時代のような様相をみせ始めていた。 ---- 2021年1月24日  フランス南部とドイツ西部を席巻したイタリア軍がついにフランス最後の拠点、パリに対して総攻撃を開始した。伊仏開戦時は国境地帯でのにらみ合いに終始していたが、次第にイタリア軍がフランス軍を圧倒。2020年の夏ごろには南フランスを制圧していた。その後イタリア軍は主力を対ドイツ戦に振り向けていたため、北フランス戦線はこう着状態に陥る。その後、2020年12月のドイツの降伏により、イタリア軍は全軍を北フランス戦線に差し向けた。東と南からの挟撃によってフランス軍の防衛線はあっけなく瓦解。1月中旬にはフランスはパリとその近郊のわずかな土地を支配するのみとなっていた。2021年1月20日イタリア軍は包囲下においたパリに対して総攻撃を開始した。  そして2021年1月24日、フランス政府はイタリア軍に対して無条件降伏を宣言。フランス海外領土も無防備宣言を行った。エッフェル塔にイタリア国旗が掲げられ、イタリア軍が凱旋門をくぐる。 ドイツと同様、フランス本土に対しても占領軍の軍政が施行され、フランス本土の大半はイタリアの支配下にはいった。本国を失ったフランス海外領土はその大半がイギリスによって接収されることになった。 #image(eu01.jpg) (2021年の欧州) (イタリア軍が大健闘というのは非常に違和感が・・・。) ---- 2021年2月20日  開戦と同時に5つの集団に別れメキシコ領内へ侵攻したアメリカ軍は、数と質、そして戦力の集中度でメキシコ軍を圧倒。その先鋒は1月下旬にメキシコシティ近郊に達した。快進撃を続けるアメリカ軍の姿は、イラク戦争やアフガニスタンの対テロ戦争で自信を失ったアメリカに再び自信と誇りを与えるに十分な姿だった。2021年2月。アメリカ軍はメキシコシティとその周辺の都市群に総攻撃を開始。半月に及ぶ市街戦の後、メキシコシティを制圧下においた。首都の失陥により、これ以上の抗戦を不可能と判断したメキシコ政府は、アメリカ軍に対して無条件降伏を宣言する。 #image(xmasw.jpg) (2021年1月のクリスマス戦争の戦況) ----  メキシコの降伏により、アメリカ合衆国は北アメリカ全土をその版図に治めた。しかし、広大な占領地はアメリカ政府の統治限界を超えるものであった。また、アメリカ本土においても、イーストウッド政権の海外侵攻路線に異議を唱えるものも多く、治安維持のための戦力を国内に展開する必要に迫られていた。逼迫する情勢を前に、政府はかつてイラク戦争などで活躍した民間の軍事力を利用することを検討する。2000年前半に世界を席巻した「小さな政府」論は鉄道、郵便、年金、水道や電力といった公益部門を民間にゆだねていった。警察や軍隊もアメリカにおいては例外ではなく、元軍人などによって結成された警備会社などがイラクの戦場で米軍とともに軍事行動を行っていた。今回の法案は「戦争株式会社」のほか、全米各地の政府寄りの自警団、民兵組織などを国防総省の傘下にいれ、米軍の旧式兵器を無償で供与する代わりに、各地の治安維持などの任務につかせるものであった。さらに、国防総省は自らいくつかの企業を設立し、イスラエル・ドイツ・フランスの元軍人たちを受け入れていった。 ---- これで、わが軍は、ナポレオン戦争以前の軍隊になったわけだ。 国民国家の国民軍ではなく、単なる傭兵軍にな。 (コリン・ケリガン海兵隊少将) ---- 2121年中旬 カナダそしてメキシコの軍事併合は、アメリカの脅威を国際社会に強く印象付ける結果となった。欧州、アフリカ、中東、中南米の各国はアメリカに対し強い敵意をあらわにした。同盟国の多いアジア諸国は他の地域ほどではないものの、警戒と軽蔑に満ちた視線をアメリカに向けた。しかし、メリットもあった。特に中国との断交によりアメリカの国内製造業が息を吹き返し、海外からの原材料輸入が困難になったことで国内の鉱山や油田の設備更新が行われ、「世界から好きなものを好きなときに好きなだけ」という時代が終わったと企業経営者が認識したことによって環境に配慮した消費財、サービスの生産に力が注がれることになった。さらに軍事上の需要も経済の後押しとなった。経済においてアメリカ国民はつかの間の春を謳歌していたようにもみえた。しかし、社会の暗部の横たわるさまざまな影が、人々の表情の中に暗い影を落としていた。 ---- 2121年10月15日 2021年の10月。南に国境を接する小国、グアテマラにて軍事クーデターが勃発。統制をなくしたグアテマラ軍が米軍占領地に対して攻撃を開始した。アメリカ合衆国メキシコ方面軍は直ちに反撃。10月15日にはグアテマラ全土を完全に制圧した。 ----

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