鏡士(かがみし)

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登場作品

レイズ

魔鏡を使って幻影等の魔鏡術を操る一族の職業。始祖はヨーランド・ビクエ・オーデンセという女性で、初代ビクエ「ヨウ=ビクエ」でもあった。
無限のエネルギーを力に変える魔鏡兵器の使い手を指す意味でも用いられる。
キラル分子を用い、全てのものに宿るアニマを魔鏡で操る事ができる。
誰でもなれるわけではなく、一部の限られた家系にしか能力が受け継がれない。また、鏡士の才能は訓練もある程度必要だが、血統によるところが大きい。
「尊き異能である鏡士の異能の力は我欲の為に振るうのではなく、世の為にその力を振るえ」というのが掟。
鏡士の一族の殆どがオーデンセに住んでいる。その為、オーデンセが流星群の落下により滅んだ後、イクスとミリーナには当初、鏡士は二人以外にいないと伝えられていた(後にゲフィオンに真実を伝えられる)が、救世軍にも鏡士がいる模様。また、セールンド王宮にもゲフィオンをはじめ数人の鏡士がいる。
鏡士の中でもその才覚と実績を認められた者には、鏡士の最高位として「ビクエ」の称号が与えられる。「ビクエ」の称号を持つ者はあらゆる魔鏡術に精通している。
アニマやキラル分子に敏感な感覚を有すため、アニマに異常があったり大量の種類がある空間に入ると「アニマ酔い」になる事がある。
大昔にビフレストから入った文化の影響で、鬼門等の風水を気にする鏡士もいる。

+ ネタバレ
鏡士は自分の分身を二人まで創ることができる。
また、鏡士が具現化された場合は、魔鏡も一緒に具現化して、同じ魔鏡が世界に2つ(もしくは3つ)あることになる。
具現化した人物と同一人物であると、鏡精だけでなく具現化した人物ともリンク機能により視覚や聴覚、痛覚等の感覚を共有できる。
この機能は鏡士の力量次第で共有レベルの調節も可能。
イクスは(後天的にリンクさせられた)ナーザと、フィリップファントムジュニアと感覚を共有している。
そのせいで2部ではミリーナたちの計画や知識がコーキス及びフィリップ自身からアスガルド帝国側に漏れてしまっていた(コーキスを通して情報を得ているナーザと、ジュニアを通して情報を得ているローゲとは非協力関係なので情報が断片的にしか伝わっていなかったが)。

ミリーナの場合は一人目のミリーナ自身の鏡精と共に記憶を【切り離した】ために二人目のミリーナと「一部の記憶しか」共有していない。
しかし、1部中にて「夢」という形で見ていた記憶はどんどん鮮明になっていき、それが『一人目のミリーナ』自身の「記憶」なのだと理解できる程になっていく。

なお、『リコレクション』の時代には鏡士は絶滅してしまっているらしい。


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関連項目

類似項目

最終更新:2023年04月16日 18:17