魔鏡兵器カレイドスコープ(まきょうへいきかれいどすこーぷ)

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登場作品

レイズ

遥か昔に鏡士が開発した、嘗てティル・ナ・ノーグを滅亡の危機に陥れた魔鏡兵器。
物質や生命の根幹であるアニマを抜き出し、カレイドスコープの内部で反射を繰り返す事でアニマを失わせ、その物体を消滅させる。
鏡士の具現化の力を引き出す事で、異世界の具現化を可能にする。
元は対広範囲用兵器なので照準を合わせる機構がやや甘く、鏡映点を通じて異世界のアニマをトレースする際、鏡映点にティル・ナ・ノーグの法則を馴染ませるのが不完全になったり、近くに他の鏡映点となりうる存在がいた場合、照準がぶれて複数の鏡映点及びその意識をトレースしてしまう。
具現化された大陸が、元の世界とは似ているようでまったく違う形になったり、複数の鏡映点が生み出されたり、鏡映点の持つ力の一部がティル・ナ・ノーグで使えなくなっているのはこの為。

+ ネタバレ
魔鏡兵器カレイドスコープを開発したのはゲフィオンこと「一人目(オリジナル)」のミリーナ
15年前のビフレストによるオーデンセ侵攻で「一人目(オリジナル)」のイクスを失った彼女はセールンドに逃げ延び、
幼馴染のフィリップと共に王立魔鏡科学研究所に入所。イクスの亡き両親が行っていた魔鏡兵器の研究を引き継ぎ、カレイドスコープを完成させた。

終章では、ファントムも「自分とミリーナの為の理想の新世界創造」を目的としてこれとは別のカレイドスコープを開発していた事が判明。
11章でチェスター救世軍のスパイとしてイクス一行に加入した際、手土産として渡した図面は、これの設計図だった。
このカレイドスコープは「自分の理想を投影して具現化する」機能を有しており、ファントム及び彼のオリジナルである
フィリップの得意とする「融合」の魔鏡術により、「創造」と「想像」の魔鏡術を融合させてこの機能を搭載している。

ファントムが自身の計画を実行した際は、彼の開発したカレイドスコープは使われず、ゲフィオンが開発したカレイドスコープが使用された。
その際、カレイドスコープを限界まで酷使しており、それが原因でゲフィオン開発のカレイドスコープは大破、使い物にならなくなる。
この時起きたイクス一行との戦いでファントムは斃れたが、ミラージュプリズン編でアスガルド帝国復活の為に
ファントム開発のカレイドスコープが使用され、以後は帝国の管轄下に置かれている。

関連リンク

関連項目

類似項目

最終更新:2018年06月11日 20:04