鏡精(きょうせい)

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登場作品

レイズ

魔鏡に宿る精霊。光魔の鏡鏡映点魔鏡から放たれる虹色の光の軌跡を探知する事が出来る。
鏡士の心の分身でもあり、性格は鏡精を具現化した鏡士の心の中の理想や抑圧している感情等の影響を受けて決まる。
魔鏡や自身を具現化した鏡士から離れると力が出なくなってしまい、離れ過ぎると最終的には消滅してしまう。
基本的には鏡士や魔鏡との距離が近くなれば再び具現化できるが、消滅した際に鏡士が死亡していた場合も、鏡精は消えてしまう。その場合、消えたら二度と復活できなくなったり、復活できたとしても元の姿や記憶を失う可能性もある。
行動範囲や大きさは鏡士の力量に左右され、力が強い程行動範囲は広くなり、大きさも大きくなる。
ただし、姿が変化すると、その存在の性質も変質するらしく、人間の姿になっているコーキスとマークは、その姿になって以後、光魔や鏡映点の感知が出来なくなっている。

+ ネタバレ
具現化した人物と同一人物であると、リンク機能により視覚や聴覚、痛覚等の感覚を共有できる。
この機能は鏡士の力量次第で共有レベルの調節も可能。
ビフレストの古い禁書では鏡士と鏡精で感覚が共有されることを「鏡精のリンク機能」と呼んでいる。
カーリャはミリーナゲフィオンと、マークはフィルファントムと感覚を共有している。
それゆえマークはフィルもしくはファントムが近くにいるならば、万全の状態で戦う事が出来る。
コーキスの場合はミラージュプリズン編で世界中にイクスの力が宿る魔鏡結晶が生み出されている為、
イクスの囚われているセールンド周辺以外でも行動が可能。
また、コーキスはマスターであるイクスのアニマと自身のアニマを重ね合わせる事で「死の魔眼」を解き放つことができる。
太陽神ダーナの予言では「鏡精が世界を滅ぼす」とされ、これを重く見たビフレスト皇国では鏡精を禁忌として扱い、
鏡精に関する書物も禁書に指定している。同時に鏡精の研究を皇族の課題とした。
そしてその鏡精への禁忌の意識が後に魔鏡戦争の遠因となる。

鏡精は主人である鏡士から一定の距離までしか離れて行動できないのが原則だが、「記憶とともに切り離す」ことで、鏡士のアニマ供給を受けずとも鏡精単独で自由に動けるようになる様子がゲフィオンのカーリャからうかがえる。
ただその代わりに「切り離されるとマスターである鏡士が鏡精のことを忘れてしまう」とマークは述べている。

鏡精を切り離す際に記憶とともに切り離すのが通例なのは鏡精を生み出しては殺してキラル分子を大量に生み出すエネルギーシステムが一番キラル分子を生み出す方法であるが、何度も鏡精を生み出しては殺すことに鏡士が耐えられなくなるためであるらしい…。
また、3部14章ではグラスティンルキウスを人質にしてメルクリアを脅し鏡精「モリアン」を生み出させた直後にグラスティンがメルクリアから切り離さずにモリアンを殺した際、
メルクリアの心が潰れかねない危険性を持っていることが「鏡士が鏡精を切り離さずに殺した場合にあること」が明らかになった。
グラスティン曰く異世界のアニマを利用するよりも鏡精の方が断然エネルギー効率が良い。
鏡精を殺すとキラル分子が大量に生み出せるためエネルギー問題は解決されるが、キラル分子生成の過程で犠牲になった鏡精の怨嗟が形となったもの「死鏡精」が生まれる。
ダーナの予言にある「魔鏡によってティル・ナ・ノーグはやがて消滅する」とは死鏡精が世界に滅びをもたらすということらしい。

リコレクション11話によると鏡士一人につき鏡精は一人であり、一人の鏡士が複数の鏡精を同時に持つことはできないらしい。
フィリップにはマーク、ジュニアにはマークIIがいるが、具現化した存在は別の人間扱いだからということのようだ。



レイズリコレクション

バロールの鏡精ルグが2章より登場。
ネオイデア王国の人間は鏡精を見たことがなかったので妖精のような姿とだけ伝え聞いていた。そんな訳で7話にてエルナトの50年前の姿が鏡精のようであったというヘイズの言葉を聞いて、唯一詳細を知る時代の人間であるバルド・ミストルテンが絵を描いてこのような姿だったかと確認を取る。しかしバルドの絵が下手だったので、どのような姿をしていると言いたかったのかさっぱり伝わらなかった(コダマ、アイリス、セイリオスは絵が虫、鳥、蟹と推測していた)。
このルグが今現在誰の鏡精なのか、どの時代にマスターがいるのかで11章内で議論されている。



関連リンク

関連項目

類似項目

最終更新:2024年04月12日 17:02