嘗て
セールンド王国と
ビフレスト皇国間で勃発した戦争。
本編の約15年前ほど前、セールンドにしかない魔鏡技術を求めてビフレストが起こした
オーデンセ侵攻を機に開戦。
「セールンドにしかない魔鏡技術」とは
鏡精を指している。太陽神ダーナの予言で「鏡精が世界を滅ぼす」と伝えられ、ビフレストは世界滅亡を防ぐ為に鏡精の存在を禁忌としたにもかかわらず、セールンドは鏡精を復活。更に、
キラル分子生成の為に鏡精を生み出しては殺す行為を繰り返し行った。セールンドの鏡士のこれらの行いをビフレストの鏡士が憎み、止めようとしたのが真の発端だった。
なお再三のビフレスト皇国の「鏡精作りをやめないと戦争を仕掛ける」という宣告にセールンド側が耳を貸さなかった理由は当時セールンドの王子であった
デミトリアスが先天性の
アニマ欠乏症に冒されており、鏡精から生み出される大量のキラル分子を延命治療に必要としていたためである。
ゲフィオンこと「一人目(オリジナル)」の
ミリーナは、「一人目(オリジナル)」の
イクスを殺された復讐の為に
魔鏡兵器カレイドスコープを開発。その威力は絶大で、ビフレストの人々や大地から
アニマを尽く奪って
アニムスを光の砂に変え、ビフレストは滅亡、セールンドに勝利を齎した。戦争終結はおよそ11年ほど前。
しかし、それによって嘗て世界が存在した空間に何もない空間が生じ、そこに
虚無が発生。更にその虚無は
世界やそこに生きていた人々の欠片である光の砂と共に暴走、瞬く間にティル・ナ・ノーグの大半が虚無に飲み込まれ消滅してしまった。
そこでゲフィオンは「
アイギス計画」を発案、虚無がティル・ナ・ノーグを飲み込むのを防止する盾「
アイギス」を
造り、かろうじて残されたセールンドと
オーデンセ周辺を守った。