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ネタバレ |
- 正体は、本物のフィリップ・レストン(フィル。35歳)が具現化した過去のフィリップ(リーパ)。フィリップは自身の代わりにファントムを救世軍をフリーセルと共に率いるようにさせたがファントムは本来ならフィルの望まないファントム自身の「意志」を持ってしまい…。
- ファントムの目的は「歪んだ私の望む、私と彼女(ミリーナ)のためだけの真に正しく歪んだ新世界」を生み出すこと。
- チェスターがイクス一行にもたらした設計図に記されていた装置とは、「過去から具現化対象を具現化した時に、対象の情報を自分好みに書き換える」というとんでもない代物で、これも新世界創造の計画の一環だった。
- 本物のフィリップ(フィル)もミリーナ(今のゲフィオン)を愛しているが、彼女がイクスを失い悲しむ姿を見て彼女の望みを叶えるべく自分を実験台にして自分のコピーを生み出し、そしてビフレストに滅ぼされたオーデンセを、「イクス」と二人目のミリーナを具現化した。
- 奇しくもフィルの鏡精であるマークも自分の望みよりも愛する人の望みを優先するフィルを「ドM」と称している。
- しかし、ファントムはフィルが「イクスではなくて自分を選んでほしい」という自分の本心を押し殺してまで「ミリーナ」の望みを叶えたことを「負け犬」と唾棄し、自分とミリーナが結ばれる世界を造り変えることを望んだ。
- ゲフィオンによれば、フィルがファントムを具現化した際、ファントムもアニマとアニムスにダメージを負っていたらしく、実際にフィリップはファントムのアニマとアニムスを繋ぐ部分に歪みを確認している。おそらくこれがファントムの変貌の一因と思われる。
- このような経緯から、人を信じておらず、リヒターからもその点を指摘されている。
- 終章前編で遂に動き出し、予め救世軍を動かして確保しておいた特異鏡映点達を利用してカレイドスコープを起動。しかし、丁度その時に真実を知ったイクス一行がセールンド城内に突入。
- それを阻止するために彼が取った手段は、予め召集したミトス、ディスト、リヒター、そしてファントムを消滅させるためにマークの援護を受けて侵入したチェスターのアニマと魔獣を、ビクエの魔鏡を利用してフィルの家系が得意とする「融合」の魔鏡術で強制的に融合させ、「幻影魔獣」として城内に放つという、四人を捨て駒扱いする方法であった。
- 四幻将だった彼らは「失われた命の復活」を目的に協力するも不本意な形で利用された形となった。これは新章ではファントムを見限りそうだ。
- 終章後編ではイクスたちとフィルが具現化した15歳前後のフィル(三人目)によって歪んだ新世界を作る目論見は潰えたかに思えたが、度重なる異世界の具現化により「融合」の性質を死の砂嵐が持ってしまい、結果的にイクスを魔鏡結晶に閉じ込めることに成功する。…一部は彼の望み通りか。
- …とまあ第一部の黒幕として暗躍したがファントムの仲間として救世軍に接触したメルクリアに何らかの理由でファントムを切り捨てると決められ救世軍を掌握し『ファントム封印計画』に加担された。メルクリアからはダーナの予言を成就するための体のいい使い捨ての駒扱い?
- メルクリア曰く「ディストは大事な駒。ファントム同様、死なれては困る」と言っているが、まさか死んでいない…?
- 2部11章でラムダの寄り依として登場。ただ、ラムダによれば自我は殆どなく、生きる意思のみが残されている模様。
- ラムダがアスベルの身体に移った後はバルドが寄り依として移った。2部終章にてバルドが再び死者に戻った後は元通りファントムの生きる意思のみが残った身体となった。どうするのか。
- 3部では仮想鏡界を通って帝国のカレイドスコープに潜入するためにファントムのスピルメイズが利用された。フィリップが生み出した理由や扱いと言い本人の人権の尊重は無いような扱いで、ちょっと可哀想である。
- さすがにそんな扱いに気が咎めたのか、フィリップがヨーランドにファントムの治療を頼み、4部13章では再びファントムとして登場。「事情通になったので自分が勝手に具現化した大陸のことの落とし前をつける」という名目でスレイたちに協力、ヘルダルフの浄化に助力した。
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