本編から1200年以上前の古代ティル・ナ・ノーグ時代にも存在しており、当時はセールンド王国と
ビフレスト皇国を支配下に置き栄華を極めたがその後滅亡し、帝室の血筋も断絶。そして、鏡殻変動の混乱の最中、デミトリアスが帝国復活を宣言、前述の経緯を経て現在に至る。
何らかの目的の為に
魔鏡結晶を利用して
光魔を生み出しているが、帝国はこの事実を隠蔽。光魔の大量発生及び鏡殻変動は
ミリーナの仕業だとして、彼女を指名手配している。
具現化により生まれた
ティル・ナ・ノーグの住民の記憶が曖昧になっているのと第1部13章で
ファントムが行った具現化の際の記憶操作もあり、ティル・ナ・ノーグ住民の間には早期に帝国への帰属意識が生じ、鏡殻変動から僅か1ヶ月でティル・ナ・ノーグの9割を支配下に置いている。
帝国の具現化には、ファントムが開発した「自分の理想を投影して具現化する」機能を持つもう一つの
カレイドスコープが使用されており、古代に存在した当時そのままに具現化されているのはその機能によるもの。
フェアリーズレクイエム編では、具現化大陸を具現化元の世界を基準に「管理領」として区分し、
リビングドールβとした
鏡映点を領主とその側近として送り込み、彼らを通して統治を行っている。
各領の領主に鏡映点を据え、エルレインとアルトリウス以外に「贄の紋章」なるものを付けているのは「ルグの槍」を落とす際の目印にする為らしいが…。