世界最高の鏡士である第103代「ビクエ」。ビクエとしてのフルネームは「フィリップ・ビクエ・レストン」。
イクスに対しては憧れとミリーナの愛情を独占できることへの嫉妬を抱いており、その複雑な心境が
鏡精である
マークに反映されている。
かつて親友であるフリーセルと
救世軍を立ち上げ、自分は世界を救う研究に従事するため二人目の自分を生み出した。
終章後編では暴走した二人目の自分である
リーパを止めるために三人目の自分（
ジュニア）を生み出した。
ミラージュプリズン編ではマークと共に救世軍を動かしている。
3部10章ではかつてゲフィオンとフィリップが水鏡の森のピクニックで魔物に襲われた際に彼女らを守るべく秘伝魔鏡術(オーバーレイ)の暴走の事故を一人目のイクスが起こした際にイクスへの憧れと嫉妬に駆られ…魔物に襲われたせいということにしてイクスを殺そうとしたことがあると明かした。
…どちらかというとイクスへの憧れというよりミリーナがイクスしか見ておらず自分を見てくれないことへの嫉妬と憎しみの方が上回っていたように見えるが。
一人目のイクスは自分を殺そうとしたフィリップすらも許し、二人だけの秘密として黙秘したままこの世を去った。
二人目と三人目のイクスを具現化した際にはその記憶を書き換え、彼らの記憶の中にはフィリップがイクスを殺そうとした過去をなかったことにしている。
もちろん三人目のイクスには平然と記憶や感情を弄くり回して具現化した彼の姿勢を軽蔑されている。
4部2章によるとティル・ナ・ノーグの太陽神と呼ばれている鏡士・ダーナの子孫。
