古刻語(ここくご)


登場作品

レジェンディア

水の民が使用していた言語で、彼らなら
生まれたときから自然と会話、読み書きが身についている。
陸の民が古刻語を修得することは非常に困難であり、
修得には気の遠くなるほどの年月が掛かる。
ノーマは師匠スヴェンを追いかけるために独学で古刻語を
勉強しており、密かな、しかし血の滲むような努力の末に
古刻語の大体の用法を読解できるまでの知識を身につけた。
古刻語を正しく理解できる陸の民は限られているため、
実はノーマとスヴェンは大抵の研究者レベルを遥かに通り越し、
大陸でも有数の読解力を身につけてしまったことになる。
ただし本人たちはその能力を公に公表する気がないため、
ほとんどの研究者がこの事実を知らない。

そもそも何故陸の民が古刻語を身につけるのがここまで困難かといえば、
かつての全面戦争で宇宙移民船を奪われてしまったことに端を発する。
このことで文明レベルの低下した陸の民はそれに応じて言語レベル、読解レベルも低下し、
更に駄目押しとして当時のメルネスが引き起こした大沈下により、大陸に残る
僅かな過去の歴史、残滓すらも残さず全てを海の底に沈められてしまったことから
長き文明の停滞を招いてしまったことが原因となってしまっている。

ノーマとスヴェンが古刻語を身につけられたのも、遺跡船に訪れた影響が大きいだろう
ここに残る遺跡の全てはまさに失われた過去の歴史の残滓そのものであり、彼らの研究の
大いなる礎となったことは疑いようも無い。
古刻語には更に上の上代古刻語なるものも存在しているようだが、
これがどういうものであるかは不明となっている
作中の挿入曲は全て上代古刻語で歌われている。


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関連項目



最終更新:2011年09月14日 22:56