天上界の歴史(てんじょうかいのれきし)

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登場作品

イノセンス

天の始まり
原始の巨人が天上界の基盤を生みだした。
  • その頭から神が生まれ、天上界を支える命の起源となった。
  • その体から大地が生まれ、天上界を形作った。
  • その心から創世力が生まれた。
 ゆえに創世力は巨人の意志そのものであり、どんな願いもかなえる力を持つ。

天上界の秩序
天上界が繁栄していくにつれ、天上の維持のための秩序が構築された。
その仕組みは以下の通り。これらは長く神々に支持された。
  1. 罪を犯した神を地上に追放する(→後の人間となった)
  2. 人間が神にささげた祈りが天上を維持するためのエネルギーとなった。
  3. 祈りのエネルギーを得続けるため、天は地上に幾許かの恩恵と力を与える。
  4. また、さらなる力を得るため、人間の魂そのものをエネルギーとして搾取することもあった。

天上の分裂
やがて天上界は思想の違いにより2つの派閥に分かれることとなった。
すなわち、ラティオとセンサスである。
2つの派閥の違いは、特に地上の人間に対する考え方に顕著に表れた。
ラティオは「罪を犯した人間はすでに神ではなく、搾取の対象」と主張。
対してセンサスは「元は同じ神であるのだから、共存できるはずだ」と唱えた。
両者の対立はやがて激化していった。

ラティオとセンサスの戦い
センサスは元来社会的な結びつきが薄く、かつてはラティオの敵ではなかった。
だが形勢は軍神アスラの台頭によって大きく変わる。
彼は多くの賛同者を集め、反対勢力を駆逐し、センサスは天上界を統一することとなる。

天上統一、崩壊
天上界の覇権を握ったセンサスの王、魔王。
彼はかねてからの悲願であった「天地の融合による世界の繁栄」を創世力に願う。
だが、その結果は繁栄ではなく、天上の崩壊であった。
創世力が発動した瞬間、天上界はその大地の多くを失い、ほぼすべての神々が命を落とし、滅びた。
そして、天上が失われた影響は、徐々に地上にも及ぶこととなる。

+ ネタバレ:崩壊の理由
これは魔王(=アスラ)とイナンナの願いが同時にかなえられたためである。
魔王(=アスラ)は「天地の融合」を、イナンナは「融合への拒否」を強く願い、創世力の前で相手を刺した。
この時、創世力の発動条件が満たされてしまい、相反する2つの願いが複雑に絡み合い、天は歪んだ状態で地上と交じり合うことになったのである。


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関連項目

類似項目


最終更新:2017年04月24日 20:23