聖ガドリア王国(せいがどりあおうこく)
登場作品
レジェンディア
クロエの出身国。
武より文が重く用いられる七聖連合の一角に
加盟しながらも、他の6国よりも比較的尚武の気風が強く、
騎士が権力を握り、自国の艦隊までも所有している。
これは地理的に連合勢力の外縁に位置する国家であるため
みずからを連合の盾と自負していることが理由に挙げられる。
騎士は国を護りしもの、国に尽くせしものといった
国家に身を捧げつくした功績によって叙勲されるようだ。
基本的には剣を用いて戦うのが主であるため、剣の腕で身を立てることは
そのまま出世の道にも直結していることから国の若者たちは騎士になるため
日々の練磨を絶やさない。
20年ほど前より幾度となくクルザンド王統国と交戦中であり、
戦力、兵力的に拮抗していることがこれほどの長期に渡って
決着がつかなかった理由でもある。
いつまでも終わらぬ長い戦いに業を煮やしたヴァーツラフは、一気に勝負をつけるべく
かねてより研究を進めていた遺跡船の究極兵器の解明と封印解除に躍起になっており、
彼はついに遺跡船決戦主砲兵器・滄我砲を放つことに成功。聖ガドリア王国は国の象徴でもあった
天を割るほどに高くそびえ立つ空割山を一瞬で消滅させられてしまう。
危うく王都バルトガを壊滅させられそうになった聖ガドリア王国だが、セネルたちの活躍により
ヴァーツラフが倒れ、クルザンド軍を引かせることが出来た功績により一行は勲章を授与される。
だが滄我砲のあまりに強力な力を見せ付けられたガドリアは、その力を放置できぬものとして
遺跡船とシャーリィを手中に収めるべく軍隊を率いて彼女の略奪に乗り出してきた。
彼女は軍に拘束されたのちガドリア軍の法廷に引き出される手はずになってはいるものの
これは表向き上の形だけの裁判であり、煌髪人を人と扱わぬ彼らガドリア騎士団に拉致されれば
ヴァーツラフ軍とさして変わらぬ扱いを受けることは目に見えていた。
シャーリィは自身の周りがそのような人間達ばかりであることに絶望し、
且つ自らの大切なものたちを彼らに奪われた憎しみがメルネス覚醒への引き金の一旦となった。
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関連項目
最終更新:2014年08月20日 18:48