天上文字(てんじょうもじ)


登場作品

イノセンス

かつて天上で扱われていた文字。
人が天から下ろされた直後にはまだ残っていたもので、長い時間をかけて現在使われている文字の形に変化した。
転生者は、天上文字を知らなくても、前世の記憶によって読むことができる。
現存するものはレグヌム鍾乳洞の祭壇、ナーオスの古文書、アシハラ王墓の壁画など。

レグヌム鍾乳洞の祭壇の天上文字
「罪を悔い改め、反省を終えた。だから天に戻してくれ」という内容の経文が刻まれている。
なお、これは教会が今の形式に統合される前の原始的な宗教にみられる特徴のひとつである。

ナーオスの古文書
オズバルドが持ち去った古文書に、天上文字でテノスに創世力の手掛かりがあることが記されていた。

アシハラ王墓の壁画
いくつか残された壁画のうち2か所は画とともに天上文字による解説を確認できる。

その1
「初めは天も地もなく
原初にただ創造神在りけり
永劫の孤独を 疎み
己の体を世界とし 神々を生む
世界と神々 共々に在り
然し 卑しき神に溢れし時来る
卑しき神 神にあらず
人と貶め 天より地に落とす
以後 天 地 隔て 悠久を経る」

その2
「魔王 創世力を高く掲げ、
その力 長き眠りから呼び起こす」
最終更新:2010年08月04日 21:54