情に流されやすい人に、大役は任せられませんから

艦橋突入時、血気に逸るモーゼスに対してジェイが言った台詞
モーゼスはトリプルカイツのメラニィとカッシェルの手によって
故郷から自分を慕ってついてきてくれた子分たちを多数失っており、
敵討ちに燃え、且つこれ以上一人だって死なせてやることは出来ないと言う
親分としての責任感から、この上ない覚悟を固めて決戦に臨んでいた。

だが、どれほど尊い志があろうと、崇高な理念があろうと、戦争の場で
私情で動くものを認められない、と言うことでジェイは山賊たちの参戦を拒否した。
だが、その代わりと言うことでジェイ自身が参戦することになった。
爪術士ではない山賊たちが大挙して艦橋の中に乗り込めば、当然返り討ちに遭ってしまう
しかし頭に血が上った彼らはそれをわかっていても止まらない。
そういう事情からも、気持ちは預かれどもきっぱりと切り捨てられる一言は必要だったのだろう。


最終更新:2010年12月08日 17:01