テイルズ オブ デスティニー

対応機種 発売日 開発 主題歌/歌手
PS 1997年12月23日 日本テレネット 夢であるように/DEEN
PS2 2006年11月30日 テイルズスタジオ
2008年1月31日(DC版) テイルズスタジオ
固有ジャンル:運命のRPG(PS版)/運命という名のRPG(PS2版)/もうひとつの運命という名のRPG
メインキャラクタデザイン:いのまたむつみ
初回予約特典:ドラマチックDVD-オレンジグミ篇-(リメイク版)
  • テイルズオブシリーズの2作め
    • ベスト版も含めるとミリオンに届くほどの売り上げを記録した。
      • 海外で初めて発売された「テイルズオブ」が今作であることも起因しているのだろう。
  • 前作のヒロインが清楚でおしとやかというファンタジーの王道を行くキャラ付けだったのに対して、敢えて強欲でがめついという全く真逆の方向性のキャラ付けで挑んできた。
    • 今にしてよくよく考えると、ルーティフィリアとはミントアーチェの役割を逆にした二人なのかもしれない。
    • 王道的な中世ファンタジーだった前作とは対照的な作品として作られており、コンセプトも「サイエンスファンタジー」である。
  • PS版では地球(じゃないけど)は丸かった!フィールドマップはポリゴンを湾曲させて表現。円弧で表現される水平線、空高くそびえる塔などを描写する「グローバルスフィアマップ」を搭載。
  • キャラクターの設定(特にリオン)やテキスト具合が従来のテイルズと比べてかなり暗く重めであり、中には暴力的・女性差別的なテキストも存在する。
    • まだ規制が緩かった時代でもあり、今このゲームをプレイすると、時代の変化を感じざるを得ない。
      • しかし、「これがTOD」という意見もあり、ゲームアーカイブス化(もとい原作を忘れられたくない)を望む声も多い。
  • PS版では基本的にスタンしか操作できない。
    • リオンやルーティ、ウッドロウを操作したければチャネリングを装備させた上で、マルチタップとコントローラをさらに3台用意する必要があった。
    • また、スタンを控えキャラにすることもできない。
  • テイルズキャラ人気の火付けはこの時代から既に始まっており、中でもリオンの人気は当時から郡を抜いていた。
    • そのためか9年の時を経たリメイク作では主にリオンを際立たせる描写が目立ち、ついにはリオン単独でディレクターズカット版まで発売する事態になった。
      • たった一人のキャラのためにここまでやったのはテイルズ史上でも類を見ない例である。
        • 「失礼いたいします」などの誤字脱字、リオン以外に味方キャラで技追加はチェルシーだけであとは性能変更・修正に留まっているにもかかわらずバルバトスには術技の大量追加、リオンサイドは大部分スタンサイドと被るなど、完全版としては追加要素が少ない気もする。
          • この先のPS3or4、vitaにて移植・ないしは3D化リメイクも考えられると思うが。その場合は他作品の例に漏れず、コスチェンジ追加、闘技場歴代キャラ登場はあり得るだろう。
            • 幸か不幸か、パチスロでは3Dモデルも新規に作られ、エクシリア2ではスタンとルーティだけとはいえモーションも作られたので、再リメイクも近いかもしれない?
      • リメイクの際にはねこにんやミミー、マウスチューマウスなど後発作品のネタも多様に取り込まれた。
        • 特にD2は全パーティキャラのネタをいれるほどの力の入れよう。
          • 全く関係ないはずのマリーダリスのサブイベントでカイルの人形が登場したり、マリアンがリオンに渡すのが「仮面のようなもの」だったり…
        • モンスターもD2やRから多数取り入れられている。
        • ねこにんはマンガ版では毛皮を着た人間ということになっており、マリーのために、スタンやルーティ、フィリア、そしてなんとリオンまでもがねこにんの姿になった。
    • リメイクに際して大幅な設定変更や上記の暴力的なテキスト削除・大幅な改変が行われた…しかしそのせいもあって、昔を懐かしむファンの間では改変部分のあまりの多さを叩かれたものであった。
      • しかし爽快感のある戦闘システムは高評価されている傾向にある。
      • 大幅なストーリー変更が昔を懐かしむファンには不評ではあるが、スタンとディムロスの一騎打ちなど評価されているシナリオもある。
  • PS版では隠しダンジョンに往年の名作『ドルアーガの塔』が再現されている。
    • リメイクのあかつきにはハイパーアーマーといった最強防具や剣士ギル・巫女カイのコスなんてあるかも知れん。
  • どうでもいいが、「テイルズオブディステニー」「テイルズオブディスティニー」と誤記されることがある。
    • 恐らく e をわざわざ「イ」と読もうとするかっこつけしぃから生まれてしまった誤記だろう。
    • サインでもジョニー役の山寺宏一さんが「ディスティニー」と書いてしまったり。
      • ちなみに英語として一番近い発音は表題通り「デスティニー」。de- の接頭辞とは関係がない。
  • 一説にはTOD2の歴史改変を元に戻した影響で誕生したのがTODリメイクとされているが、あくまで推論。
    • リオンの二刀流など、TOD2の設定が逆輸入されたことから出た説。
      • はたまたTOX2で言う「分史世界」と言う説も。
  • 「テイルズオブデスティニーK」という名で、パチスロ化計画が進んでいるらしい。...何故?
    • なんとアニメムービーには新規カットも追加。妙な奮発ぶりである。
      • ちなみに担当はまさかの Production I.G. 。絵柄こそ違うが、PS版当時のファンを呼び込む意図なのだろうか。基盤はリメイク版のようだが...
      • ボイスもリメイク版からの流用が主だが、スタンに関してはパチスロ用に新たに収録されたものもある。
    • 筺体にはディムロスやレンズ、果てはエンカウントなど様々なデスティニー要素が取り付けられている...
      • スロット中はモンスターやブラストキャリバーなども登場する。ミクトランやバルバトスもいるようだ。
  • ちなみにキャッチコピーの一つには「運命という名のパチスロ」なんてものも。固有ジャンルのパクリェ...
    • DEENは新曲「Future」を今回のテーマソングとして書き下ろしている。スマホ3作よりも豪華なような...
      • こういうことやれるんならvitaでデスティニーRを作れよと言う声もあり。
  • 公式サイトであるテイルズチャンネル+においてパートナー選択の枠がなぜか8人しかない。ちなみにリメDのPTキャラは10人。
    • リリスは流石にないであろうためルーティ、ウッドロウ、マリー、ジョニーのうち誰か一人は省かれてしまった事になる。
    • 仮にリリスが混ざっていたら主要キャラから二人省かれてしまった事になってしまうのだが…。
      • 後に更新され、リリス以外の9人がパートナーにできるようになった。こうなると逆にリリスがいないのが気になる…。

+ 歌で辿るPS版デスティニー
ちょっと熱すぎるかもよ? T-O-D!
罠にひっかかるかもよ? T-O-D!
「えい」で開けちゃうかもよ? T-O-D!
船はシューティングかもよ? T-O-D!
海で呼ばれてるかもよ? T-O-D!
天も飛び越えるかもよ? T-O-D!
スタン叫びすぎかもよ? T-O-D!
コング、スネてるかもよ? T-O-D!

スタンすやすや宿で睡眠、
想像以上に朝弱い
剣も話せる時代ですよ、
普通じゃ考えらんないね
レンズ集めはただの趣味です、
ガルド交換は必須だわ
竜に入って許されてたよ、
今じゃ拷問沙汰だもん
も~、ちょっとルーティさ~ん?
も~、コンボが途切れたじゃん!
も~、今ので勝てたのに!
ガルドを探すのやめて~!

ちょっと熱すぎるかもよ? T-O-D!
ガルドもらえないかもよ? T-O-D!
ボブが怒っちゃうかもよ? T-O-D!
フード食べちゃうかもよ? T-O-D!
技は人名かもよ? T-O-D!
剣を投げちゃうかもよ? T-O-D!
ガルド余っちゃうかもよ? T-O-D!
爺はホヒホヒかもよ? T-O-D!

空でフワフワ竜に乗って、
真上の民に思いはせて
海じゃ優雅に船を襲い、海賊撃破は新記録
かけっこレースもただの趣味です、
一位が拾えりゃ大吉
日光浴が好きだった、
今じゃどこでもここでも真っ暗だ
も~、ちょっとリリスさ~ん?
も~、おへそを曲げないで!
も~、城に呼ばれたのに~!
すぐに帰るから許して~?

敵を倒してサーチガルド、
なんかちょっと愉快
ディムロス放置サーチ失敗、
これはかなり愉快!

+ PS版デスティニーED(ネタバレ注意!)
かつてこの地に星が降った……

その星の衝突を発端とした
天地戦争から時を隔てること
   幾星霜の後……

 人類は再び、戦乱を起こし
自らを滅びの道へと誘おうとした

暗黒の世界と化した地上で
人々は己の存在意義を問う……

そして最後の希望の光は
奇跡へとその姿を変え……

自らの半身たる暗黒の化身から
 光ある世界を取り戻した……

  だが、この世界を救った
意志を持った剣の存在を知る者は
   あまりにも少ない……

ならば私は語り続けよう……

運命の輪が再び回りはじめる
    その時まで……


最終更新:2019年04月02日 16:10