彼女が
王の盾を使って世界各地の美しいヒューマの女性をさらっていたのは
自分が好きな相手である
ミルハウストがヒューマであり、
「彼が想いに応えてくれないのは自分がガジュマだから…」と勘違いし、
月の
フォルスの力で魂を入れ替えるための相性の良く、かつ彼に好かれるような美しい女性を探すためであった。
実際にはミルハウストの言った「あなたと私は違う」という言葉の真意は「身分の差」であったのだが、
乳母であり側近の
ジルバの罠もあり「種族の差」であると勘違いしてしまった。
ゴルドバの日の聖なる儀式は成功し、
クレアと女王の魂を入れ替えヒューマの身体を手に入れることには成功したのだが、そこに彼女の望んでいた結果は無かった。
そしてそこで初めて自分がジルバに騙されていたことを知り、深く反省したアガーテは
ヒューマとガジュマの争いを止めるべく奔走し、女王としての自覚をようやく持つようになる。
最後には
ユリスを消滅させるために月のフォルスを使い、全ての力を使い果たしたために命を落とした。