預言(スコア)

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登場作品

アビス

ユリア・ジュエの詠んだ未来の予言。
その未来の予言は山ほどの大きさの譜石になるほど詠まれ、七つ目の譜石(第七譜石)には星の末路が詠まれていると言われている。
星の記憶そのものとされ、人の道筋、ひいては星の行く末までがこれに詠まれている。
詠む為には第七音素を扱えることが条件である。
約2000年前、ユリアが詠んだ預言は、譜石となって空に浮かんでいる。
星の行く末が書かれた譜石、それに書かれた預言は「惑星預言(プラネットスコア)」と呼ばれる。
作中では既にある譜石から預言を読み取るものと、新たに星の記憶から読み取る預言の二種類がある。
ローレライ教団の改革派(導師派)は「預言は人がより良く生きる為の道具に過ぎない(悪い預言はそうならないための警告)」と考えており、保守派(大詠師派)は「遵守するべきもの(従えば未曽有の繁栄が訪れる)」と考えている。

+ ネタバレ
ルークたちは「未来の可能性のひとつ」と考えているが、ヴァンや六神将は預言を「絶対に外れることのないもの」と考えている。
ヴァンの言う「外れることがない預言」とは、すべての預言の根源たる星の記憶のみを指す(なぜ外れることがないと言えるかと言えば、起きた結果を受けて、預言の内容そのものが刻一刻と変化するため)。
結局の所、事態が起きた後に見れば、すべての預言の原文は正しいものに修正されているために「預言は絶対に正しい」とされているようだ。
そのため、星の記憶そのものとされるローレライを消滅させることをヴァンたちは目的としていた。

作中では人々はユリアの預言に詠まれた「未曾有の大繁栄」を信じ「預言通りになるように」二国間で色々な策略が巡らされることになるが、実際は一時の繁栄は星の消滅へと繋がっていくことが後半に明らかにされる。

預言の是非については、「星の消滅」は逃れられない運命であるが、その消滅までの道筋は多岐に渡る
(ユリアの詠んだ預言通りになるようにすればユリアの詠んだ通りの道筋で消滅まで歩むだけ)。
つまり「未来の可能性のひとつ」でいいようだ。

+ 作中の預言
ND2000
ローレライの力を継ぐもの、キムラスカに誕生す
其は王族に連なる赤い髪の男児なり
名を聖なる焔の光と称す
彼はキムラスカ・ランバルディアを新たな繁栄に導くであろう

ND2002
栄光を掴む者、自らの生まれた島を滅ぼす
名をホドと称す
この後季節が一巡りするまで
キムラスカとマルクトの間に戦乱が続くであろう

ND2018
ローレライの力を継ぐ若者
人々を引き連れ鉱山の街へと向かう
そこで若者は力を災いとし
キムラスカの武器となって街とともに消滅す
しかる後にルグニカの大地は戦乱に包まれ
マルクトは領土を失うだろう
結果キムラスカ・ランバルディアは栄え
それが未曾有の繁栄の第一歩となる

(以下は「惑星預言」と呼ばれる)
やがてそれが
オールドラントの死滅を招くことになる

ND2019
キムラスカ・ランバルディアの陣営は
ルグニカ平野を北上するだろう
軍は近隣の村を蹂躙し要塞の都市を進む
やがて半月を要してこれを陥落したキムラスカ軍は
玉座を最後の皇帝の血で汚し
高々と勝利の雄叫びをあげるだろう

(以下は「消滅預言」と呼ばれる)
ND2020
要塞の町はうずたかく死体が積まれ
死臭と疫病に包まれる
ここで発生する病は新たな毒を生み
人々はことごとく死に至るだろう
これこそがマルクトの最後なり
以後数十年に渡り
栄光に包まれるキムラスカであるが
マルクトの病は勢いを増し
やがて、一人の男によって
国内に持ち込まれるであろう

かくしてオールドラントは
障気によって破壊され
塵と化すであろう
これがオールドラントの最期である



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関連項目

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最終更新:2018年02月19日 07:19