キャラクター：パティ・フルール

「明日は明日の風が吹く、なるようになれ、なのじゃ」
年齢：14歳（外見年齢）　性別：女性
身長：132㎝　体重：??kg
声優：斎藤千和
職業：冒険家
おでんをくわえた自称、冒険家の女の子。
悪名高い伝説の海賊アイフリードの財宝とロマンを求めて、陸といわず海といわず、たったひとりで世界中を駆け巡る。
若い年齢に輪をかけて幼い外見ながら、どこまで本当に分かっていてやっているのか定かでない言動で、大の大人も煙に巻く。
口調はなぜか老人のそれで、なにかを表現する時にはしばしば海の幸に例えて話す。
おでんに始まり爆弾や銃に至るまで、その懐から次々取り出す品々を使った戦法は予測不能で、
本人の予定通りなのかどうかも疑わしいほど。
とはいえナイフさばきと銃の腕前はなかなかのもので、魔物相手でも物怖じしない。
面食いらしく、ユーリがお気に入り。

ネタバレ

実は過去の記憶を一切失っており、かすかに残っているのは優しい眼差しで自分を見つめる海賊風の男の顔のみ。パティは自分を灯台守の夫婦に預けたその男こそが大海賊アイフリードであり、自分の祖父であると思い、彼に会って記憶を取り戻す為にアイフリードの秘宝「麗しの星（マリス・ステラ）」を探す旅に出る。

しかし世間ではアイフリードの名は、「ブラックホープ号事件」という悲劇を引き起こした首謀者とされ、ギルドの信用を地に貶めた大罪人として禁忌とされていた為、アイフリードの孫を自称するパティは迫害を受ける。それでも「祖父に会えば全てが分かる」と信じる彼女はへこたれず、ひたすらに麗しの星を探す旅を続けた。

レナンスラ岩虚でブラックホープ号事件の犠牲者の墓と、その墓を作ったと思しき人物の帽子を見付けた時に記憶が蘇るが、その内容は自分こそがアイフリードであり、記憶の中の男は自身が率いていたギルド、「海精（セイレーン）の牙」のNo.2・サイファーだというものだった。
世間的にはアイフリードが壮年の男性だと思われていたが、それは表舞台の交渉の一切をサイファーが請け負い、アイフリードが直接交渉したことがあるのはドン・ホワイトホースぐらいしかいなかったためである。
そもそもブラックホープ号事件の真相は、人工的に満月の子を作り出そうとしたアレクセイが、予め選んだ人々を巧みに誘い出し実験を行い、結果的に死なせるか、または魔物と化させてしまい、その罪を乗船客の護衛と称して雇ったアイフリードになすりつけたものだった。客と同じく魔物と化した仲間に重傷を負わされたアイフリードを見たサイファーは、やむなく客と仲間を全滅させ、アイフリードの命を救うべく彼女に不老長寿の霊薬「アムリタ」を飲ませる。一命を取り留める事には成功したが、それと同時に子供の姿まで若返り、記憶も失ってしまった。

記憶を取り戻した後に、自らも魔物と化し幽霊船アーセルム号に取り込まれたサイファーと再会。彼を楽にしてやるべくサイファーと戦って勝利し、トドメを刺した。

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