この身に刻まれた記憶は、消すことなどできないのか・・・

キャラクタークエスト・クロエ編におけるクロエの台詞
5年も昔から一日たりとも忘れることなく延々と仇と狙っていた男を
ようやく見つけたことによる自分自身の内的葛藤から生じた台詞となる。
過去の妄執に取り憑かれ、ただあの男を殺すことのみを考えて剣を振り続けてきたが
遺跡船にやってきて、初めて信じられる仲間と気の許せる友達と想いを寄せる相棒を得て
少しずつ、ほんの少しずつではあるがあの過去の記憶を思い出さなくなっていった。
しかし恨み重なる怨敵と再会してしまったことにより、再び身を焦がすほどの憎悪が心を焼く。

決して忘れるまいと堅く誓ったはずなのに、むしろ思い出したことを後悔しているかのような
自分の中の弱い部分に喝を入れ、再び原点に立ち返ろうと悲壮な決意を決める場面でもある。


最終更新:2011年10月07日 20:15