神子(みこ)

+ 目次

登場作品

シンフォニア

滅亡に向かう世界を救うといわれているマナの血族として、神託を受けて世界再生の旅に出ることになる少女の事。
マナの血族の証である「クルシスの輝石」という宝玉を着けている。
自然災害等による全滅を防ぐため、親族は本家から離れた場所に住む事を定められており、本家が全滅した場合は、血筋が近い親族が次の本家になる。

+ ネタバレ
「マーテルの遺伝情報(固有マナ)に近い者」をクルシスが見いだし、神託の名のもとに「マナの血族(一族)」として定義した一族の婚姻関係を管理し、よりマーテルに近い遺伝子を持つ子が生まれるのを待ち続けていた。
こうして生まれ続けるマナの血族の中で、特にマーテルに固有マナが近いと認定されたものが「マーテルの器」、すなわち神子である。
「マーテルの子孫ではないが、限りなくマーテルに近い遺伝子を持つ」と考えるとわかりやすいかもしれない。
歴代の神子の中でもコレットは特にマーテルに近い遺伝子を持っているとされている。
繁栄世界(テセアラ)と衰退世界(シルヴァラント)では、それぞれ神子の役割が異なっている。
コレットに代表される衰退世界の神子は、神託とともに現れた救いの塔の封印を解いていく過程で徐々にクルシスの輝石と同化、天使へと変質していき、最終的にはマーテルの器として役割を果たすことになる。
一方の繁栄世界の神子、ゼロスらの役割はマーテルの器としての純度を保つ事。来るべき世界再生の旅に備えて、遺伝子情報の近い者(マナの血族)同士で婚姻を結びより純度の高い器を求めるのである。
衰退世界の神子は16歳になるとマーテルの器として世界再生の旅へ出されるが、繁栄世界の神子は基本的に男の神子であり、単なる血筋継承(選ばれた相手と結婚させられ、子を為す)の役割を負わされている。
仮に世界再生の旅が成功しても繁栄と衰退を入れ替えるだけで、女の神子の場合はさらにマーテルの器として試され失敗したら不適合品として棺に入れられる。
こういった事情から、クルシスにより、繁栄世界の神子は、血筋を残しやすい男、衰退世界の神子は再生の旅に備えるために女が生まれるよう調整されている。
シンフォニアの世界ではこのおぞましい歴史を4000年間繰り返していた。
過去に再生の旅を完遂させた神子はいたものの、器となる際、マーテルのマナとの不適合が原因で全員死亡、生き延びたコレットは最初で最後の、「真の世界再生の神子」となった。

TOSラタトスクの騎士

数年後に神子制度の廃止が予定されているため、コレットとゼロスは最後の神子である。
テセアラ王やテセアラの神子ゼロスは腐敗したマーテル教の権限を弱めようとしているが、まだ改善には至っていない。
ヴァンガードら、マーテル教会や現体制に反発する人々からは、憎悪の対象として狙われている。

アスタリア

南方に位置する宗教国家シルヴァラントにおいて、神の声を聞く事ができる者として人々に尊ばれている存在。地位は王と同格で、王が政務を行えない時は政務を代行する事もある。
星のカケラが祀られている遺跡の封印を解く力を持っている。作中ではコレットとゼロスが該当。
神の声を聞くのみならず、神に語りかける事で「天啓の石碑」に記された天啓の内容を読み解く事の出来る、希少な存在。
歴代の神子には天晶石が代々受け継がれており、天啓の石碑が出現した際は天晶石に語り掛ける事で石碑の在処を知る事が出来る。


クレストリア

大樹を調律ができる存在。コレットは世界でたった一人の調律が行える神子とされる。

レイズ

+ ネタバレ
イベント「彷徨える大樹の精霊」で、クルシスに利用されて命を落とした歴代の神子達の魂が具現化されていた事が判明。
アスガルド帝国による精霊マーテルの具現化失敗の際に具現化され、その後しばらくはテセアラ領の世界樹に宿っていた。
しかし、ラザリス具現化に伴うレイヤード処理等によって大樹の性質が変化し、徐々に彼女達の居場所が失われたところに、帝国による再度の精霊マーテルの具現化において「大樹カーラーンの精霊はマーテルのみ」と定義された事で、本来の大樹カーラーンの精霊であるラタトスクと共に大樹から弾き出されてしまう。
精霊であるラタトスクは大樹との縁を結び直す事で切れた繋がりを戻せたが、精霊でない魂にすぎない彼女達にはそれができず、ただ消滅する又は帝国に捕まるまでの時間を彷徨い続けるしかなかった。
だが、寸でのところで、精霊マーテルの具現化の際に付近にいた事で偶然具現化されたユアンと出会う。彼を利用して、彼の恋人のマーテルを「大いなる器」として融合し、精霊マーテルとなろうとするが、過ちを認め成長したミトスら古代英雄によって阻止された。
その後、彼女達の魂は姿を消したアセリア領の世界樹の精霊マーテルが現れるまでの間、マーテルの中で眠りにつく事になった。


関連リンク

関連項目

類似項目


最終更新:2023年10月07日 18:38