源霊匣(オリジン)

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登場作品

エクシリア

リーゼ・マクシア人が増霊極を使って精霊の化石にマナを注ぎ込むとできる、
精霊の力を行使できる黒匣。
これを使うと従来の黒匣のように既存の精霊を殺さずに、算譜法を行使できるようになる。
アルクノアが研究しており、ジランドは新兵器としてセルシウスを使役していた。
しかし、大精霊クラスの源霊匣はあまりに強大すぎて使役することが難しく、使いすぎると命に関わる。

+ ネタバレ
精霊を殺さないで算譜法を発動できるので、ジランドはこれと異界炉計画により精霊が死んでいき滅亡の危機に瀕しているエレンピオスのエネルギー問題を解決して英雄になろうとした。
黒匣に装填された精霊の化石に増霊極でマナを注ぐ事でできる装置。
使用時には黒匣と同様に霊力野を介さずに算譜法を行使できるのに精霊を殺さないのは
化石内部に溜められたマナをエナルギー源にしてるため。
そのマナを源霊匣として具現化し、源霊匣が術を行使するという仕組みになっている。
ジュード達は源霊匣の可能性を信じ、断界殻を解くことでリーゼ・マクシアの持つマナをエレンピオスに分け与え、源霊匣の研究を進めてエレンピオスを救うようガイアスを説得した。
黒匣よりも精度の高い算譜法を使うことができるのだが、現在、問題点として
  • 新しい技術のため、扱いが難しく不安定なものである
  • 増霊極の過度の使用は使用者の命を削る危険性があるため更なる研究が必要
  • リーゼ・マクシア人とエレンピオス人の協力が必要不可欠
ということでジュードはエンディングで研究者になり源霊匣の研究をすることになった。
余談ではあるが、源霊匣の命名者はこの技術を生み出したジランド本人で
エレンピオスの伝承にある最上位の精霊「精霊王オリジン」という崇高な存在になぞらえて命名された。

エクシリア2

黒匣にリーゼ・マクシアの技術を加えて開発された、次世代のシステム。
黒匣とは異なり、精霊を殺さずに術を発動させることができるが、未だ実用化には至っていない。

+ ネタバレ
源霊匣の失敗の理由として分史世界が存在するために魂の総量は変わらないものの
魂が色んな世界に分散したためだとビズリーが言っていたため、
疑いつつもジュードはその案の可能性を信じてルドガーの分史世界破壊に協力する。
ヴィクトル分史ではクランスピア社が独占契約・普及したため世界的に源霊匣が普及しているが、
開発者であるジュードはウプサーラ湖連続殺人事件でヴィクトルにより殺害されている。
ジュードのキャラクターエピソードではバランと共にジランドの研究していた源霊匣を引き継ぎ、
試作型の源霊匣を完成させるがセルシウスにより「源霊匣を使う人間に精霊の化石から復元した精霊を
精霊本人の意思を無視して強引に使役する強制的な使役関係」を生じさせるものであったと判明する。
そのことがセルシウスを傷つけ、怒らせてしまう。
そのため源霊匣の臨床試験を一時的にやめることになった。
セルシウスのハオ博士との体験談を聞くことにより、
「精霊と意思の疎通が取れれば源霊匣は実用化出来る」という結論に至る。
ビズリーはオリジンの審判を超えた暁には、すべての精霊から意思を奪い去り人間の道具にすることで
精霊と意思の疎通を取る手間を省き、源霊匣を普及させようと考えていた。
エクストラエピソードではジュードは意思の疎通を取る理論に基づいて
源霊匣を用いて先代マクスウェルを使役することに成功した。
前作で無理だと思っていた大精霊クラスの源霊匣の開発に成功したりと着実に問題点の解決をしているが
増霊極の副作用については触れられていない。
エルエンディングではジュードが学会でも最高権威であるハオ賞を受賞しているため、
最終的に開発に成功したと思われる。



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関連項目

類似項目

最終更新:2015年07月03日 10:42