2000年前に
マクスウェルの施した
精霊術。
黒匣による精霊の死とそれに伴う世界の滅亡を防ぐため、リーゼ・マクシアをエレンピオスから隔離している。
20年前に
エレンピオス人が資源(マナ)確保のためにリーゼ・マクシア侵攻を行おうとして
精霊術打ち消し装置(本編に出てくるクルスニクの槍の元になったもの)で一時的に破壊された。
その攻撃で一時的に開いた穴から津波とともに旅船ジルニトラ(後のアルクノア)が流れ着きやってきた。
その断界殻破壊によるアルクノアの登場に対しマクスウェルはアルクノアの殲滅のためにミュゼを生み出した。
断界殻の消滅は、術者のマクスウェルの死によって起こるものであるためアルクノアは執拗にマクスウェルの命を狙っていた。
マクスウェルの追跡を逃れ身を隠しつつ命を狙ってくるアルクノアをおびき寄せるためにマクスウェルはミラを「偽のマクスウェル」として生み出した。
術自体にも膨大なマナが使用されており、リーゼ・マクシアの上空にあるため精霊術の影響が一か所に溜まり、極端な霊勢変化を引き起こす要因となっている。
そのため、夜域などの霊勢の偏りが起きている。さらに精霊術が作用し霊勢の偏りを促してしまっている。
断界殻がずっと解放されなかった場合、ずっと朝の区域やずっと夜の区域ができる危険性が高かった。
さらに霊勢の偏りに影響されて魔物が暴走するようになっていた(本来地場では出てこないラコルムの主が暴れていたのもそのため)。
エンディングにてミラに次代のマクスウェルの役目を受け継いだ後、
マクスウェルが消滅したことにより断界殻は解放された。
その結果、両世界が統合されただけでなく膨大なマナが開放されたため
エレンピオス側にもマナが一時的に満たされ、滅亡の危機から暫定的に逃れている。