ジルニトラでのミュゼの術により絶体絶命の危機に陥ったジュード達を救うため、
単身
クルスニクの槍に自分の
マナを捧げ術を無効化することに成功したものの、
自身の体内マナを枯渇させて死んでしまったミラ。
それによりマクスウェルが消滅し、
断界殻は解放されてアルヴィンは故郷
エレンピオスに帰れる…はずだった。
しかし断界殻は解けることはなかった。ミラは無駄死にだったと、ラコルム海停で言ったアルヴィンの絶望の台詞。
全文では「いつまで経っても空は赤いままだ……エレンピオスも見えない…」と言っている。
これは断界殻が解けていないためにラコルム地方の夕焼け空の
霊勢が維持されていることを指している。
つまり断界殻が解けていれば普通に夜が訪れるし、遠くにエレンピオスも見える可能性があるが、
霊勢が維持されているのでいつまでも夕焼け空であるし
断界殻によって空間が遮られているためエレンピオスはどうあっても見えない。