オリジンの審判を超えるためにカナンの地へ目指すクランスピア社が求めている。
クロノスは分史世界に侵入して道標を探してるクランスピア社のエージェントを「道標の探索者」と呼んでいる。
「マクスウェルの次元刀」「ロンダウの虚塵」「海瀑幻魔の眼」「箱舟守護者の心臓」「最強の骸殻能力者」から為る「真なるカナンの道標」が必要。
クランスピア社は異界炉計画を推進し正史世界から手に入れることを考えたのだが、
断界殻が開放された正史世界ではカナンの道標は「最強の骸殻能力者」を除いてすでに失われていることが
判明したため、リーゼ・マクシアとの融和派へと転向した。
マクスウェルの次元刀は前作でのジュード達とガイアス・ミュゼの死闘の後に折れてしまい、
ロンダウの虚塵は脳に増霊極として埋め込んでいたウィンガル死亡後に世精ノ途が消滅したことにより消失。
海瀑幻魔は正史世界では絶滅し、箱舟守護者の心臓も数年前のトールの箱舟の崩壊によって失われた。
「最強の骸殻能力者」以外は正史世界から失われているため、道標保持者は必然的に「正史世界と最も異なるもの」＝時歪の因子となる。
ビズリーは自身が「最強の骸殻能力者」として道標になることなくオリジンの審判に挑み、クロノスを打ち破ろうと考えていた。
そのため「最強の骸殻能力者」を含む道標を分史世界で入手することをクランスピア社は考えたのだが、
分史世界からは無を司る最強の大精霊オリジンの力を持つ「クルスニクの鍵」しか持ち帰れない上に
正史世界では22年前にビズリーとクロノスが戦った際にクルスニクの鍵（コーネリア）は失われてしまっていた。
そのためビズリーは分史世界からやって来たエルの「クルスニクの鍵」としての力に目をつけた。
また、ハーフ以上の骸殻能力者でないとカナンの道標があるかもしれない深度の分史世界に侵入できないため、ルドガーの骸殻の覚醒を促そうとユリウスの指名手配及びルドガーの手配や多額の負債を負わせるなどの工作を行った。
