ディザイアン最高幹部「五聖刃」の一人。
作中で
ロイドが初めて出会う五聖刃でもある。
理性的で冷静沈着な人物だが、人間を憎悪し「劣悪種」と呼んで憚らないハーフエルフ至上主義者。
騎士道精神の持ち主で、かつてテセアラで起きたハーフエルフ虐殺事件の際には自ら首謀者を皆殺しにしたとされる。
この事件で多くの同胞を助けた事で「ディザイアンの英雄」と呼ばれ、仲間や部下からは慕われていた。
また牧場に潜入していた
レネゲードを全て見破り処刑するなど、洞察力にも優れる様子。
一方、
魔導砲に必要な魔導炉がイセリア牧場にあることから、彼も
ロディルに利用されていたと考えられる。
戦闘では人工生命体
ウィンドコアを引き連れ、風属性の魔術や戦闘用に改造された左腕の義手を用いて戦う。
シルヴァラント編ではロイドと
ジーニアスが
マーブルを救おうと自身の牧場へ侵入した事がきっかけで登場。
それを口実に不可侵条約を結んでいたイセリアへと侵攻した。
またロイドらへの「罰」としてマーブルのエクスフィアを暴走させ、
エクスフィギュアと化したをロイド達へけしかけた。
しかし、自我を取り戻したマーブルの自爆によって重傷を負い、ロイド達を取り逃がした(漫画では爆死)。
その後テセアラ編にて8精霊全てと契約し、大樹が暴走した際に再登場。
大樹を魔導砲で鎮静するため、魔導炉を操作すべくイセリア牧場に侵入したロイドと再び相まみえる。
戦闘に敗北し高所から落下したものの、生存しておりロイド達を追撃。
最後の足掻きでショコラを攻撃するも、割って入った
コレットに命中し、それに激高したロイドによって討たれた。
最期まで
ユグドラシルの「ハーフエルフ千年王国」の実現を信じていたが、
クラトスに「ユグドラシルが捨て駒のディザイアンなど救うものか」と言われた際には動揺していた。
PS2版では禁書の記憶にて1000年前の彼が
プロネーマ、
マグニスと共に登場。
ユグドラシルに禁書の再封印を命じられており、当時からの忠臣だったようだ。
最も功を挙げた者が五聖刃の長の座を与えられることになっていたようだが、長の座はプロネーマが手に入れたようだ。