血の粛清(ちのしゅくせい)

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登場作品

TOSラタトスクの騎士

パルマコスタにて、世界再生の英雄ロイド・アーヴィングを主犯としてマーテル教会が引き起こした虐殺事件。
表向きは世界再生の英雄ロイドを首謀者としたマーテル教会が「神子への反逆罪」の名目により、
パルマコスタで集会を開いていたヴァンガードを武力制圧した事件とされている。

+ ネタバレ
謎の粛清の実態はシルヴァラント解放を謳う武装組織「ヴァンガード」が画した意図的な虐殺。
事件の主犯の正体もロイドではなく、同組織の工作班のリーダーであるデクスであった。
マーテル教会の名を騙って街を襲うことで盛名を貶め、当時蛮族と恐れられていた
ヴァンガードの存在を正当化させることを目的としていた。

計画は成功に終わり、英雄ロイドへの不信感を民衆に募らせることにも大きく貢献するが、
町の混乱に乗じて組織の総帥ブルートの娘、マルタラタトスク・コアを盗み出していた。
この時マルタはセンチュリオンテネブラエに唆されており、ヴァンガード工作員らが
作戦と並行して追い詰めるも本物のロイドにより(ロイド本人は助けただけのため、偶然)妨害されてしまう。
結果ラタトスクは「エミル・キャスタニエ」として目覚めることになり(姿は脳裏にあったアステル)、
今作の物語が始まることになる。
この事件で本物のエミルとその両親はデクスによって殺されている。

なおマルタがエミルに惚れた理由として「血の粛清の時に助けられた」というような節のことを述べているが、
前述の通り助けたのはロイドで、マルタが気絶から目覚めた際に居た「エミル」が弁解しなかったために起きた誤解である。

なお、『恩讐のリヒター』によるとこの作戦はブルート総帥考案の極秘のものであり、一部のヴァンガード構成員も粛清の被害に遭っている。
また、そもそもブルート総帥がこのような凶悪な提案をしたのは、
ソルムのコアの影響を受けていたからだけではなくリヒターが契約した魔族も加担していたからであり、この事件がリヒターの目的に魔族の封印も加えることになったようだ。
  • 一応ゲームでもマーテル教会聖堂のイベントで「ラタトスクが一部のセンチュリオンを失って力が半減しているところにヴァンガードが魔族の好む負の波動や血の臭いをまき散らしたことにより扉が緩んでしまった」という説明がある。



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関連項目

類似項目


最終更新:2024年01月28日 21:59